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ASUS ROG Strix XG32UQを徹底レビュー!4Kゲーミングモニターの実力とは

8 min
ASUS ROG Strix XG32UQ

ASUSから2022年12月に発売された新作ゲーミングモニター、ROG Strix XG32UQ。

最大解像度は4K(3840×2160)で、最大160Hz対応という非常にスペックが高いゲーミングモニターです。グラフィック重視のゲームや、映画の映像を高クオリティで楽しめるのが売りとなっています。

ただ、スペックが高いだけあり値段もそれなりに高いです。12万円程度するので、評判を知らずに購入に踏み切るのは、難しい価格だと言えます。

そこで今回は、ASUS ROG Strix XG32UQのスペックやデザイン、使用感など良いところと注意点などについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

ROG Strix XG32UQのスペックなどの基本情報

ROG Strix XG32UQは、基本スペックが高いうえにゲーム性能が高いのが特徴です。ゲーム向けの機能も、多数搭載されています。まずは、そんなROG Strix XG32UQのスペックと同梱物、デザイン、スタンドの機能について紹介しましょう。

スペック

  • パネル:32型ワイド IPS ノングレアパネル
  • バックライト:LED
  • 最大解像度:4K(3840×2160)
  • 画素ピッチ:0.1845mm
  • 視野角:水平178度/垂直178度
  • 最大輝度:450md/㎡(typ)600xd/㎡(HDR on)
  • コントラスト比:1000:1(typ)1,000,000:1(HDR on)
  • 応答速度:1ms(GTG)
  • 最大表示色:約10億7370万色
  • 広色域対応:DCI-P3:96%/sRGB130%
  • HDR:DisplayHDR 600 Certifield
  • フリッカーフリー、ASCRテクノロジー、Trace Freeテクノロジー、VividPixelテクノロジー、GamePlus機能、GameVisual機能、ブルーライトフィルター搭載
  • HDCP搭載
  • Picture in Picture搭載
  • NVIDIA G-SYNC
  • AMD FreeSync/Adaptive-Sync:FreeSync Premium Pro
  • Extreme Low Motion Blur技術搭載
  • チルト:上20度~下5度、スイベル:左右20度、高さ調節:0~80mm
  • VESA規格:100mm×100mm
  • サイズ・重量:728.18 x (539.87~459.87) × 279.93 mm、8.9㎏
  • 入力端子:DisplayPort1.4DSC×1、HDMI(v2.1)×2
  • USB HUB:2x USB 3.2 Gen 1 Type-A
  • オーディオ:3.5mmステレオミニジャック
  • 購入日より3年間の保証

上記が、ROG Strix XG32UQのスペックです。パッと見るだけでも、機能が非常に豊富なのがよくわかります。

パネルはIPSを採用しており、サイズは32型のワイドと非常に大きいです。最大解像度が4Kですが、このくらいのサイズなら4Kで使っても表示が小さくなることはありません。

IPSパネルということで視野角が広いのも、特徴的です。

応答速度は1msで、最大リフレッシュレートは160Hzとなっています。スペックのどこを切り取っても、性能が高いです。

正直、スペックを見てもよくわからないんだよね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

大丈夫、この後じっくりレビューしていくから

同梱物

  • モニター本体
  • スタンド一式
  • HDMIケーブル
  • DisplayPortケーブル
  • USBケーブル
  • キャリブレーションレポート
  • 説明書
  • 保証書
  • 電源アダプター
  • 電源コード

同梱物は、かなり充実しています。特徴的なのは、徹底的にスタイリッシュさにこだわっているところです。

たとえばモニタースタンドはねじ穴で固定するタイプですが、裏面とはいえねじが見えるのはあまりスタイリッシュとは言えません。ROG Strix XG32UQには、ねじ穴を隠すパーツが付属しています。

さらに、スタンドには配線を通す穴があるのですが、その配線を隠すためのパーツも付属。この細かな気配りが嬉しいところです。

さらに、各種ケーブル類もしっかり付属しています。追加で何かを購入する必要もあまりなく、充実した付属品です。

ケーブル類は専用のバッグに収納されている。ドキュメント系も収納できるので便利

デザイン

デザインは、スタイリッシュでかっこいいです。配線隠しやねじ穴隠しなどにこだわっていることもあり、よりシンプルでかっこよく見えます。

ベゼルは1mmで細く、4Kモニターの作業領域の広さを存分に活かせるデザインです。ゲーム映像への没入感も、もちろん高くなります。

デザインでイチオシポイントは?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

ロゴがほとんど主張しないことかな

ロゴは、モニター下部の非常に狭いベゼルに小さく書かれています。

裏面にはROGシリーズのマークが記載されているものの、裏面なので全く気になりません。それでいて、裏面にメカ感のあるモールドが描かれているのも、ポイントです。

ROG Strix XG32UQの背面

デザイン的な主張は、全て裏面で行うというのが思い切りが良くて好印象。普段は見えないものの、実はかっこいいモニターだというのが所有欲を刺激されます。

スタンドの機能

付属のスタンドは、少々特殊な形をしています。同じところではない部分から、足がV字に広がっているようなイメージです。ROGの上位モデルは、近年はだいたいこのようなスタンドが付属しています。

