BINANCE(バイナンス)は、海外の仮想通貨取引所です。
海外取引所というと、初心者は手を出しにくいイメージがあるかもしれません。実際、国内の取引所と比べるとハードルは高めです。
ただ、バイナンスは世界でトップクラスの人気を誇る取引所です。
バイナンスでしか得られない魅力的なサービスと合わせ、初心者から上級者まで使えるようになっています。
バイナンスを実際に使う前に評判やメリット・デメリットを知りたいという人もいるでしょう。
そこで今回は、バイナンスの評判を紹介していきます。
目次
BINANCE(バイナンス)とは? 概要・特徴を簡単に紹介!
まず、バイナンスがどういうところなのかについて簡単に説明しましょう。
バイナンスは、2017年に香港で設立された仮想通貨取引所です。
2018年には、中国政府による仮想通貨規制に対応する形で、本拠地を移転するなどさまざまな事態に柔軟に対応しています。
現在の本拠地はマルタ島です。
取り扱い通貨数が370種類以上と、国内取引所だけでなく海外取引所の多くと比べても多いです。
最近話題のNFT取引にも対応したり、時流に沿った運営をするのも得意。
さらに、BNBという独自トークンも発行されています。
これを使うことによって、取引手数料がお得になるなどのメリットがあるので使う人も少なくありません。
トークン自体の将来性にも期待が持てるため、長期保有するために買う人もいます。
かなり大規模な取引所なんだね
あや
よしぞー
世界トップクラスだからね
BINANCE(バイナンス)の良い評判・メリットを紹介!
バイナンスの概要や特徴を説明してきました。
その中で、バイナンスの良いところについて軽く触れましたが、ここではより詳しくバイナンスの良い評判について紹介していきます。バイナンスには、以下の7つのメリットがあるんです。
取り扱い通貨数が豊富
バイナンスは、とにかく取り扱い通貨数が多いです。先程も軽く触れたとおり、370種類以上の銘柄を扱っています。
人気のビットコインやイーサリアムはもちろん、マイナーな銘柄まで幅広く揃っているため実用目的でも投資目的でも使いやすいです。
近年はメタバースなどブロックチェーンゲームが人気ですが、ゲームの独自トークンを発行することも増えています。
たとえば、DecentralandのMANAなどです。そのようなブロックチェーンゲームの独自トークンも、多く取り揃えています。
ブロックチェーンゲームをプレイする人にとっても、バイナンスは良い選択肢になるのではないでしょうか。
よしぞー
僕の場合はSTEPNのGMTを購入するのにも愛用しているよ
話題の運動することで稼ぐSTEPNのガバナンストークンであるGMTは、バイナンスで購入が可能です。
取引手数料が安い
バイナンスは、取引手数料が安いです。
現物取引には、「Maker」「Taker」という2種類の参加者がいます。
取引所の板に出ている指値注文に関して売買が成立したとき、指値注文を出した参加者がMaker、発注した参加者がTakerです。
この両者の取引手数料は、一律0.1%に設定されています。
だけどコインチェックは無料じゃなかったっけ?
あや
よしぞー
国内取引所と比べると高いけど、海外取引所の中ではトップクラスに安いよ
さらに、独自トークンのBNB建てで取引することによって、手数料が25%割引されます。
初心者でも直感的に使いやすい
バイナンスは、初心者でも直感的に操作できます。
特に取引画面が、とても使いやすいです。
仮想通貨の取引というと難しそうなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、バイナンスではそこまで難しくありません。
通貨の値動きなどが見やすく表示されているうえ、見たい通貨をクリックすると即座に切り替わる仕組みになっています。注文も直感的に通販サイト感覚で操作できるため、初心者でも注文しやすいです。
そのうえ、ステーキングや流動性スワップなどのサービスがあります。
ステーキング…?
