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フルサイズーキーボードとテンキーレスキーボード徹底比較! メリット・デメリット・選び方を紹介

6 min

テンキーレスキーボードは、昔は数が多くありませんでした。しかし、近年はPCゲームが人気になるなどの理由から、テンキーレスキーボードの数も多くなってきています。モデルによっては、フルサイズとテンキーレス両方出していることも珍しくありません。

ただ、テンキーレスとフルサイズキーボードとのどちらを選べば良いのかは、迷うところです。

テンキーがあるのと無いのとで、どんな違いが出てくるのか想像しにくいんですよね。

そこで今回は、フルサイズキーボードとテンキーレスキーボードとを比較して、向き不向きについて考えていきます。

フルサイズキーボードのメリット

フルサイズとテンキーレスのメリット・デメリットを比較してみましょう。まずは、フルサイズキーボードのメリットを2つ紹介します。後ほど語るデメリットなどと照らし合わせ、自分に合うかどうかチェックしましょう。

数字の入力がしやすい

フルサイズキーボード最大のメリットは、テンキーがあることで数字の入力がしやすくなることです。テンキーは、数字がまとまって右側に配置されていますよね。そのうえ、電卓と同じ数字の配置になっています。

手首を動かさなくても全ての数字に指が届くうえに、慣れればブラインドタッチによって入力速度が上がるんです。

最も種類が豊富にある

キーボードのサイズはフルサイズ、テンキーレス、60%と大きく分けて3種類あります。これらの中で最も種類が豊富にあるのが、フルサイズキーボードです。最も基本的なキーボードの形だから、という理由があります。

近年はテンキーレスしかラインナップされていないキーボードも出てきたので、テンキーレスの数も上がってきているものの、やはりまだまだフルサイズが強いです。単純に、さまざまな用途での需要があるんですよね。

選択肢が豊富なので、自分に合ったキーボードが見つけやすくなります。

フルサイズキーボードのデメリット

フルサイズキーボードは、数字入力がしやすくモデルの選択肢も豊富です。デメリットはあまりないのでは? と思う人もいるかもしれませんが、そうでもありません。そこで今度は、フルサイズキーボードのデメリットを2つ見ていきましょう。

デスクを圧迫する

フルサイズキーボードは、横幅が大きいです。テンキーがある分、どうしても大きくなってしまいます。サイズをおさえたモデルもあるものの、テンキーレスキーボードより小さくなることはありません。

横幅が広い分、デスクを圧迫することがあるんですよね。フルサイズしか使ったことがない人は実感しにくいかもしれませんが、サイズはやはりテンキーレスに軍配が上がります。

デスクに色々物を置きたい人、在宅ワークのデスクでタバコを吸いたい人などは窮屈に感じることがあるかもしれません。

マウス操作の邪魔になりやすい

フルサイズキーボードは横幅が大きくデスクを圧迫すると述べましたが、同時にマウス操作の邪魔になりやすいです。

通常のマウスを使う場合、マウスを動かす必要がありますよね。デスクにおけるキーボードの占有率が高いうえにマウスを動かすスペースが必要になるので、どうしても邪魔になります。

また、テンキーがある分、キーボードのホームポジションとマウスとの距離が開きがちです。これにより、手首の移動が大きくなるため疲れやすくなることもあります。

テンキーレスキーボードのメリット

フルサイズキーボードのメリットとデメリットを紹介してきました。次は、テンキーレスのメリットです。簡単に言えばフルサイズのデメリットの裏返しですね。自分に合うのはどちらか、考えながらチェックしましょう。

コンパクトで邪魔にならない

テンキーレスキーボードは、やはりコンパクトです。テンキーが無い分、サイズを抑えて作ることができますから。フルサイズからテンキーレスに変えると、デスクが広く感じてテンションが上りますよ。デスク上にある物を整理したときと同じ快感を、常時得られます。

そのうえ、物を置くスペースが生まれるのが良いところです。小物を置きたい、灰皿を置きたいなどの願望を叶えてくれます。それでいて、それらのものを置いてもデスクが狭く感じないのが大きなメリットです。

マウスが近づくため疲れにくくなる

テンキーレスキーボードは、マウスとの距離を近づけることができます。これにより、ホームポジションとマウスとの右手の移動が小さくなるので、疲れにくくなるんです。

そのうえ、マウス操作のスペースが増えます。トラックボールを使っている人なら、極限までキーボードに近づけたうえで空いたスペースを小物置きなどにすることも可能です。

テンキーレスキーボードのデメリット

テンキーレスキーボードのデメリットは、数字の入力がしにくいことです。

キーボードの上にある数字は横一列に並んでいますよね。横一列に並んでいるのを入力するのは打ちづらいですし、手首の移動が増えるので手間がかかります。そのうえ、疲れやすいです。

さらに、テンキーに比べて覚えづらくタイプミスも増える傾向があります。

ただ、テンキーレスキーボードを買った上で、別途テンキーだけ購入するというのも手です。

東プレのテンキーレスサイズのキーボードと別売りの東プレテンキー

意味が無いじゃないかと思うかもしれませんが、別売りのテンキーは自由に配置できます。キーボードの左側に置けば、テンキーがない不便さを解消できるどころか、右手でマウスを使い左手でテンキーを使うことで作業効率をアップできるんです。

使うときだけつなげれば良いので、不要なときはテンキーレスキーボードの良さを体感できます。

人気キーボードで違いを比べてみよう! G913フルサイズとTKL徹底比較

写真はロジクール G913 TKL

これまで、フルサイズキーボードとテンキーレスキーボードとのメリット・デメリットを比較してきました。ここで、フルサイズとテンキーレスの違いを実際の商品を例に見ていきましょう。両者の違いをより実感しやすくなりますよ。