デザイン的にかっこいいこともありますが、一般的な形のスタンドよりも安定感が高いのが良いところです。

さらに、付属スタンドは機能が豊富。

上下に角度を付けられるチルトは上20度、下5度まで調整できます。

左右に首振りができるスイベルは、左右どちらも20度まで。言葉だけだと動きが小さく感じるかもしれませんが、デスク上では十分な動きの大きさです。

高さ調節も0~80mmまで可能。自分の目線に合わせて、見やすいように調整できます。

もちろん、付属のモニタースタンドではなくモニターアームを使うことも可能です。

ただ、これより機能が弱いアームを使っている場合は、付属スタンドを使ったほうが快適になるのではないかと思わされるほどクオリティが高くなっています。

ROG Strix XG32UQの良いところをレビュー

ROG Strix XG32UQのスペックやデザインなどについて、簡単にレビューしてきました。ただ、スペックは見るだけではわからない部分が非常に多いです。そこで今度は、ROG Strix XG32UQの良いところについて、レビューしていきます。

32インチ大画面でのゲームプレイは大迫力で没入感が最高!

まず真っ先にお伝えしたいのは、32インチという大画面でのゲームプレイは一般的な24インチクラスのモニターと比べ迫力が全く異なります。

フォートナイトやAPEXなどのFPS系ゲームでは、画面が大きすぎるが故にやりづらさを感じますが、RPGやレースゲームなどグラフィックを重視したゲームプレイでの迫力は他のサイズを寄せ付けません。

このサイズでゲームプレイ出来ることが本当によかったと純粋に感じらるはずです。

4Kでも高リフレッシュレート!

4Kモニターは、通常リフレッシュレートはあまり高くありません。

PC側のフレームレート同様、解像度を高くすればするほどリフレッシュレートを上げるのは技術的に難しいです。

PCの場合は単純にハイスペックな機器を買えば4Kでも144fpsを出せますが、モニターではそうはいきません。

ところが本機は、通常時でも4Kで144Hzの高リフレッシュレート。FPSなどで勝率を上げる基準とされるリフレッシュレートをカバーしており、快適にゲームが楽しめます。

そのうえ、DisplayPort接続のオーバークロック時には最大160Hzまで対応可能です。PS5の4K/120fpsに対応しているうえに、ハイエンドゲーミングPCを使って4K/160Hzで楽しめるのが非常に魅力的。

解像度にもリフレッシュレートにも妥協したくないという方には、特におすすめのゲーミングモニターです。

二社の同期機能に対応している

ASUS ROG Strix XG32UQは、可変リフレッシュレート機能が搭載されています。この機能はゲーミングモニターの多くに搭載されているものの、AMDまたはNVIDIAのどちらかであることが多いです。

可変リフレッシュレート?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

PC側のフレームレートにリフレッシュレートを自動で同機させる機能だね

ROG Strix XG32UQは、この二社の機能に対応しています。

どちらも微妙に異なる機能になっており、メリット・デメリットが違うのがポイントです。

G-Syncのほうが対応リフレッシュレートの範囲が広いものの、使用環境が限られています。

一方FreeSyncは、G-Syncと比べると対応リフレッシュレートの範囲が小さめですが、使用できる環境の範囲は広いです。G-Syncのみに対応しているモニターの場合、買ってから対応していないことに気づいて肩を落とすこともあります。

両方に対応しているので、自分の環境に対応している方だったり好きな方だったりと自分誤のみで選べるのが良いところです。

色の表現力が非常に高い

ASUS公式サイトより

ASUS ROG Strix XG32UQは、色の表現力が非常に高いです。

コントラスト比は通常1000:1。これは、IPSモニターでは一般的な数値です。

ところが、HDRをオンにすると1,000,000:1にまでコントラスト比が拡張されます。コントラスト比が高くなることにより、画面の色の違い・明暗の差がハッキリするのが特徴です。

そのうえ、最大表示色は約10億7370万色。sRGB130%という、脅威の表現力を誇ります。

そのパーセンテージは?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

簡単に言えば色の正確性を示すものだね

VAモニターは色の正確性に優れているのが売りなので100%を超える製品が多いですが、IPSモニターでこの数値はなかなかなく、破格の性能だと言えます。

色の表現力と正確性が高いので、ゲーム画面をより綺麗に臨場感あふれる形で楽しめるだけでなく、イラスト作成や画像編集などにも使いやすいのが魅力です。

可変オーバードライブでブレ軽減

ASUS公式サイトより

ASUS ROG Strix XG32UQには、可変オーバードライブ機能が搭載されています。

それはどういう機能なの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

応答速度を自動で高速化して、残像感を減らしてくれる機能だね

通常のオーバードライブは、ただ高速化するだけですが、本機の可変オーバードライブは接続機器のフレームレートの変動に応じて自動的に調整してくれます。常に、残像感を最適な形で減らしてくれるということです。

