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NFTスポーツとは?特徴・仕組みと実際のNFTスポーツコンテンツ5つを紹介!

6 min
NFT スポーツ

2021年頃から、NFTが盛り上がっています。

さまざまな業界が少しずつ手を出し始めているNFTですが、実はスポーツ業界でもとても盛んになってきているんです。

海外はもちろん、日本のスポーツ関連企業が積極的にNFTコンテンツを展開しています。

今回はそんなNFTスポーツコンテンツの仕組みと特徴・魅力、実際の事例について紹介しましょう。

NFTスポーツとは? NFTの仕組みと特徴・魅力を紹介!

NFTのスポーツコンテンツについて紹介する前に、まずはNFTとは何か? スポーツコンテンツに適用することでどのような魅力が生まれるのかについて、簡単に説明していきます。NFT初心者でもわかるように噛み砕いて説明しますので、参考にしていただけると幸いです。

NFTはブロックチェーンを応用した仕組み

NFTは、ブロックチェーンを活用することでデジタルデータの取引履歴をより安定したものにして、なおかつ所有証明のような役割を果たすものです。

まだ難しいわね…

あや

あや

よしぞー

よしぞー

じゃあもっと詳しく簡単に見ていこう

まず、NFTの土台となるブロックチェーンについて説明します。

ブロックチェーンというのは、取引履歴や販売情報を記録・管理する仕組みのことです。現状、NFTはイーサリアムという仮想通貨のブロックチェーンを利用しています。

ブロックチェーンに記録された取引履歴や販売データは、全て紐付けられるというのが特徴です。

たとえばAという作者のNFTを、Bさんが購入したとします。

そして、BさんがCさんに売ったとしましょう。

このとき、ブロックチェーン上には「作者AがBに販売したNFTを、BがCに売った」ということが連動して記録されます。

一般的な取引履歴は、「作者AがBに販売した」「BがCに売った」という2つの取引履歴を同一のものとして管理できません。全く関係のない取引としてしか記録されず、流れまでは追えないんですよね。

だからデータを改ざんするのが簡単ですし、改ざんしたところで流れが追えないのでバレにくくなります。

一方ブロックチェーンは、取引の流れを追うことが可能です。そのためデータの改ざんが難しく、改ざんしたところで流れが追えるのでバレやすくなります。

しかも、取引履歴だけでなく販売情報も一緒に記録されるんです。たとえば発行数、発行日などですね。

つまり、NFTというのは「取引の流れや販売情報が記録される電子領収書が付いてくるデジタルデータ」ということです。

コンテンツを自分が保有していることが明確になる

NFTをスポーツコンテンツに利用することで、自分がそのコンテンツを保有していることが明確になるのがNFTの特徴です。

たとえば、とある選手の活躍記録をまとめた動画コンテンツを買ったとします。

このようなデジタルの動画コンテンツは、通常は誰が保有しているかなんてわかりません。実際に自分が保有していることに変わりはなくとも、それを証明してくれる物は無いわけです。

一方NFTは、ブロックチェーンに記録された販売データや取引履歴が、証明書のような役割を担います。

そのため、自分がそのコンテンツを保有していることが証明・保証されるんです。

また、それが発行数の少ないコンテンツだった場合は、希少性すらも担保されます。

スポーツ選手カードなど収集コンテンツとの相性が良い

NFTの良いところは、収集コンテンツとの相性が良いところです。

ブロックチェーンによって所有証明のようになったり、希少性が証明されたりしますから。どちらも、収集趣味を持つ人にとって嬉しいことです。

スポーツは、昔から収集コンテンツが人気でしたよね。プロ野球カードなど、選手の写真と情報が記録されたカードを集める人は昔から大勢います。

たとえば選手カードがNFTとして販売された場合、売買するなどの二次流通が安心してできるのでとても相性が良いです。そのうえ、自分がレアなカードを持っていることの証明もされます。