あや
よしぞー
ブロックチェーンに仮想通貨を預けて報酬を得るサービスだよ
預け入れて承認を行わせると、報酬がもらえます。バイナンスのステーキングサービスの年利は、10%や20%の仮想通貨が多いです。
種類・期間によっては150%以上になることもありお得です。
流動性スワップは、取引所を介して取引するよりも低い手数料で仮想通貨を交換できるサービス。
ユーザーにより、あらかじめ預けられた仮想通貨を使って交換が行われます。ここに仮想通貨を預けることで、報酬を得ることが可能です。
これらのサービスによって、初心者でも利益を得やすくなっています。
セキュリティレベルが高い
バイナンスは、取引の安全性のためにさまざまなセキュリティを採用しているので、安全性が高いです。
どんなセキュリティがあるの?
あや
よしぞー
次の5つのセキュリティがあるよ
- コールドウォレット
- マルチシグ
- 二段階認証
- 暗号化通信
- ISOセキュリティ認証
コールドウォレットは、オフラインで資産を管理するウォレットのことを指します。オフラインなので、ハッキング・不正アクセスの被害を受けるリスクがありません。
マルチシグは、取引に必要な秘密鍵が複数あるウォレットのことを指します。
仮想通貨の取引の際には、秘密鍵というものが必要です。これはそのウォレットの所有者である証であり、これが流出すれば誰でも取引できるようになってしまいます。
複数の秘密鍵があることによって、安全性が増すというわけですね。
他の3つに関しては、インターネットのサービスでは一般的なセキュリティシステムになっています。
アプリがPCブラウザ版より使いやすい
バイナンスには、スマホアプリ版があります。
これがブラウザ版より使いやすいと評判です。
PCブラウザでは一度に表示できる情報量が多いため、一画面の情報量は自然と多くなります。それでもバイナンスは見やすい画面づくりをしているのですが、スマホアプリだと一画面の情報量が自然と抑えられて、より見やすくなっているんです。
そのうえ、直感的な操作も可能。
スマホで気軽にチャートを見ることができますし、取引も簡単に行うことができますよ。
キャンペーンで流動性を高めている
バイナンスは、キャンペーンを行うことがあります。
上場したばかりでまだまだ知名度も流通量もそこまで無いようなアルトコインに対し、キャンペーンを展開することで流動性を高めているんです。
たとえば、香港のクレジットカード会社が発行したモナココイン。今ではさまざまなところで名前が出るようになっていますが、上場したばかりの頃は少しマイナーでした。
そこでバイナンスは、BNB建てで行ったモナココイン取引高1位の人に対し、ランボルギーニ2018Huracan RWD Coupをプレゼントするキャンペーンをしました。この車は、日本円で約3000万円もする高級車です。
このようなキャンペーンによって流動性を高めることによって、「買いたい」「売りたい」と思ったときにすぐ取引することができるようになります。
よしぞー
GMTもクイズキャンペーンが企画され、参加しただけで23GSTのキャッシュバックバウチャーを貰えたよ!
ハードフォークに積極的
ハードフォークというのは、簡単に言えば仕様変更・仕様の分岐のことです。
たとえばAという仮想通貨があったとして、それが「Aゴールド」「Aダイヤモンド」などに分岐して新しい仕様の仮想通貨が生まれることを指します。
ビットコインにも、「ビットコインキャッシュ」「ビットコインゴールド」「ビットコインダイヤモンド」など合計5つのハードフォークコインが分岐して生まれましたが、これもバイナンスがきっかけでした。
どうして分岐するの?
あや
よしぞー
取引情報の証明作業が追いつかなくなって、取引遅延とか手数料高騰とかが起きるのを防ぐためだよ
取引量が多くなると、証明作業の量が増えます。
証明が終わらないと取引も進まないので、追いつかなくなると遅延するんです。
手数料が増えるのは、簡単に言えば「残業したら給料が増える」ようなこと。需要過多で証明作業が大変になると手数料が高くなる、と覚えておくと良いでしょう。
バイナンスは、このハードフォークを積極的に行います。
つまり、バイナンスを使っていれば取引量の増大による遅延・手数料高騰などが起きにくいということです。
BINANCE(バイナンス)のイマイチな評判・デメリットを紹介!