この機能のおかげで、視認できるほどの画面ブレはなくなります。

ゲーム向け機能が満載

ASUS ROG Strix XG32UQには、ゲーム向け機能が満載です。

ブルーライトを軽減してくれるだけでなく、画面のちらつきを抑えるフリッカーフリーも搭載されています。ほかにも画面の一部だけを拡大表示するFPSのスコープのような機能や、タイマー機能など練習に使える機能が豊富です。

このようなゲーム向けの機能は、場合によってはハードウェアチートだと認識されることもあるので、あくまでも練習用。それでも、FPSの技術向上に貢献してくれる機能がたくさんあるのは、ゲーマーには嬉しいポイントです。

画面プリセットが豊富

本機には、さまざまな画面プリセットが用意されています。

ゲーム向けプリセットだけでも、「FPS」「MOBA」などジャンルごとに分けられているのが特徴です。FPS向けプリセットを搭載するゲーミングモニターは珍しくありませんが、MOBAまでサポートされているモニターはあまりありません。

特に日本ではマイナージャンルなので、国産モニターだと付けられることが少ないです。海外モニターだからこその気配りだと言えます。

ゲーム向けのほかにも、色の正確性を高くできる「sRGBモード」などさまざま。ゲームジャンルや作業に応じてプリセットを変えることで、ゲームや作業がより快適になります。

また、各種機能の設定は、モニターの背面ボタンと合わせ、ASUSのDisplay Widgetでも設定が可能です。

PIP/PBP機能に対応していて便利

ASUS ROG Strix XG32UQには、PIP機能とPBP機能に対応しています。

PIPは、異なる2つのデバイスからの入力映像を1つのモニターで重ねるように表示できる機能です。たとえば、ゲーム画面にPC画面を重ねることにより、推しの配信を見ながらゲームをプレイするということも可能になります。

PBPは、異なる2つのデバイスからの入力映像を1つのモニターで分割表示できる機能です。

分割?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

モニター1つでデュアルモニターみたいなことができるんだよ

たとえば左側にゲーム機の映像を表示させて、右側にPCの画面を表示させることができます。PCを二台繋ぎ、それぞれ別の画面を表示させるのも便利です。

左側にはPC画面表示、右側にPS5の画面を表示させている

本機は画面サイズが大きいので、このような使い方をしても画面があまり狭くなりません。非常に便利に使えますよ。

ROG Strix XG32UQの注意点をレビュー

ROG Strix XG32UQの良いところについて、レビューしてきました。ゲーム向けとしてだけでなく、イラストレーターなどにとっても重宝するモニターです。

ただ、一部注意しなければならない点があります。そこで今度は、ROG Strix XG32UQの注意点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

スタンドは思ったより場所を取る

付属のスタンドは、想像以上に場所を取ります。場所を取る原因は、左右の足がそれぞれ別の部分から伸びていることです。一般的なスタンドよりも左右により広がるので、32型モニターと聞いて想像するよりも場所を取ります。

29cm程度の奥行きを要する

ただし、この場所を取るスタンドであるため安定性が高いというメリットがあるのも事実です。

また、モニターアームを使うとスタンドが場所を取る点は気にならなくなります。

デスクの大きさと相談しながら、モニターアームを使うことも視野に入れて検討すると良いでしょう。

スピーカーは非搭載

ASUS ROG Strix XG32UQ

ROG Strix XG32UQは12万円程度と非常に効果なモニターですが、スピーカーは搭載されていません。PCモニターはスピーカーを搭載する製品が多いので、本機にも当たり前のように搭載されていると思って購入してしまうケースがあります。

購入後にスピーカーが搭載されておらず困ることにならないよう、注意しましょう。

なお、オーディオ端子が豊富に付いているため、外付けスピーカーの接続に困らないのは良い点です。音質も外付けスピーカーのほうが、備え付けのものより良くなります。

外付けスピーカーを持っていないなら同時に購入するのも、おすすめですよ。

グラフィックと実用性を両立したい方におすすめ!

ASUS ROG Strix XG32UQは、4Kで最大160Hzの高リフレッシュレートが出せるのが売りのゲーミングモニターです。

ただ、それだけではありません。色の表現がVAモニター並みに優れていたり、PBP機能で2台の機器の映像を1台で同時に楽しめたりと利便性も非常に高いです。仕事や作業に使える実用性があります。

ゲーミングモニターとしてのグラフィックの良さと、実用性を両立したい方におすすめのゲーミングモニターです。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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