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SONY SRS-XB13とSRS-XB01を比較レビュー!音質・利便性の違いを解説します

8 min
SONY SRS-XB13とSRS-XB01

ウォークマンだけでなく、イヤホンやスピーカーなどさまざまなオーディオ機器を販売しているSONY。近年人気が高まっているBluetoothスピーカーも、複数の製品を出しています。

今回紹介するのは、SONY SRS-XB13とSRS-XB01です。

型番からわかるようにどちらも似たところがありますが、ハッキリとした違いがあります。

そこで、SONY SRS-XB13とSRS-XB01との特徴・音質・利便性などを比較しながら、レビューしていきましょう。

SONY SRS-XB13の基本仕様・デザイン

まずは、SONY SRS-XB13の基本的な仕様とデザインについて紹介していきます。後ほどSRS-XB01の仕様とデザインも紹介するので、どちらが自分の好みに合うか悩んでいる方はぜひご参考ください。

SRS-XB13の仕様・スペック

  • スピーカータイプ:フルレンジ
  • ネット素材:スチールメタル
  • ドライバーユニット径/ユニットサイズ(フルレンジ):約46mm
  • 通信方式:Bluetooth4.2
  • 最大通信距離:約10m
  • 使用周波数帯域:2.4GHz帯
  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • 伝送帯域:20Hz~20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
  • ハンズフリー対応
  • 内蔵マイク:全指向性エレクトレットコンデンサー型
  • 電圧:DC5V
  • 充電端子:USB Type-C
  • バッテリー持続時間:約16時間、充電時間:約4.5時間
  • 防塵防水:IP67
  • サイズ:76mm×95mm、重量:約253g

Bluetoothスピーカーによくあるフルレンジタイプで、どこから聞いてもしっかりと音楽が楽しめるようになっています。素材なども特に変わった部分はなく、ごく一般的です。

マイクが内蔵されており、ハンズフリー通話にも対応しています。音楽を聞いているときなどに通話がかかってきても、そのまま出られるので安心です。

さらに、バッテリー持続時間が約16時間と長めなのも特徴的。4.5時間程度の充電で、ガッツリ長時間使えて優秀です。

仕様を総合的に見るとどうなの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

超高性能ではないまでも、結構優秀という感じかな

SRS-XB13の外観・デザイン

SRS-XB13のデザインは、円柱形です。話しかけたらAIが返してきそうな見た目をしていますが、AIスピーカー機能はありません。結構よく見るタイプです。

ロゴが真ん中に大きく書かれているのは好みが分かれるところですが、デザイン自体はさまざまな環境でも違和感が無いつくりになっています。サイズも手のひらにおさまる程度と小さいので、置き場所にも困りません。

背面に操作ボタンが配置されています

色によって印象がシックだったりポップだったりするのも、特徴的です。

カラーバリエーションは、以下の5種類。

  • ブラック
  • ベージュ
  • ライトブルー
  • コーラルピンク
  • パウダーブルー

ピンクとブルーはポップで可愛らしいですが、ブラックなどは比較的落ち着いているので男女問わず使いやすいデザインです。

また、ストラップを取り付けてさまざまな場所にぶら下げておくこともできます。

USBケーブルを挿す充電部位は、ゴムラバーで保護されています。

SONY SRS-XB01の基本仕様・デザイン

ここまで、SONY SRS-XB13の基本的な仕様とデザインについて紹介してきました。ここからは、SONY SRS-XB01の仕様とデザインを紹介していきます。それぞれ比較しながらチェックすると、違いがわかりやすいのでおすすめです。

SRS-XB01の仕様・スペック

  • スピーカータイプ:フルレンジ
  • ネット素材:スチールメタル
  • ドライバーユニット径/ユニットサイズ(フルレンジ):約37.5mm
  • 通信方式:Bluetooth4.2
  • 最大通信距離:約10m
  • 使用周波数帯域:2.4GHz帯
  • 対応コーデック:SBC
  • 伝送帯域:20Hz~20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
  • ハンズフリー対応
  • 内蔵マイク:全指向性エレクトレットコンデンサー型
  • 電圧:DC5V
  • 充電端子:マイクロUSB
  • バッテリー持続時間:約6時間
  • 防塵防水:IPX5
  • サイズ:約81.5mm×57.5mm×56.5mm、重量:約160g

SRS-XB13と比較すると、違いがよくわかります。大きな違いについては後ほど詳しく解説しますが、細かな違いも多いです。

たとえば、充電端子がマイクロUSBになっています。

SRS-XB13はType-Cだったので、ここはXB13と比べてイマイチな部分です。マイクロUSB製品も近年は減っており、Type-Cに対応する機器が主流になっています。ほかの機器と異なるケーブルを使わないといけなくなるので、結構ストレスです。

ただ、3.5mmのオーディオポートが付いており有線接続ができるのはSRS-XB01の強みでしょう。

合わせて、SRS-XB13よりも軽量になっています。サイズは形が違うため単純には比較できませんが、小型であることは確かです。小型軽量で持ち運びやすく、家の中で置き場所を変えるのも苦になりません。

