Dukeyの銀軸60%ゲーミングキーボード、Dukey One2 Mini です。
ゲーマーさんの中で話題になっていた事、銀軸を触ってみたかったことなどから購入しました。実際に使ってみると、ゲーミング時の操作性はもとよりDuckyという製品の愛らしさ、そして高い操作性と予想外の使いやすさに驚いたキーボードです。
この記事では、Dukey One2 Miniを使用した感想をレビューします。
目次
Dukey One2 Miniの製品概要
Dukey One2 Miniは60%サイズのキーボードで、文字配列は英字のみ、カラーはブラックとホワイト、軸はCherry社の赤軸・茶軸・シルバー軸の3種類から選択が可能です。
私はホワイトボディーの銀軸(シルバー軸)を購入しました。
銀軸を購入した理由は、銀軸ならではのアクチュエーションポイントの短さを活かし、ゲーミング専用でこのキーボードを使いったかった為です。
値段はいずれも13,500円程度で購入可能です。
外観レビュー
Dukey One2 Miniのパッケージや外観から紹介します。
このキーボードはガチなゲーミングキーボードをイメージしていましたので、ソリッド感(スピード感)のあるパッケージをイメージしてましたが、紺とピンクがベースの可愛らしいデザイン。そのパッケージの可愛らしさにホッコリするところからお付き合いが始まります。
パッケージを開封。一般的なシンプルな梱包。スケルトンのカバーの裏に、赤のEnterキーが確認できますね。
同梱品はキーボード本体、USBケーブル(Type-C)、交換用のキーキャップ、キープラー(キー引き抜き工具)、保証書兼簡易説明書。
保証書件、簡易説明書は中国語 or 英語ですが、さほど小難しい事も書かれていませんので読み飛ばしても問題ありません。というかDukey特有の操作についての説明はほぼ記載されていないので、どちらにしても分からないことはネットなどで調べながら操作することになるはずです。
この背面は、
このキープラーを見て心が満たされたのは私だけでないはずです。
キー配列は英字配列で60%のサイズ感は使いこなせる?
Dukey One2 Mini(Dukey製品は基本すべて)は、英語配列のみ発売されており、日本語配列を選択できません。
日本語配列と英語配列では若干配列と作法が異なります。
合わせてDukey One2 Miniは、60%サイズのキーボード。フルサイズやテンキーレスタイプと比較してがっつりとキーをそぎ落とされており、Fn+で様々な操作を行うことになるので、英語配列と60%キーボードが初めての方にとってはかなり苦戦するはずです。
- 英字とかなの切り替え
- Enterキーの小ささによる押し間違え
- 記号キーの位置の違い
- カーソルの操作
この辺りは最初苦戦するはずですので、覚悟して英語配列の60%キーボードの世界に入り込んでください。(慣れてしまえばこの世界も心地よいですよ)
銀軸(シルバー軸)の打鍵感や操作感について
Dukey One2 Miniでは、赤軸とシルバー軸の2種類から選ぶことが可能です。
赤軸も銀軸も打鍵感・打鍵音が少なく軽いリニアタイプの軸ですが、銀軸は作動点(アクチュエーションポイント)を短く設定されておりキーを打鍵した際の反応が非常に速いタイプの軸です。
その為FPSなど瞬時の反応を求められるゲーミング時に最適と言われる軸です。
Dukey One2 Miniに搭載されているのはCherry MX製の軸で、二つを比較すると以下のような違いがあります。
赤軸
- 押下荷重:45g
- 作動点:2.0mm
- キーストローク:4.0mm
銀軸
- 押下荷重:45g
- 作動点:1.2mm
- キーストローク:3.4mm
なお、ゲーミング時には早い反応でキー操作が出来る銀軸ですが、キーが軽く作動点が短い為、タイプミスをしやすいというデメリットもあります。
赤軸はタイピング時の操作性と合わせてバランスが取れた軸ですので、甲乙はつけがたいです。
実際の銀軸の操作性にですが、ゲーミング時においての作動点の短さは素晴らしく意思がダイレクトに伝わるような感覚があります。
この辺りは感覚でお伝えするしかありませんが、作動点1.2㎜の銀軸でフォートナイトを楽しんだ後に、作動点2.0㎜の赤軸や青軸で操作すると違いは感じます。
合わせて普段のタイピング時における銀軸の操作感ですが、「予想外にタイプミスはしない」という印象です。
私自身が普段から軽めのキーボードを好んで使っているからかもしれませんが、思いの外心地よくタイピングが出来ており、作動点が短いから起きるタイプミスはほとんどありません。
合わせて押下荷重とのバランスも良いのでしょうね。キーが軽く疲れづらい事、静音タイプの静かにコトコトとする打鍵音も心地よい為、普段からこのキーボードで良いのでは?と思えるレベルです。
Fnキー + で操作できることの幅広さ
Dukey One2 Miniは60%サイズのキーを削り落としたキーボードであるため、フルサイズやTKLサイズで個別で付いていたキーの操作はFn+で行うことになります。
Fn + 9 を押すことでF9として認識させるようなイメージです。
このファンクションキーを使った操作は、60%サイズなどコンパクトサイズのキーボードを考えるのであれば逃れられないものであって操作を覚えていくしかありません。
また、一つのキーボードだけを使い続けるのであればそのキーボードに慣れれば良いだけですが、キーボードによってFn+で稼働するキーの配置が異なるため、種類の異なるキーボードを複数使うケースではかなり苦戦してしまうと思います。
逆に言うと、それぞれの固有のキーの配置や付加機能によって、そのキーボードの特徴が出てくるわけですが、Dukey One2 Miniはその付加機能が非常に面白いです。
例えばこちら。↓
QWER、ASDFキーにマウスのマークが付いているのが見えますが、こちらFnと組み合わせると、マウス操作がキーボードだけで出来ます。
一般的な60%キーボードではFn+でカーソル操作は行えるものの、マウス操作まで出来るキーボードは少ないです。ちなみ左クリック・右クリックはもちろんスクロール機能まで実現しているので、出来るだけマウスを触りたくないキーボーダーにはありがたい機能であること間違いありません。
ゲーミングはもちろん普段用のコンパクトキーボードとして重宝出来るスペック!
Dukey One2 Mini 60% ゲーミングキーボード(銀軸)を紹介してきました。
60%サイズというコンパクトさと銀軸1.2㎜という短い作動点において、ゲーミング時に非常に優位に立てるキーボードです。
合わせてDukey One2 Miniはコンパクトキーボードであるものの使い倒すのが楽しくなるほどの様々な機能を兼ね備えています。
ゲーミング優先だけど普段も使える60%サイズのキーボードを考えている方には、ぜひ検討いただきたい一台です。