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Soundcore Liberty 4レビュー・使い勝手が最高のトレンド完全網羅なイヤホン

5 min
Soundcore Liberty 4

Ankerから登場したBluetoothイヤホン、Soundcore Liberty 4です。

Soundcore Liberty 4は大幅な音質改善が図られており、これまでのAnker製イヤホンとは方向性の異なる良い音を出します。

合わせて今時のBluetoothイヤホンの機能トレンドを網羅しつつ、追加で心拍計測などが可能なヘルスモニタリング機能も搭載。

それでいて定価は14,990円。十分なコスパを満喫できる満足度の高いイヤホンに仕上がっています。

SoundCore Liberty 4を使用した感想をレビューしますので、一定の音質があって使いやすいイヤホンを探している方は、ぜひ読み進めてください。

SoundCore Liberty 4のスペック概要・デザインをレビュー

まず、SoundCore Liberty 4のスペックと概要、デザインを紹介していきます。

スペックと概要

  • 独自に開発された2つのダイナミックドライバー「A.C.A.A3.0」を搭載の超高音質
  • ハイレゾ再生(LDAC)対応で、原音に忠実に音を再現
  • ウルトラノイズキャンセリング2.0、外音取り込み対応
  • 3Dオーディオに対応し立体音響が楽しめる
  • 2層構造のCloudComfortイヤーチップにより柔らかく自然な装着感
  • 心拍計測などのヘルスモニタリング機能を搭載
  • マルチポイント接続、ワイヤレス充電対応
  • 最大28時間の長時間再生(イヤホン単体で9時間)
  • ノイズリダクション機能搭載のマイクで相手にクリアな音声を届けられる
  • Bluetooth5.3で高い接続性

Anker Soundcore Liberty 4は2022年10月に発売されたワイヤレスイヤホンで、「Soundcore Liberty Air 2 Pro」の後継の位置付けです。

新規開発された独自のドライバー「A.C.A.A3.0」を搭載し、これまでのAnkerの音とは方向性の異なる音質が特徴。

また、ハイレゾ・ノイズキャンセリング・3Dオーディオ・マルチポイント接続・Bluetooth5.3・長時間バッテリーと、今時のBluetoothイヤホンのトレンドを全ててんこ盛りにしたイヤホンです。

欲しい機能が全部あるね!

あや

あや

よしぞー

よしぞー

この価格帯でこれだけ機能を盛り込んだイヤホンは少ないよ

デザインを紹介

本体パッケージ
パッケージは横に広げる形にて開封する。
ドキュメント類・ケーブルは左側引き出しの中に収納されている
イヤホン本体、バッテリーケース、充電用ケーブル(Type-C)、交換用イヤーピース、ドキュメントが同梱
ケースはスライド式で開いて取り出す形式
開いた際に照明がつくのが夜間など暗いところで重宝するし、純粋におしゃれ
バッテリーケースとイヤホン本体は磁気でくっつく仕様で、収納時に気持ちよくハマってくれる。
イヤホンを落とすなどのリスクも減らしているように見受けられる
イヤホン本体
カナル型のうどん型タイプの形状だがうどんは短め
クローズアップ。イヤーチップ周りのピンクゴールドのアクセントが良い雰囲気を出している
ただし、部位同士が重なる部分のラインは安っぽさを感じてしまう
写真うどん部分の上にある横長の窪みがタッチセンサーとなり、このセンサーで様々な操作を行う
イヤーピースを取り外す
CloudComfort という二層構造のイヤーチップを採用。SoundCore Liberty 4にはこのイヤーチップしか装着できないため、イヤーチップで音変や装着感を変えたい方は注意が必要

SoundCore Liberty 4を使ってみた感想(音質)をレビュー

SoundCore Liberty 4の概要とデザインを紹介してきました。続いては実際に聴いた音質をレビューしていきます。音質は個々の感じ方もありますので、あくまで私自身の感想としてお読みください。

低音域

これまでのAnkerのイヤホンは低音の質が悪く聞くに耐えないレベルでした。具体的にはゴムっぽいドムドムとした低音で明らかに作られた感のある低音。

Ankerのイヤホンは何度も試聴していますが、この低音の不自然さが気持ち悪くて購入に至らなかったのですが、SoundCore Liberty 4の低音はこれまでの方向性と大きく変わり、自然で引き締まった音になりました。

