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静電容量無接点方式キーボードのメリット・デメリットとは? 鉄板おすすめ商品も紹介!

6 min

スイッチが物理的に接触することなく、タイピングができる仕組みのことを静電容量無接点方式と呼びます。

キーボードにはさまざまなタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあるんです。静電容量無接点方式は他と比べて高級な傾向がありますが、高級だからといって自分にとって本当に良いものかどうかはわかりません。

そこで今回は、静電容量無接点方式キーボードのメリットとデメリット、鉄板おすすめ商品を紹介します!

静電容量無接点方式キーボードのメリット

静電容量無接点方式のキーボードが本当に自分に適したものかどうかを判断するためには、メリット・デメリット両方を知る必要があります。まずは、静電容量無接点方式キーボードのメリットを4つ紹介しましょう。

軽くて滑らかなキータッチ

静電容量無接点方式は、機械的な接点がありません。他の方式のキーボードは、入力したキーを内部のバネが押し戻すので、少なからず抵抗があります。静電容量無接点方式は、そもそも接触をしないのでバネで押し戻したりする必要もありません。

キータッチが他と比べて、とても軽く滑らかです。そのため、指への負担も軽減され、疲れにくくなります。

高い耐久性

静電容量無接点方式は物理的な接触が無いので、他の方式のキーボードと比べて物理的な摩耗が抑えられます。キースイッチの寿命は製品によって異なる場合がありますが、中には5000万回以上の耐久性を誇るものもあるんです。途方も無い数字ですね。

仕事、趣味の執筆やゲームなどで使い倒しても壊れにくいので、安心して使い倒すことができます。

さらに、キーを個別で取り外すことができるため、故障したキーだけ交換してもらうことも可能です。

2重入力が発生しない安心感

キーボードを押したとき、二重に入力されてしまうことがたまにあるでしょう。二重入力のことをチャタリングと呼びます。チャタリングは、スイッチを押し込んだ際に「オン」離した際に「オフ」になる仕組みのキーボードで、スイッチの接点との擦れが発生して起こるものです。

つまり、物理的に接触を行うキーボードで起きる現象ということになります。

そのため、接点を持たない静電容量無接点方式のキーボードでは、理論上はチャタリングが発生しません。

比較的静粛性が高い

静電容量無接点方式は底まで押下する必要が無く、スイッチの接点が無いため比較的静かです。全く音がしないというわけではありませえんが、メンブレンやメカニカルなどに比べると明らかに静かです。

タイピング音が好きな人には物足りないでしょうが、音をあまり出したくない環境で使う人やタイピング音が好きじゃない人にはぴったりでしょう。

静電容量無接点方式キーボードのデメリット

静電容量無接点方式のメリットを4つ紹介してきました。耐久性が高く、疲れにくく、チャタリングもなくて静か…。良いことづくしなイメージがあるかもしれませんが、デメリットもあります。今度は、静電容量無接点方式キーボードのデメリットを4つ紹介しましょう。

価格が高い

静電容量無接点方式のキーボードは、軒並み価格が高めです。メカニカルだと安いものだと8000円、メンブレンだと2000円台からあります。一方静電容量無接点方式は、どれだけ安くても1万円を切ることはありません。各社の安価なモデルを見てみても、2万円程度はします。

フラッグシップモデルなら、3万円を超えることが少なくありません。

あまり予算を多くとれない人は、最初から選択肢にすら入れることができないので注意が必要です。

液こぼれにとても弱い

キーボードは精密機器のひとつなので液体には元々強くありませんが、静電容量無接点方式は他の方式のキーボードと比べて特に液こぼれに弱いです。他のキーボードは物理的接触によってスイッチのオンオフを切り替え、入力します。

静電容量無接点方式は、簡単に言えば電気の力を通して入力をするという仕組みです。電極が一定まで近づくことで回路が接続され、キーを押したことを認識します。

そのため、液体などの異物が入り込むとうまく認識されなくなる可能性が高いんです。液体が入り込んだらスイッチを取り外して徹底的に掃除をしなければなりませんし、根本から壊れてしまうこともあります。

キーボード自体の重量が大きい

重量は製品ごとに異なりますが、静電容量無接点方式のキーボードは他と比べて重い製品が多いです。

中には1kg以上のものもあります。重いキーボードにも、高速でバシバシと打ち込んでも微動だにしない安定感があるというメリットがあるんです。

一方で、持ち運びには向かないなどのデメリットもあります。

しっかりとした打ち心地は得られない

モデルによっては音がしっかり出るものもありますが、近年は静粛性を売りにするモデルが多いので全体数と比較すると少ない傾向があります。

そのうえ、静電容量無接点方式という仕組み上、メンブレンやメカニカルと比べるとキーを押下したときの感触が抑えめです。音があれば多少は気持ちがマシになりますが、キー押下時のしっかりとした打ち心地は得られません。

静電容量無接点方式キーボードが向いている人と不向きな人

ここまで、静電容量無接点方式キーボードのメリット・デメリットを紹介してきました。

まとめると、こういうことになります。

  • タイピングによる耐久性は高いが、液体などの異物混入には弱い
  • チャタリングが発生しない
  • 静粛性が高い
  • キータッチが軽く疲れにくいが、しっかりとした打ち心地は得られない
  • 他の方式より重量があるモデルが多く、持ち運びには向かない
  • 価格が高い

以上の内容を踏まえて、静電容量無接点方式キーボードが向いている人と、不向きな人とに分けてみましょう。

静電容量無接点方式が向いているのは、疲れにくさと静粛性を最重要視する予算に余裕がある人です。

一方、向いていないのはしっかりとした打ち心地が欲しい人と、PCデスクで飲み食いをしたい人、予算に余裕がない人となります。

結構人を選ぶキーボードだと言えるでしょう。その分、向いている人にとっては唯一無二の相棒になり得るだけの性能があります。

静電容量無接点方式キーボードのおすすめ4選!