今回例として紹介するのは、ゲーミングキーボードとして大人気モデル「Logicool G913」です。フルサイズとテンキーレス両方のラインナップの違いを、見ていきます。

サイズの比較

G913のサイズは、長さ475mm、幅150mm、高さ22mmとなっています。フルサイズだけあって、そこそこ長さがありますね。

一方G913TKLは、長さ368mm、幅150mm、高さ22mmです。幅と高さは全く同じで、長さだけ小さくなっています。テンキーが無い分の縮小ということですが、10.7cmも差が出るんですね。

商品画像ではそこまで差があるように見えませんが、実際は結構大きな差が出ます。定規で10cmをはかってみると、その違いがよりわかりやすくなるでしょう。

重量の比較

G913は重量1,025gですが、G913TKLは重量810gです。サイズが小さくなっていることにより、重量も軽くなっています。これも215gも違いがあるんですね。フルサイズとテンキーレスとのサイズ感と重量感は思っている以上に差がある、という認識でいたほうが良いかもしれません。

持ち運びする際には、大きさも相まってテンキーレスのほうが圧倒的に楽でしょう。

また、フルサイズだとモデルによってはPCバッグにギリギリ入り切らない場合もあります。

スペックの比較

スペックに関しては、サイズ間で違いがないモデルと違いがあるモデルとがあります。今回は、G913の場合に限定して比較していきましょう。「このようなスペックの差が出ることもある」という程度に、参考にしていただけると幸いです。

G913は、フルサイズとテンキーレスとでバッテリー駆動時間が違います。

フルサイズは輝度100%の状態で30時間、TKLは輝度100%の状態で40時間です。

G913は光るタイプのキーボードなので、輝度という概念があります。ガンガン光らせてワイヤレスで40時間ももつのは、眼を見張るものがありますね。

おそらくはテンキーレスは持ち運ぶ場合もあるため、充電できないケースに備えてバッテリーを強化しているのでしょう。

また、テンキーレスモデルだけ、USBレシーバーの収納場所がキーボード裏面に用意されています。これも持ち運びを前提とした設計です。

このように、スペックに差が出る場合は「持ち運びを考えた設計をするため」である傾向があります。

値段の比較

フルサイズとテンキーレスとでは、値段に若干の差が生まれるケースがあります。

G913の場合、フルサイズが公式通販サイトで税込み3万800円です。テンキーレスは同条件で3万250円となっています。550円、テンキーレスのほうが安いですね。スペックはテンキーレスのほうが上がっているにもかかわらず、安くなっています。

たまたまG913がこうなっているわけでは、ありません。

たとえばオーソドックスな価格帯8のFILCO Majestouch 2 というモデルで比較しても、フルサイズが15,074円、テンキーレスが13,730円(税込み)という結果になっています。

テンキーレスのほうが少し安くなりがちということです。

フルサイズかテンキーレス、どっちを選べばいい?

ここまで、フルサイズとテンキーレスとを実際の商品比較も交えて比べてきました。結果を、少しまとめてみましょう。

フルサイズの特徴

  • 大きくデスク上で幅をとる
  • マウスとの距離が遠くて比較的疲れやすい
  • 数字入力が便利
  • テンキーレスより若干高い

テンキーレスの特徴

  • 10cmもの差があるモデルもあり、デスクで幅を取らない
  • マウスとの距離を近づければ疲労軽減になる
  • 数字入力がしにくく疲れる
  • フルサイズより若干安い
  • フルサイズに比べて持ち運びやすい仕様になっているモデルもある

上記を踏まえて、エクセルに数字を入力したりプログラミングをしたりするなど、数字入力が多いならフルサイズがおすすめだと、一般的には言われているんです。

ただ、テンキーレスでも別途テンキーを購入することでカバーできます。

問題は、用途を限定するかどうかです。数字入力が多い仕事・作業に用途を絞るなら、フルサイズ一択となります。ゲームなど趣味にも使うことがあるなら、テンキーレスを選んでおいて別途テンキーを購入するのもおすすめです。

フルサイズが合うかどうかより、テンキーレスが合うかどうかで考えたほうが良いでしょう。

数字入力をする頻度が低かったり、デスクのサイズがあまり大きくはなかったりするならテンキーレスが合います。

持ち運ぶ場合も同様です。

上記の一部に当てはまるものの、数字入力の頻度は高いという人の場合は予算と手間で選ぶと良いでしょう。

別途テンキーを買う予算が無い場合は、フルサイズがおすすめです。テンキーを取り出して片付ける手間が鬱陶しい人も、同様です。

予算がある人や、テンキーを取り出して片付ける手間は別に構わないという人はテンキーレス+テンキー別購入がおすすめ。

まとめると、こうなります。

テンキーレスが合う人の特徴

  • 数字入力する頻度が低い人
  • デスクを広く使いたい人
  • 数字入力するけど別途テンキーを購入する予算がある人
  • 外付けテンキーの取り外しと接続の手間をかけても構わないという人

フルサイズが合う人の特徴

  • 数字入力する頻度が高い人
  • 別途テンキーを購入する予算が無い人
  • 外付けテンキーの接続の手間が煩わしい人

キーボードのサイズは用途と好みで選ぼう!

テンキーレスはデメリットを解消できるから最強という意見もありますが、実際にはそうとは言い切れません。外付けテンキーにも面倒くさいというデメリットがあります。それなら、最初からフルサイズを買ったほうが良いというケースもあるんです。

結局のところ、キーボードのサイズは用途と好みの両方を考慮して決めたほうが良いのではないでしょうか。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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