こうして見ると、似てるけど違うって感じはたしかにするね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

似ている部分と違う部分がハッキリしてるよ

SRS-XB01の外観・デザイン

SRS-XB13は円柱形でしたが、SRS-XB01は横に長いタイプになっています。昔からよく見る小型スピーカーとして、比較的一般的な形状です。全体的に丸みを帯びているのが、可愛らしく感じられます。

ロゴは側面にあり主張しすぎません。

ネットが前面にのみ付いているので、フルレンジではありますが音は前面から発せられることになります。

前面から聴くのが一番良さそう?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

このタイプだとそうなるね。音の空間作りが気になるデザインだ

また、カラーバリエーションもSRS-XB13と異なる部分です。

  • ブラック
  • ブルー
  • グリーン
  • レッド
  • ホワイト
  • イエロー

全体的に派手めな色が多くなっています。塗装もマットというより若干ツヤを感じる仕上がりで、色もビビット寄りなので好みは分かれそうです。

SONY SRS-XB13とSRS-XB01の特徴を比較レビュー!

SONY SRS-XB13とSRS-XB01のスペックとデザインについて紹介してきました。スペックを見ても違いはわかりますが、よりわかりやすくなるように、今度はそれぞれの特徴について比較しながらレビューしていきます。

デザインの違い

デザインは違いが非常にわかりやすいです。

SRS-XB13は、円柱形のデザインになっています。スピーカーのネットは上部についているタイプです。AIスピーカーなどは、この形式が多い傾向があります。このデザインとスピーカーにより、音がさまざまな方向に拡散しやすいのが特徴です。

対してSRS-XB01は、箱型のデザインになっています。机に置いたときの接地面積が広く、机によく反響するのが特徴です。フルレンジではあるものの、前方に向けて音が伸びるようなデザインになっています。

カラーバリエーションはブラックなど素朴なものを基本としながら、かわいらしい色があるところが共通点です。

ただ、SRS-XB13は比較的マットな質感になっていますが、SRS-XB01は若干光沢があるような質感になっています。どちらが優れているということはありません。光沢感があるほうがいいか、マットなほうがいいかは完全に好みです。

バッテリーの違い

SRS-XB13は、充電式リチウムイオンバッテリーが搭載されています。

SRS-XB01は、ニッケル水素バッテリーです。

どちらも充電式の機器によく使われますが、昨今はニッケル水素よりリチウムイオンが主流となっています。リチウムイオンバッテリーは一般的に、バッテリー持ちが良いのが魅力的です。

実際、SRS-XB13はバッテリー持続時間が16時間と長く、SRS-XB01は6時間と短くなっています。

バッテリーはSRS-XB13のほうが明らかにいいね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

6時間で十分かどうか、用途なんかでも評価は変わるよ

防水・防塵性能の違い

SRS-XB13は、IP67の防水・防塵性能があります。

これは、機器の内部に粉塵が入り込まず、30分程度水中に完全に浸っても動作に問題が無いというレベルです。防塵性能に関しては最高等級、防水性能についても2番目に高い等級なので非常に高レベルな防水・防塵性能があると言えます。

一方、SRS-XB01はIPX5です。

これは、水の噴射を直接浴びても正常に動作するレベルを示しています。身近なところで言えば、シャワーのお湯がかかっても問題ない程度です。

ただ、これは防水のみの基準。防塵テストはしていないということになります。

SRS-XB13は砂場などアウトドア全般で使えますが、SRS-XB01はアウトドアで使うには粉塵などの観点から少し心配です。

ドライバーの違い

ドライバーユニットのサイズはSRS-XB13が46mmで、SRS-XB01が38mmです。8mmの違いがあります。

ドライバーサイズは何に影響するの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

音の迫力・音量とか、低音の強さとかだね

一般的に、ドライバーユニットのサイズが大きいほうが大音量での低域再生に強いとされています。単純にユニットが大きいほうが大音量に強く、そのうえ低域にも強いためです。楽器を思い浮かべれば、わかりやすいかもしれません。

低音重視の楽器は大きく、ピッコロのような高音重視の楽器は小さいです。完全に同じ原理ではありませんが、イメージとしてはわかりやすいでしょう。

また、SRS-XB13はサブウーファーも搭載しています。これは低域を補うためのものです。つまり、ユニットサイズが大きいうえにサブウーファーがあるSRS-XB13のほうが、大音量での低域再生に強いということになります。

ただし、ユニットが小さいほうが小音量でまとまりの良い音を出すのは得意なことが多いです。

音質の違い

SONY SRS-XB13とSRS-XB01とでは、音質も異なります。

SRS-XB13の音は、小型ながらにしっかりとした低音が出ているのが特徴です。それでいて低音が主張しすぎることはなく、全体的に音のバランスが取れています。低音がしっかり出ているうえで中音域から高音域もしっかりと出ているので、まとまりが良いです。

