高音質な音を作るSOUNDPEATSから新しいイヤホンCAPSULE3 PROが登場しました。
CAPSULE3 PROは、LDACコーデックに対応したハイレゾ対応イヤホンで、ワイヤレスでハイレゾ音源を楽しめるとともにノイズキャンセリング機能も搭載し、電車の中など周囲の音が多い環境の中でも音楽を楽しむことが可能なイヤホンです。
ハイスペックな機能を持ち合わせつつも販売価格は8,480円と、1万円を切る価格で手に入れられるのも大きな魅力。
実際に使用して感じた使用感、音質、ノイズキャンセリング強度などをレビューしていきますので、1万円アンダーでノイキャン対応の高品質イヤホンを探している方はぜひ読み進めてください。
本記事はSOUNDPEATS様より製品を提供いただき執筆しています。
目次
SOUNDPEATS CAPSULE3 PROの特徴・デザインをレビュー
まずSOUNDPEATS CAPSULE3 PROの特徴とデザインを紹介していきます。価格帯からは想像できないモリモリなスペックになっていますよ!
特徴
- LDACコーデック対応、ワイヤレスでハイレゾ音源を楽しめる
- 最大再生時間:約8時間 or 約52時間 (充電ケース併用)
- イヤホン本体 充電時間:1時間(充電ポート:USB Type C)
- 最大43dBノイズ低減効果、周囲の雑音をしっかりカット
- 12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバー
- 専用アプリに対応し、音質を自分好みに調整することが可能
- Bluetoothバージョン 5.2
- 通信範囲:10M
CAPSULE3 PROは「ハイレゾ音源」「ノイズキャンセリング」「長時間バッテリー」「Bluetooth5.2」「専用アプリによるカスタマイズ」と今時のBluetoothイヤホンのトレンドをしっかりと網羅しつつ、1万円アンダーの価格帯を実現しコスパの良いイヤホンです。
ノイズキャンセリングと高音質の両立を実現するためにSOUNDPEATS 専用設計の12mmドライバーを採用し、このドライバーにより心地の良い低域を楽しむことができます。
また、独自開発された植物由来の繊維「バイオセルロース振動板」を採用したことで、中高域まで広がりのあるナチュラルな音質を実現し、楽曲の奥にある細かな音や響きを楽しめます。
LDACコーデックに対応したことで、ハイレゾ領域と言われる最大20Hz~40kHzという広い再生帯域をカバーすることで、原音を自然に再生できます。
今どきのトレンドをしっかり網羅したスペックね
あや
デザイン
続いてデザインを写真多めで紹介していきます。
SOUNDPEATS CAPSULE3 PROの音質・使い勝手をレビュー
SOUNDPEATS CAPSULE3 PROの使用・特徴とデザインを紹介してきました。続いては実際に使用してみて、音質・使い勝手をレビューしていきます。
低音重視で聞いてて楽しくなる迫力あるサウンド
CAPSULE3 PROの音質は低音重視で迫力のあるサウンドが楽しめます。1万円程度のワイヤレスイヤホンに有りがちな、枯れたようなスカスカな印象はありません。
低音の鳴り方も不自然さのない響かせ方でキレがあるため、低音の迫力がそのまま心地よさにつながるイメージ。
また、中高音の伸びも良く、全体バランスが整っている中で低音が特出しているような印象を受けました。
低音が押し出ているため、原音に忠実な音を聴きたい方には向きませんが、リスニングを楽しみたい、迫力を味わいたいといったシーンで大活躍します。
定位感は申し分なく、ボーカルや楽器の配置はきちんと伝わってきます。
音場は狭めですが、このイヤホンならでの低音の迫力が良い効果を出し、ミュージシャンと一緒にライブハウスで音楽を楽しんでいるような感覚が得られました。
低音とボーカルとのバランスが好き!