バイナンスの良い評判やメリットについて紹介してきましたが、もちろんイマイチな評判やデメリットもあります。良い評判とイマイチな評判の両方をチェックして、バイナンスは自分に合うサービスなのか見極めましょう。
金融庁から2度警告を受けていて不安
バイナンスは、過去に日本の金融庁から2度警告を受けています。
1度目は2018年3月、2度めは2021年6月です。
1度目の警告の後には、しばらく日本語サービスを停止していました。2度目の警告後は、2022年3月27日現時点で特にサービス停止はしていません。何らかの声明を大々的に発表することもありませんでした。
ただ、今後サービスを停止しないとは限りません。
そのうえ、3度目には一時的な停止だけでは済まないかもしれないという危惧もあります。
バイナンスは、この2度の警告を受けて内部教育などの対策を講じると発表しました。
具体的には、次の3点に取り組むということです。
- 国際的コンプライアンスチームの強化
- コンプライアンス遵守のためのパートナーシップの拡充
- 地域ごとの規制の準拠
また、2021年末にカナダとバーレーンで認可を取得。過去にカナダでも警告を受けているのですが、正式な認可を取ったことから、各国の法律に沿って運営する動きがあることがわかります。
日本に関しても同様に、認可を取る動きが水面下ではあるかもしれません。
そうなれば安心して使えるようになるでしょう。
過去にハッキング事件があって不安
バイナンスは、過去似ハッキング被害を受けたことがあります。
事件が起きたのは2019年で、被害額は約45億円相当のビットコインです。被害を受けたのは、バイナンスが管理しているウォレット。このときは迅速に入出金を停止したので、ユーザーのウォレットに被害は出ませんでした。
だけどセキュリティが整ってるんでしょ?
あや
よしぞー
この事件を受けて、強化したんだよ
不安に思うのもわかりますが、今は比較的安全に使えるようになっています。
日本円の入出金手数料が割高に感じる
バイナンスは、海外の取引所でありながらもクレジットカードやLINE Payなどを使って日本円を入金することができます。これはとても便利なのですが、手数料が結構高いです。
1万円の入金をするとき、クレジットカードでは約1450円、LINE Payでは約620円の手数料がかかります。
だからといって国内取引所で仮想通貨を購入してから、バイナンスに送金したとしても、送金している間に仮想通貨が値下がりすることもあるんです。
迅速な取引のために安くない手数料を払う必要があるので、ここはよく不満の種になっています。
注文が通らないことがある
これはバイナンスに限ったことではありませんが、注文が通らないときがあります。
たいていの場合、原因は混雑です。混雑時には、多くの取引で「注文が通らない」「反映が遅い」などの不具合が出ます。
大勢のユーザーがSNSで「注文が通らない」「反映されるのが遅い」と嘆いているので、スムーズに通らなかったときはまずSNSをチェックすると良いでしょう。
大勢の人が同じ状態であれば、諦めてしばらく待つことをおすすめします。
メンテナンス中などで出金停止になることがある
バイナンスは、ウォレットのメンテナンスを度々行っています。
メンテナンスは安全性を確保したりするために必要なことですが、この際には対象通貨の出金・送金が停止されるので注意が必要です。
急ぎで出金したいときなどにメンテナンスが始まると、待つしかありません。
わかりやすく予告してくれれば良いのですが、そういったものがあまりないので不満として挙げられることが多いです。
BINANCE(バイナンス)の評判まとめ
バイナンスは、海外仮想通貨取引所の中では初心者でも扱いやすいという特徴があります。
PCのブラウザはもちろん、スマホアプリからでも快適に取引できるのでアカウントを持っていると重宝するでしょう。
ただ、万人に合うサービスは存在しません。
バイナンスの評判をメリット・デメリットの両方チェックし、自分に合うかどうかをしっかりと考えて判断するようにしましょう。