SONYが得意とするクリアでバランスの良い音を実感できるので、SONYのオーディオが好きな方にはおすすめ。

360度に聞こえるフルレンジスピーカーとしての実力も、確かです。上から音が拡散する設計のおかげか、どの方向から聴いても特に違和感はありません。

一方SRS-XB01の音は、中~高音域はしっかり出ています。低音は少しシャカシャカした音に聞こえる部分もありますが、小型で安価なスピーカーとしてはよく出ているほうです。この価格帯だとスカスカな音になることもあるのですが、スカスカ感は全くありません。

SRS-XB13と比べると、低音が若干聴き取りにくいといったところ。

音量もしっかり上げると結構な大音量になり、小型スピーカーとしては比較的パワフルです。

また、フルレンジスピーカーに期待するような「どこから聴いても変わらない音」とは少し違います。設計上仕方がない部分ではありますが、やはり前方から聴くのが一番音質が良いです。

ただし、ネット部分が上を向くようにも設置できます。そうすれば、SRS-XB13と同じような音の広がりが感じられるので、この部分はそこまで大きな問題ではありません。

結局、音質はSRS-XB13のほうがいいってこと?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

SONY SRS-XB01も良いんだけど、比較したらSONY SRS-XB13のほうがいいかな

SONY SRS-XB13のメリット・デメリット

ここまで、SONY SRS-XB13とSRS-XB01の音質などの特徴について比較しながら、レビューしてきました。ここで改めて、両者のメリットとデメリットについて紹介していきます。まずは、SRS-XB13のメリット・デメリットから見ていきましょう。

SONY SRS-XB13のメリット

  • 小型としては低音がしっかり出る
  • 全体的な音のまとまりがいい
  • 空間に音がしっかり広がる
  • 防水防塵性能が高い
  • バッテリー持続時間が長い
  • 2個繋げてステレオスピーカーにできる

SONY SRS-XB13は、小型ながらしっかりとした音が出るスピーカーです。Amazonで5000円台で購入できるスピーカーとしては、ハイクオリティ。SONYらしく突出していないまでも、安定した性能という印象です。

さらに、バッテリー持続時間が16時間と長いことも大きなメリット。

2台繋げてステレオスピーカーになる機能も、SRS-XB01には無いので比較した際のメリットのひとつです。

SONY SRS-XB13のデメリット

SONY SRS-XB13は価格とサイズを考慮すると、デメリットというデメリットはあまりありません。

あるとすれば、音が良くも悪くも上品な音という点。これは、好みが分かれるところだと言えます。

好み?バランス取れてるほうがいいんじゃないの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

たとえば低音が強い方が好みの人とか、高音が強調されてるほうがいい人とかもいるし

SONY SRS-XB01のメリット・デメリット

SONY SRS-XB13のメリットとデメリットについて、紹介してきました。ここからは、SONY SRS-XB01のメリット・デメリットについて、紹介していきます。これまでの比較内容をまとめるので、ぜひご参考ください。

SONY SRS-XB01のメリット

  • 小型軽量で扱いやすい
  • 4000円台と安価な割には音が良い
  • 可愛らしくも馴染みやすいデザイン
  • お風呂でも使える程度の防水性能

SRS-XB01は、小型軽量です。ストラップでどこかにぶら下げておくには、軽い方が安定します。頼りない部分にかけておいても問題はなく、扱いやすいです。

さらに、4000円台という価格を考えると音質も良好な部類。小音量だと低音が聴き取りにくいですが、音量を上げると低音も出るようになります。若干シャカシャカ感があるものの、音のまとまりも良いです。

SONY SRS-XB01のデメリット

  • 機能面ではSRS-XB13には劣る
  • バッテリー持続時間が短い
  • 音質は価格と比べると良いがSRS-XB13には若干劣る
  • SRS-XB13との価格差が小さい

色々なデメリットがありますが、最も大きなSRS-XB01のデメリットはバッテリー持続時間の短さです。

あまり大きな音量でなければ6時間程度持続しますが、大音量で使う場合は3時間程度にまで落ちます。小音量だとあまり良い音に聴こえないので、比較的大きめな音で使うことを考えると大きな難点です。

さらに、充電時間は3時間。3時間の充電で6時間使えるというのは、あまり良いとは言えません。

また、SRS-XB13との価格差も小さいです。メーカー希望小売価格では2000円程度の差がありますが、Amazonなど通販の実売価格だと1000円程度しか差がありません。

1000円弱上乗せして、より機能が豊富でバッテリー持ちが長い機種が手に入るので本機の影が薄くなってしまっています。

SRS-XB13とXB01比較レビューまとめ

今回は、SONY SRS-XB13とSRS-XB01とを比較しながらレビューしてきました。

それぞれに良い部分があり、イマイチな部分もあります。比較すると違いも非常にわかりやすいです。

音質に関してはどちらも、「価格と比較すれば良い音」といったところ。もちろん予算を増やせばこれより良い音はありますが、低予算で買えるBluetoothスピーカーとしてはよくできています。

ただ、両者との違いが大きい分、価格差が小さいため結果SRS-XB13を購入するほうがお得感があるのは否めません。

それでも、デザイン面などSRS-XB01のほうが合う方もいるはず。

欲している性能と予算などとを考慮しながら、自分に合うスピーカーを選びましょう。

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