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ASUS VG258QR-Jレビュー・ゲーミングモニター最強コスパと言われる実力を徹底解説!

7 min

ここ数年、ゲーミングモニター市場はものすごく成長してきましたね。

コロナ禍でゲームにハマる人が増え、自宅に本格的なゲーム環境を構築する人も増えたことも影響しているのかもしれません。

ただ、選択肢が多すぎてよくわからなくなったり、皆が勧めるモデルは高価だったり、とっつきにくい印象を抱いている人も少なくはないでしょう。

そんな人にもおすすめしやすいのが、ASUS VG258QR-Jというゲーミングモニターです。

ゲーミングモニターではかなりのシェアを誇るASUSの製品ということもあり、安定感が高い!

そこで今回は、ゲーミングモニターASUS VG258QR-Jのスペック・仕様、良い評判と不満点、実際に使ってみた感想などについて語っていきます。

また、私はVG258QR-Jの上位互換モデルであるIPSパネルを搭載したVG259QRも保有していますので、VG259QRとの比較もしていきます。

ASUS VG258QR-Jのスペック・仕様

  • モニタサイズ:24.5インチ
  • モニタ形状:平面
  • 液晶パネル:TNパネル
  • 解像度:1920×1080(FHD)
  • 表示色:1677万色
  • 応答速度:0.5ms
  • リフレッシュレート:最高165Hz(HDMI接続の場合最大120Hz)
  • 最大消費電力:40W
  • 入力端子:DVI×1、HDMI4×1、DisplayPortx×1
  • スピーカー搭載・音声出力端子あり
  • ピポット機能・チルト機能・スイーベル機能・高さ調節機能
  • 幅×高さ×奥行き:563×487×221mm・重量:5.1kg

モニターのサイズは、最も一般的な24.5インチです。大きすぎず小さすぎず、ゲーム・作業ともにバランスよく使えるサイズ感ですね。デスクの大きさを問わず置けるタイプなので、どんな環境にも馴染みます。

液晶パネルは、TNパネルというものです。

TNパネルってどういうもの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

簡単に言えば安いパネルだけど、他と比べて圧倒的に応答速度がは早くゲーミングモニターに最適なパネルだよ

TN液晶は最も多く普及しているパネル方式です。生産技術が確立されており、普及率が高く、安いのが特徴となっています。

発光効率も高いので、消費電力が他のパネル方式と比べて抑えられるのもメリットです。

合わせて応答速度が速いため、ゲーミングモニターで採用されるケースが多いのもTNパネルです。

一方、視野角が狭い、色変化・輝度変化が大きいなどのデメリットがあります。たとえば、複数で同じモニターを見るという用途には、明らかに不向きです。

VG258QR-Jのスペックで特筆すべきは、165Hzのリフレッシュレートと、0.5msの応答速度でしょう。

165Hzのリフレッシュレートは一切のカクツキを感じさせず、ぬらぬらと気持ちよい動きを表現します。

0.5msの応答速度は、ゲーミングモニターの中で圧倒的に早い部類に入ります。

ゲーミングモニターにおいて、応答速度は早い方が有利です。応答速度は、画面の色が切り替わるのにかかる時間を指しています。応答速度が遅いと、プレイに影響が出てしまうんです。

ゲーミングモニターとして5msの応答速度であれば十分。良いスペックを持っていると言える基準が1ms以下だと言われている中で、VG258QR-Jは0.5msです。

ASUS VG258QR-Jによく挙げられる良い評判

ASUS VG258QR-Jのスペック・仕様について、簡単に触れました。ただ、まだまだ語れていない部分があります。そこで今度は、ASUS VG258QR-Jに対してよく挙げられている良い評判について紹介しましょう。

付属スタンドの使い勝手が良い

たいていのモニターには、スタンドが付属します。モニター本体だけあっても、スタンドが無いとすぐには使えませんからね。

ただ、この付属スタンドの使い勝手が悪いと、結局他の製品を使ったりモニターアームを使ったりすることになります。使い勝手が良い付属スタンドの場合、モニターアームを使わず、スタンドを使うという人も少なくありません。

ASUS VG258QR-Jの付属スタンドは、使い勝手が良いと評判ですし、実際に使いやすいです。

よしぞー

よしぞー

平くなっているので上に細かなものを置けるのも嬉しいポイントだよ

また、スタンドにケーブルを通す穴があいています。これがあるとケーブルがしっかりまとまるので、便利です。高価なモデルだとたいてい付いているんですが、VG258QR-Jの価格帯だと少しだけ珍しいかもしれません。