とは言いつつ「Anker製品の中では」が前提になり、他の低音の作りが綺麗なイヤホンと比べると音に丸みがありアタック力が弱いように見受けられます。

結局、良いの?ダメなの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

初めて1万円台のBluetoothイヤホンを購入する方であれば十分に感動できるレベルの素晴らしさだよ

中音域

低音が強いイヤホンですが、中音も負けておらず立体的なバランスの中で明瞭で張りのある中音を鳴らします。ボーカルフロントでポップやアニソンなどを楽しめます。

高音域

もう少しクリアで伸びがあると良かったのですが高音域は荒さを感じました。透き通った美しさはなく雑味のある印象です。

ただ、シャリシャリ感は弱く刺さるような感覚もありませんので、聞き疲れはしません。

音場・定位感・分離感

音場・定位感については申し分ありません。

音楽鑑賞時の確認と合わせ、ゲーミングでも使用してみましたが、敵の足音や銃声などの位置や距離を含めてしっかり聞き取ることがでるレベルでした。

分離感はイマイチで音粒通しがやや重なり合ってしまう印象はあります。

全体バランス

個人的な印象としては「ドン」で「かまぼこ」なタイプ。低音と中音が前に出て心地よく聞ける反面、高音は無理せず程よく収まっている印象。

高音についてはネガティブ評価を書きましたが、無駄に出しゃばると痛々しさが出てしまいます。それがない為、うまく纏まっているという印象でした。

ウォーム・クール的な方向性としては若干ウォーム寄りですが、バランスタイプのように見受けられました。

音場が広く音像定位もしっかりと掴めるため、オーケストラやバンドなど複数人数での演奏・音楽も十分に楽しめますし、立体音響を活かした映画鑑賞にも適しています。

ただ音の分離感は値段相応と捉えておいた方が良いでしょう。

15,000円という価格帯から見て、価格以上とは言いませんが、価格なりの音をしっかりと出せるイヤホンだと感じました。

価格なりの音なの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

数年前だったら最強の音質!って言えたけど、最近の1万円前後のイヤホンは底上げされて良質なものが多いからね

SoundCore Liberty 4の使用感をレビュー

SoundCore Liberty 4の強みは圧倒的な機能性です。この機能性はこれまで使用してきたBluetoothイヤホンの中でも最強と言える使用感でした。

取り出しから耳への装着がスムーズ

SoundCore Liberty 4の使用感で真っ先にお伝えしたいのが、イヤホンの取り出しから耳への装着がとてもスムーズであることです。

スライド式であるため片手で蓋を開けられますし、イヤホンも掴みやすいです。

また、デバイスとの接続性も高く、耳に装着すると同時にスマホやDAPなどのデバイスとの接続が完了します。(2回目の接続以降)

装着感も完璧!激しい運動をしても問題なし

合わせて素晴らしいと感じたのが装着感。

うどんを下向きの状態で耳にはめて、少し前に回転させることで装着ができますが、走ったり激しい運動をしても全く取れません。

よしぞー

よしぞー

実際にイヤホンをつけてインターバル走(全力手前の疾走を繰り返す)を走ってみたけど、全く取れなかったよ!

軽さと合わせてフィット感も良い為、長時間つけていてもストレスはありません。

IPX4の防水規格に対応していますので、運動時のお供にも使えます。

ノイズキャンセリング機能

まず電車の中や雑音の多い場所での使用時に活用するノイズキャンセリング機能。

SoundCore Liberty 4のノイズキャンセリングは、「ウルトラノイズキャンセリング 2.0」と謳っており、これまでのAnker製イヤホンの中でも最強クラスの性能と言われています。

実際に試したところ完全遮断とは言いませんが、ほとんどの雑音を消してくれます。

雑音のある環境の中での音楽鑑賞には問題ないレベルです。

よしぞー

よしぞー

強風時にも使用したけど、風の音はそれなりに聞こえてきたよ

100%遮断ではないのね

あや

あや

また、SoundCore Liberty 4のノイズキャンセリングは、周囲の騒音レベルに応じて強さを自動で調節したり、専用アプリにて手動で弱・中・強から選択することも可能です。

外音取り込み機能はイマイチ

ノイズキャンセリング機能とあわせ、外でのイヤホン使用で重要になってくるのが外音取り込み機能です。

駅でアナウンスを聞いたり、道路を歩く際に音楽ではなく外の音を聴きたいときに使いますが、SoundCore Liberty 4の外音取り込み機能はイマイチでした。

外音取り込みが強いイヤホンは、まるでイヤホンをしていないかのように外音が聞こえてくる状態を作れます。

しかしSoundCore Liberty 4の外音取り込みは、状況によってはノイキャンが効いているのか、外音取り込みが効いているのかどちらか分からないというケースもありました。

イヤホン操作をカスタマイズできるのは嬉しい

SoundCore Liberty 4ではAnkerの専用アプリによってエフェクトやノイキャンモードなど様々な設定ができますが、使ってみて一番嬉しかったのが、イヤホン操作を自分好みにカスタマイズできることです。

上の写真は私の設定ですが、右のセンサーの1回押すを「モード設定」に変更しました。

これはノイキャンと外音取り込みの切り替えに使用するのですが、私の使用用途では頻繁に切り替えることがあるので重宝します。

マイク性能は十分に使えるレベル

SoundCore Liberty 4

SoundCore Liberty 4には通話が可能なマイク機能がついています。

このマイクは、6つのマイクを使用し周囲のノイズを除去することでクリアな音声を通話相手に届けると言われています。

上記音声は、背景で音楽を流しながら収録したものですが、外部の雑音をある程度消してくれていますので、電話通話程度であれば十分に使えるマイクだと感じました。

何よりも便利で使い勝手が良いコスパ最強イヤホン

SoundCore Liberty 4 をレビューしてきました。

これまでのAnker製品と比較して音質の大幅改善が図られており、音質を楽しめるイヤホンに仕上がっています。

過去のAnkerイヤホンで音質でストレスを感じていた方にはぜひ聴いていただきたいですね。

外音取り込みに弱い部分もありますが、ノイキャン性能は十分で、電車の中などうるさい環境の中でも音楽や動画鑑賞をしっかりと楽しめます。

何よりも操作性や機能性に優れいており、ストレスなく使えるのが素晴らしいと感じました。

約15,000円の価格ですが、十分に満足できる内容に仕上がっていますので、同価格帯でイヤホンを探している方は検討されることをお勧めします。

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