また、アナログのカードよりも含められる情報量は多いです。従来のカードよりも、もっと情報量の大きい選手カードが出るかもしれませんね。

スポーツ動画など多彩なコンテンツを安心して楽しめる

NFTとしてスポーツコンテンツを販売・配信することによって、多彩なコンテンツを安心して楽しめるようになるという利点があります。

NFTは改ざんもコピーもとても難しいので、誰かがデータを書き換えたりする心配もほとんどありません。ブロックチェーンに取引履歴が記録されることが、安心して楽しめるということに繋がります。

今後スポーツの動画など、さまざまなスポーツコンテンツがNFTとして出される可能性が高いです。

それら多彩なコンテンツを安心して集めて、鑑賞することができるのがNFTのスポーツコンテンツ最大の魅力ではないでしょうか。

実際のNFTのスポーツコンテンツの事例5選!

実際に、NFTのスポーツコンテンツが日本国内でも豊富に出始めてきています。そこで今度は、スポーツ関係のNFTコンテンツに関する事例・動向について5つ紹介するので、参考にしていただけると幸いです。

西武ライオンズのNFTコンテンツ販売

埼玉西武ライオンズが、2021年9月7日からNFTのコンテンツの販売を開始しています。

https://www.seibulions.jp/news/detail/00005002.html

販売に使っているのは、LIONS COLLECTIONというライオンズ独自のNFTプラットフォームです。

他の業界だと独自のプラットフォームを作る企業が少ないのですが、スポーツ業界は独自プラットフォームを展開することも少なくないという特徴があります。既存のプラットフォームを使うよりも独自色を出しやすいですし、企業の自由にできるのでファンコミュニティが重要なスポーツ業界にとっては都合が良いのかもしれませんね。

販売されているコンテンツは、直筆サイン色紙入りの動画コンテンツなどです。

NFTコンテンツと言えばデジタルデータが基本ですが、サイン色紙など現実のグッズも付属するのが特徴的。中には、サイン入りバットまであります。

こういう貴重なグッズをNFTをつけて販売することによって、コレクターは所有証明が付いてくるような満足感があり、販売側は管理しやすくなるという利点があるんです。

現実のグッズとNFTとの融合は面白いわね!

あや

あや

もちろんデジタルコンテンツもあるよ

Jリーグのオフィシャルライセンスゲーム

OneSportsとアクセルマーク株式会社が、2社でブロックチェーン型スポーツゲームの共同開発をしています。

僕らのクラブがJリーグチャンピオンになるなんて

そのスポーツゲームで、Jリーグとライセンス契約を結んだと話題になりました。つまりは、Jリーグ公認のNFTゲームが出るということですね。公認なので、ゲームには全42クラブの800名以上の選手が、実名かつ実写で出ます。

ゲームジャンルは、シミュレーションです。

クラブのオーナー兼監督になって、自分のチームを作成し、リーグ優勝を目指すというストーリーになっています。ゲーム内で実際の選手を育成できるうえ、育成した選手カードがNFT化されるというのが面白いところです。

NFT化された選手カードは、専用のプラットフォームで売買できます。

有名選手を強く育て上げたりすると高い価値がつく、ということですね。

PLMの「パ・リーグExciting Momentsβ」

PLM(パシフィックリーグマーケティング株式会社)と株式会社メルカリと、パ・リーグ6球団が手を組んでNFT事業を行っています。

パ・リーグ6球団としては初めてとなる、NFT事業ということで話題になりました。

パ・リーグExciting Momentsβ」というサービスです。過去の試合の名場面や、メモリアルシーンをコレクションすることが目的のサービスとなっています。西武ライオンズのNFTショップなどはありますが、これまで試合映像を使ったNFTコンテンツをスポーツリーグが出すというのは日本では初です。

2021年12月23日から、第1弾のラインナップを販売開始し、今後も度々販売されるとのこと。

まずは販売機能を強化するということですが、今後はブロックチェーンをさらに活用して他のサービスを提供したりコレクションの再販機能をつけたりする予定があると発表されています。

どんどん使い勝手よくなりそうね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

メルカリのWeb関係のノウハウと、PLMのスポーツマーケティングのノウハウが合わさって最高に見える

NBA Top Shot

NBA Top Shotは、NBA選手のトレーディングカードを扱っているNFTプラットフォームです。

人気選手のカードには1000万円以上の価格が付いたこともあり、注目を集めています。

カードはいわゆるブロマイド的なものばかりではなく、NBAの過去の試合のハイライトをカード化しているんです。しかも、カードでありながら動画として再生することができます。

バスケ好きには嬉しいわね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

メルカリのWeb関係のノウハウと、PLMのスポーツマーケテカードとして眺めるもよし、再生するもよし、売るもよし!