続いて、機能が充実しています。

昇降機能があり、13cm幅で高さ調整が可能です。まず困らないくらいの幅だと言えます。

左右の首振りは90度に対応しており、左右合わせると180度首を振るんです。これも、かなり充実していると言えます。

前後の角度調整は、上方向に33度、下方向にマイナス5度まで動くんです。必要十分だと言えるでしょう。

そして、縦モニターにも対応しています。FPSとかだと使いませんが、たとえばウマ娘など画面が縦になっているゲームを遊ぶときには便利です。

ウマ娘以外にも、東方シリーズのような縦スクロールシューティング、ノーツが上から落ちる音ゲー、落ちものパズルなんかでは重宝するでしょう。

モニター2台体制にして、1台を横向き、1台をネットやSNSなどのチェック用に縦配置するといった使い方も可能です。

スタンドと機能がしっかりしてるのは嬉しいわね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

個人的に、スタンド込みで製品だと思うから、各社しっかりクオリティ高めて欲しいところ

映像がスムーズで残像感が全然ない

リフレッシュレートは、HDMI接続の場合は最大120Hz、DisplayPortの場合は最大165Hz、DVIは144Hzと高いです。一般的に、リフレッシュレートが高いと映像がよりスムーズになります。

同じ映像でも、リフレッシュレートによって描画の細かさが違うんです。

たとえば走る映像を流すとして、30Hzだと瞬間移動感が出ます。60Hzだと違和感は無くなるものの、細かい腕の振りまで追うのは難しいです。

120Hzだと細かい腕のフリまで追うことができます。

つまり、リフレッシュレートが高いほどに、動作の「中間」を描写できるということです。

これが映像の滑らかさに繋がります。

敵の動きをしっかり追えるようになるため、FPSなどでは「エイムがしやすくなる」という恩恵があるんです。

それでいて、残像感がありません。

よしぞー

よしぞー

ただ、数値上はそうだったとしても、製品づくりが感じ方に影響を与えることがあるんだ

同じ数値でも駄目な製品もあるって…コト?

あや

あや

ASUS VG258QR-Jは、しっかり理論通りの感じ方になると評判です。

ラグが体感できないほど短い

モニターによって、入力遅延が異なるのもゲーミングモニターの面白いところです。

入力遅延が大きくなればなるほどに、ゲームは不利になります。そもそも、有利不利以前に、遊んでいてイライラしてしまうでしょう。

ASUS VG258QR-Jは、体感できるほどのラグが無いと評判です。

実際に使っていてラグを感じる事は一切ありません。

ゲーム向けの機能がしっかり搭載されている

ゲーミングモニターには、ゲーム向けの機能を搭載したモデルがあります。

この機能の有無も、ゲーミングモニター選びには重要です。

ASUS VG258QR-Jにはしっかりと、ゲーム向けの機能・技術が盛り込まれています。

技術から簡単に説明しましょう。

まず、特徴的なのはADAPTIVE-SYNCという技術です。AMD FreeSyncとも言います。これは、簡単に言えば画面の表示の乱れや遅延を最小限に抑える技術です。前述した滑らかで残像感が無い映像に、貢献しています。

さらに、GameFast入力技術も搭載しているんです。これは、入力遅延を抑える技術となっています。

それだけでなく、ELMBという技術も使われているんです。

これは、画面から残像やぼやけ感などを除去してくれる機能となっています。これにより、残像感がより無くなるのは嬉しいことですね。

そして、GameVisual機能を搭載。

これは、ゲームジャンルに合わせて最適な色調・コントラストなどの設定を選べる機能のことです。「FPS」「RTS/RPG」「Racing」の3種類のゲーム向けプリセットに、映画用・動画用などを加えた合計7種類のプリセットが用意されています。

また、GamePlus機能という、照準などのオプションを表示してくれる機能もあるんです。これを使うことで、よりゲームを有利に楽しめるようになります。

よしぞー

よしぞー

照準機能は、エイム練習の補助に良さそうだね

たしかに、練習だとすごく助かるかも

あや

あや

他にも、FPSカウンターを表示させることが可能です。

圧倒的コストパフォーマンス

これまで説明してきた内容から、ASUS VG258QR-Jの価格帯は高いのではないかと思う人もいるかもしれませんね。

165Hzのリフレッシュレートを筆頭にこれだけ機能を搭載し、スタンドにも妥協しないプロダクトへのこだわり、性能を加味すると結構な値段になりそうです。

ところが、実売価格は3万円ほどとなっています。

このスペックのゲーミングモニターとしては、圧倒的に低価格です。

TNパネルを使ったりと、コストカットも行っていますが、純粋にぬらぬらな動きを楽しめるゲーミングモニターを安価で求める方には検討の土台にのります。

ゲーミング向けの機能などが付いていない、一般的なPCモニターでもこれくらいの値段するものが結構多いですからね。

コストパフォーマンスは圧倒的だと言えるのではないでしょうか。

ASUS VG258QR-Jによく挙げられる不満点

ASUS VG258QR-Jの良いところをたくさん紹介してきました。

性能よし、機能よし、コスパ優秀となると無敵のように感じるかもしれません。ただ、もちろん不満点も挙げられることがあります。そんなASUS VG258QR-Jによく挙げられている不満点を紹介しましょう。