あや
よしぞー
ハイレゾ領域まで出せるためか、情報量と密度の濃い音が入ってくるのも影響するんだろうね
ノイズキャンセリングは完全遮断では無いけど程よく音を消してくれる
CAPSULE3 PROのイヤホンのノイキャン性能は、可聴域で最大43dBというノイズ低減効果を実現するとうたわれています。
実際にどれくらいの音を遮断してくれるのか、自宅室内、また、電車の中や家電量販店など周囲の騒音の激しい場所も含めて試してみました。
まず自宅室内では生活ノイズは完全に遮断され静寂の中でリスニングを楽しめます。音量をそれなりに上げた状態では、1〜2m離れた位置から声をかけられても怒鳴られない限り気づかないレベルです。
電車の中では完全遮断とはならないまでも、電車の走る音はしっかり遮断してくれるため、音楽再生はもちろん、動画再生などで喋りを聴きたいときにもストレスなく聞き取ることができます。
家電量販店においても、店内の騒音は全く聞こえませんが店内アナウンスはなんとなく耳に入ってくるといったイメージでした。
ノイズキャンセリングで完全遮断とは言いませんが、これだけの効果があれば十分なレベルです。
完全に音が遮断してしまうと怖い時もあるもんね
あや
よしぞー
実際に使っている際、電車の中で微妙にアナウンスが聞こえたので、乗り過ごししないで済んだよ!
ノイキャンから外音取り込みへの連動がありがたい
CAPSULE3 PROは、イヤホンを付けたまま公共施設のアナウンス等の外音を取り込める「外音取り込みモード」も搭載してます。
この機能は電車に乗っていてアナウンスを聞きたい時や、外で音楽を聴く際、ノイズキャンセリングをオフにしたい時に重宝します。
切り替えは、左側イヤホンのタッチボタンを1.5秒間ロングタップするだけのシンプル操作で、「ノイズキャンセリングモード」→「外音取り込みモード」→「ノーマルモード」と切り替わります。
よしぞー
外音取り込みモードでは外の音を聞くだけでなく、自分の声も出しやすいよ!
フル充電で最大52時間の再生能力は2週間カバンの中に入れてても余裕
CAPSULE3 PROはフル充電で最大52時間の連続再生能力を持つ、超ロングバッテリーを搭載したワイヤレスイヤホンです。
私は電車での通勤や移動時を中心に日々2〜3時間程度使用していますが、10日〜2週間程度充電しなくても問題なく稼働します。
基本的にはカバンの中に入れっぱなしで、思い立った時に充電する程度なため、充電しなきゃという心配がほとんどありません。
充電をし忘れすぎてバッテリー切れを起こしそうね
あや
よしぞー
それは否めない
マイク性能は通話は可能なレベル
CAPSULE3 PROはマイク機能も付いているため、電話やウェブ会議等での通話も可能です。
実際に音声を収録してみましたので、どの程度の音質で音声通話が可能か参考にしてください。
マイク音質が良いとはいえませんし外部音も入ってしまいますが、電話での通話レベルであれば使用できる範囲ですね。
よしぞー
音に雑味はあるけど、後ろで音楽が鳴っていても声は聞き取れるレベル
音楽鑑賞中に電話が鳴ってしまった時に便利ね!
あや
ケースから取り出しづらい(滑って取り出しづらい)
CAPSULE3 PROを使用していて少しイマイチと感じたのが充電ケースからイヤホンが取り出しづらいことです。
両手を使って取り出す分には問題ありませんが、ワイヤレスイヤホンは片手で出したりしまったりしたいケースが多く、その際に取り出しづらいという難点があります。
具体的にはイヤホンをケースから取り出す際、くぼみ(凹み)が少ないことと、若干滑りやすい素材のため、掴みづらいです。
また、耳の向きとは反対に収納するように設計されているため、取り出した後で向きを変える必要があります。
イヤホンの向きを変えるのに一手間必要となるため、可能であれば耳にはめる向きで収納できる仕様だったら良いのにと感じました。
他のイヤホンとの音質比較
続いては他のワイヤレスイヤホンとの音質比較です。Ankerから発売されている「SoundCore Liberty4」、ビクターの「HA-FW1000T」で聴き比べを行ってみました。
なお、それぞれ価格帯は異なりメーカーの提示価格と概要は下記となります。
- SOUNDPEATS CAPSULE3 PRO:8,480円
再生時間8時間・最大52時間 - Anker SoundCore Liberty4:14,990円
再生時間9時間・最大28時間 - Victor HA-FW1000T:39,600円
再生時間9時間・最大27時間
値段の差はありますが、いずれもハイレゾレベルの再生が可能でノイズキャンセリングに対応したBluetoothワイヤレスイヤホンです。
SOUNDPEATS CAPSULE3 PROが一番安くケース込みの再生時間が長いのね!