手に入れたカードは、NFTとして販売・取引など二次流通させることができます。有名シーンのハイライトやスター選手のカードは高値で取引されることもあり、デジタル上でトレカ特有の市場が成り立っているのが特徴です。

さらに、面白いのがファンコミュニティとして機能している面があるということ。

元々、NBA Top ShotはNBAのファンコミュニティ形成を目的として運営開始されたサービスで、コミュニティ要素が充実しています。

たとえば、NBA Top Shotのカードはパッケージ購入とマーケットプレイス購入と二種類の買い方があるのですが、パッケージ購入がとてもおもしろいです。抽選してオンライン上の列に並ぶという、実際にお店で買っているかのような感覚が得られます。

これでSNSで「抽選当たった!」「列早めだ!」と投稿したりすることで、一種のファンコミュニティが形成されますよね。

そして、コミュニティではコレクターが公開されていて、Discordでコミュニケーションをとることも可能です。NBA Top Shotを楽しんでいる人同士のDiscordサーバーなどもあるでしょうし、NBA Top Shotを通じてファン同士が交流する場が生まれています。

DAZN×ミクシィの「DAZN MOMENTS」

DAZNとミクシィが、スポーツ特化型のNFTのマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」を2022年春からβ版としてサービス開始すると発表しました。

これは、スポーツ選手のスーパープレー、メモリアルシーンなどの映像をNFTとして提供するサービスです。NBA Top Shotと似た特徴がありますが、日本国内向けなので、より日本人に人気のあるコンテンツが提供されると考えられます。

さらに、コンテンツにはシリアルナンバーがつけられ、もちろんそれもブロックチェーン上に記録されるんです。シリアルナンバーがあることによって、同じコンテンツでも「番号」という違いが生まれます。

番号によっては高値がつくこともあるでしょう。NFTコンテンツの「唯一無二の価値を提供できる」という利点を、他のスポーツ関連のプラットフォームよりも活かした形です。

また、最初は販売機能とコレクション機能を展開していき、サービスを運営する中で段階的にユーザー同士の取引が可能なマーケットプレイス機能、コミュニティ機能も充実させていくとしています。

国内向けはありがたいわね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

個人的にはシリアルナンバー付きなのがグッとくる

NFTでスポーツコンテンツ収集がより楽しくなる! この機会にはじめてみよう

NFTはさまざまな業界で取り入れられ始めていますが、スポーツ業界は比較的早い段階でNFTの活用に積極的に乗り出しています。どれもがNFTの特性を大きく活かしており、とても期待が大きいです。

まだβ版だったりと機能的に弱い部分はありますが、どのサービスもアップデート予定があると発表されています。

今後に大いに期待しつつ、スポーツが好きならこの機会に始めてみても損はないのではないでしょうか。

仮想通貨を使える準備をしよう

仮想通貨取引所の口座開設には数日かかりますので、口座開設は検討のタイミングで済ませておくことをおすすめします。

いざ、NFTを購入したい・メタバースサービスを遊びたいと考えた際、直ぐに動けないのは本当にもったいないです。

とりあえず一つ口座開設するのであればByBitがおすすめです。

ByBitは多くの仮想通貨を取り扱っているので、口座を持っておけば大抵のNFTやメタバースサービスを始めることが可能です。もちろん日本語対応にしっかり対応しており、言語で困る事はありません。

また、ByBitではクレジットカードで仮想通貨を買うことが出来ます。手数料はかかってしまうものの、買いたいと思ったときに直ぐに購入できるのは嬉しいですよね。

今NFTを買う予定が無くとも、必要と判断した際、すぐに動ける環境は整えておきましょう。ByBit公式サイトはこちらです。

よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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