最後に、静電容量無接点方式のキーボードが自分に合っているのではないかと思える人のために、実際のおすすめ商品を4つ紹介します。静電容量無接点方式で高い評価を得ている2つのメーカーから、それぞれの人気商品を2つ見ていきましょう。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S

富士通の完全子会社・PFUの、静電容量無接点方式キーボードのフラッグシップモデルです。商品名が長いため、文中では「HHK」と省略させていただきます。

HHK Professional HYBRID Type-Sの特徴は、テンキーが無く軽量なことです。重量は540gと静電容量無接点方式の中では軽量で、持ち運びがしやすくなっています。

大きさもとてもコンパクトです。両手ですっぽりとキーを覆えるので、ホームポジションから手を動かすことなくタイピングができます。この操作感覚を実現するためキー配列が独特なものになっているので、慣れるまでは苦労するものの、慣れればタイピングがよりしやすくなりますよ。

接続はBluetoothとUSBに対応。USB-Cで接続できるので、身の回りのガジェットの端子を揃えたい人にもおすすめです。Bluetooth接続は最大4台まで、同時にペアリングできますよ。

電力供給はバッテリーではなく、単3乾電池2本となっています。内蔵バッテリーよりも長く使えるので、ここはかえってメリットとなるでしょう。

繰り返し使える乾電池を使えば、経済的です。

静粛性が高く、疲れにくい打ち心地なのはもちろんのこと。好みに役割を割り当てるなどのカスタマイズもできるので、普段遣い・ゲームなどさまざまな用途に使えます。

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HHKB
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PFU Happy Hacking Keyboard Professional Classic

HHK Professional Classicは、接続方式がUSBのみになっています。重量は上位モデルよりも少し軽く520gで、コンパクトさも健在です。

裏面の足は3段階に調節できるため、自分の好みに合わせてキーボードを傾けることができます。裏面の足はほとんどのキーボードに付いているものの、3段階にまで変えられるものは意外と少ないんですよね。

打鍵感は上位モデルと同様に、静電容量無接点方式特有の軽く滑らかになっています。特にHHKの打鍵感は評判が良いので、とにかく軽くて滑らかなキーストロークが好きな人にはたまらないモデルでしょう。

基本的な仕様は前述の上位モデルと同じで、価格差は1万円ほどとなっています。

有線接続に抵抗が無ければ、こっちを買いましょう。

なおClassicは、HHKBの原点をそのまま形にしたレジェンダリーモデルで、英語配列のみが発売されています。

東プレ REALFORCE TKL SA R2TLSA-JP3

REALFORCE TKL SA R2TLSA-JP3は、USB接続・テンキーレスの静電容量無接点方式キーボードです。重量は1.1kgと結構重いので持ち運びには不向きですが、バシバシとキーを叩いてもズレたりすることがなく安定感があります。

本体、キートップ引き抜き工具、交換用のCtrlキー、Caps Lockキー、2mm,3mmのスペーサーと付属品も充実していますよ。

キー荷重はALL30gとかなり軽く、キーを弱く叩くだけでも反応してくれます。そのうえキーボードに傾斜が付いており、疲れにくさに特化しているモデルです。これまで重めのものを使っていた場合は軽すぎて誤入力するかもしれませんが、慣れれば楽になります。

フルNキーロールオーバーに対応しており、素早い操作が可能です。タイピングが早すぎてついていかない、という経験をしたことがある人やゲームに使いたい人にぴったりでしょう。

静粛性も高く、静かなオフィス、深夜の自宅などでも気兼ねなく使えます。

とにかく長時間作業しても疲れないキーボードが欲しい、静かなキーボードが欲しいという人におすすめのモデルです。

東プレ REALFORCE RGB TKL R2TLA-US4G

東プレのREALFORCEシリーズは、静電容量無接点方式キーボードでは定番です。

REALFORCE RGB TKL R2TLA-US4Gは、名前の通りテンキーレスでRGBバックライトを搭載したモデルになっています。ゲーミングキーボードの需要が高まっていることに対応したモデルで、キーのオン位置を変更できるなどゲーム向けの機能も搭載。

キーごとに、スイッチをオンにするためのストロークを1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できます。ゲーム向け機能ではあるものの、ストロークの深さを変えることで普段使いでも自分が打ちやすいようにカスタマイズできるため、普段遣いでもおすすめです。

さらに、2mmと3mm厚のスペーサーが付属しています。ストロークの深さを変える機能と合わせることにより、もっと自分に合うキーボードにカスタマイズできるでしょう。

フルNキーロールオーバーにも対応しているので、素早い操作にも対応しやすいです。

静電容量無接点方式は無骨なデザインのものが多いので、もう少しデザイン性が高い物が欲しいという場合もおすすめですよ。

ただ、キーだけ光るというものではなく、キーの周囲もぼんやりと光るタイプになっています。ロジクールのようなキーだけ光るものが好きな人は、注意しておきましょう。

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東プレ(Topre Corporation)
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静電容量無接点方式で疲れ知らずのタイピングを!

静電容量無接点方式は、とにかく疲れにくく壊れにくいのが特徴です。長時間作業にぴったりなので、ライター・プログラマーなどキーボードを酷使する職業の人にもぴったりと合います。

普段遣い、ゲーミング用途と、長時間使う人は静電容量無接点方式を検討しても良いのではないでしょうか。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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