あや
音質的にもVictor HA-FW1000Tは音質で高い評価を得ており、VGPという国内最大級のオーディオビジュアルアワードのBluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(3.5万円以上)カテゴリにて金賞を受賞したイヤホンです。
よしぞー
SoundCore Liberty4も、これまでのAnker製イヤホンの中で一番の音質と評価の高いイヤホンだよ
低音表現の比較
3機の中で最も低音に迫力を感じたのが、今回紹介したCAPSULE3 PROです。
CAPSULE3 PROの低音はとにかく元気。打楽器でぶっ叩かれるように音楽を楽しみたい時には確実に相性が良いです。
それでいてメリハリ(分離性)の表現が丁寧なため臨場感が伝わってきます。
逆にSoundCore Liberty4は、一生懸命低音を鳴らそうとしていますが、メリハリが弱いため作られた音感が否めません。
HA-FW1000Tは優等生タイプ、そんな印象です。
高音域の比較
高音域まで綺麗に表現されていたのがHA-FW1000T、CAPSULE3 PRO、SoundCore Liberty4の順番です。
HA-FW1000Tクラスになると高音域での消えていく音の余韻なども伝わってくるので、まさにボーカルを目の前に音楽を楽しんでいるような感覚に陥ります。
SoundCore Liberty4は正直いまいち。ハイレゾをうたっていますが、HA-FW1000T、CAPSULE3 PROで見える(聞こえる)高音域が見えてこないケースもあり音作りの弱さを感じます。
音場・定位表現
音場や定位表現では、値段の高いHA-FW1000Tに軍配が上がります。
HA-FW1000Tは音場表現が上手い上に、ウェット感に富んだ音を出すため、まったりと音楽を楽しみたい時に重宝します。また、音の輪郭表現という観点でもHAHA-FW1000Tが上です。
CAPSULE3 PRO、SoundCore Liberty4は、HA-FW1000Tと比較すると劣りますが、両者違和感のないレベルで楽しめました。
ノイズキャンセリング機能
今回比較したイヤホンは全てノイズキャンセリング機能が付いてますが、ノイズキャンセリングの方向性として、CAPSULE3 PROのみ違う方向性を感じました。
HA-FW1000TとSoundCore Liberty4は全体的に音を消していく印象ですが、CAPSULE3 PROは一定のノイズ完全遮断するけど一定の音は聞こえてくるような感覚があります。
いずれも100%音を遮断する訳ではありませんが、電車の中で音楽や動画再生をする観点では十分なキャンセリング機能を体験できるはずです。
機能性
機能性ではAnkerのSoundCore Liberty4が上。最新規格に対応するとともにアプリの操作性や出来ることも多いためガジェットとして十分に楽しめます。
よしぞー
必要か別としてSoundCore Liberty4は、心拍計測などヘルスモニタリング機能も搭載しているレベルだよ
3Dオーディオにも対応しているから映画鑑賞にも良さそうね
あや
CAPSULE3 PROも「今どきのトレンド」を全て網羅したイヤホンの為、機能性で不満を感じることは一切ありません。
HA-FW1000Tの機能性は最小限で専用アプリもありません。音質等の完成度が高いため、純粋に音を楽しむイヤホンといった感じでしょう。
比較のまとめ
- 音質ではHA-FW1000Tに軍配は上がるものの、CAPSULE3 PROも負けずと良い音を鳴らす
- ノイズキャンセリング機能は、それぞれ方向性は違うもののどれも十分に活用できるレベル
- 機能性ではAnker SoundCore Liberty4に軍配が上がるが、CAPSULE3 PROもトレンド機能はしっかり網羅している
上記のまとめを合わせ、3つを並べてて聴き比べた上で価格差を知ったら、よほどのこだわりが無い限りCAPSULE3 PROを選ぶ方がほとんどだと感じます。
それくらいCAPSULE3 PROのコスパは高いです。
良い音質と機能を程よい価格で求めている人はCAPSULE3 PRO、沼の深みにはまりたい方はHA-FW1000Tってことね
あや
よしぞー
大方それで間違いないかな
あと、ガジェット好きは SoundCore Liberty4ね!
高品質で元気な音をガッツリ持ち歩こう!
SOUNDPEATSから発売されたワイヤレスイヤホン「CAPSULE3 PRO」を紹介してきました。
CAPSULE3 PROは、ハイレゾ・ノイズキャンセリングに対応したワイヤレスイヤホンで、バッテリー性能も高く最大52時間の連続再生が可能です。
合わせてこのイヤホンの最大の特徴は低音重視の音をガッツリ楽しめること。
ケースから取り出しづらいというデメリットはありますが、実売8,480円と1万円を切る価格で購入ができ大変コスパの良いイヤホンです。
1万円アンダーで良質なワイヤレスイヤホンを考えている方はぜひ検討することをお勧めします。