同社の上位モデルであるVG259QR(IPSパネル搭載・実売32000円程度)を保有していますので、VG259QRとの比較を交えて解説します。

視野角が狭め

左はIPSパネルを採用しているVG259QR、右が VG258QR-J

ASUS VG258QR-Jは、視野角が狭めです。これは、TNパネルの特性上仕方のないことでしょう。

視野角というのは、たとえば画面を斜めから見たときに問題なく見ることができる角度のことです。画面を真正面から見たときを0度とし、そこからどれだけ動かしても正しく見ることができるのかを示します。

つまり、視野角が狭いというのは、正面以外から見たときに見え方があまり良くない、もしくは全然見えないということです。

正面から画面を見る分には不満になりませんが、斜めから見ると見づらさを感じるはずです。

上の写真ではIPSパネルとの比較ですが、IPSを採用したVG259QRはくっきりと見えているのに対して、TNパネルを採用した VG258QR-J は光ってしまい見づらくなっているのが確認できます。

パネルの均一性がイマイチ

左はIPSパネルを採用しているVG259QR、右が VG258QR-J

上の写真のように、左のIPSパネルでは全くムラを感じませんが、右の VG258QR-Jではムラが見受けられます。

たとえばオレンジの場合、上の方がより濃く、下のほうが白に近く明るく見えます。他の色に関しても似た傾向があるようです。

ただ、これはASUS VG258QR-Jがそういう製品ということよりも、TNパネルにそういう特性があると言ったほうが正しいです。TNパネルは視野角が狭いという都合上、均一性もイマイチになることが多いんですよ。

よしぞー

よしぞー

とは言いつつ、ゲームをやっている最中にムラは気にはならないよ

色むらがあるなあ…と思うほど画面が固定されないもんね

あや

あや

暗所補正機能が欲しい

これはASUS VG258QR-Jに対する不満というよりは、要望に近い声かもしれません。

暗所補正機能が無いんです。暗所補正機能というのは、名前のとおり、画面が暗くなる場所を見やすくしてくれる機能のこと。ゲームをしていると、ジャンルを問わず画面が暗い場所がありますよね。

それを補正してくれる機能は、昨今のゲーミングモニターでは半ば当たり前のようになってきつつあります。

それを搭載していないというところが、惜しいところです。

多機能だからこそ、欲が出ちゃうよね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

そうなんだよね。この機能もつけるなら暗所補正機能もつけてよ!って感じ

【使用レビュー】ASUS VG258QR-Jを実際に使ってみた感想

メリット・デメリットを紹介してきました。

実際にVG258QR-Jを使用した感想ですが、IPSパネルなど液晶の美しいモニターと比較してしまうと劣る部分を感じます。

上の写真ではフォートナイトを2つのモニターの中央に配置して色みを確認していますが、TNパネルは少し白っぽくなります。

ただしVG258QR-J単体でゲームを楽しむ分には全く気にならないレベルであって、それ以上に165Hz対応のぬらぬらな動きは圧巻。

上の写真はPS5でフォートナイトを試しているところですが、PS5で120fpsを稼ぎ出せています。(PS5の映像性能をきちんと引き出せている)

この動きを3万円程度で手に入れられるのであれば、多少の画面のクオリティを落としても文句は言えないでしょう。

また、通常の仕事用モニターとしても問題なく使用できます。

上位モデルであるVG259QRとの価格差は6000円。

限られた予算の中でゲーミングモニターを選ぶのであれば、モニターのコストを抑えて、その分を音(ヘッドホン・イヤホン)に投資するという選択肢もあるのではと感じます。

ASUS VG258QR-Jは速さに特化した低価格モニター!

ASUS VG258QR-Jは、24.5インチでFHDという万人向けのゲーミングモニターです。応答速度がとても早く、HDMIで120Hzまで対応した高リフレッシュレートが売りになっています。それでいて低価格なところが、良いですよね。

価格とゲーミングモニターとして求められる「速さ」に特化したところを合わせて、ゲーミングモニター入門機とも言えるのではないでしょうか。

反対に、映像美を追求したい、写真や動画編集を行いたい方は別のモニターをチョイスすることをお勧めします。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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