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ゲーミングPCのノート・デスクトップの比較 どっちを買うべきか違いを解説

6 min

ゲーミングPCを買おうというとき、ノート型かデスクトップ型か、どちらを買うべきか悩む人もいるでしょう。

普通のPCならノート型が人気があり、迷うことなくノートを選ぶ人も多いです。ところが、ゲーミングPCはモデルごとに性能差が激しく、こだわるべきポイントが多いんですよね。合わないものを買えば、宝の持ち腐れになります。

そこで今回は、ゲーミングノートとゲーミングデスクトップのどちらを買うべきか、それぞれの良し悪しを解説しましょう。

デスクトップ型ゲーミングPCのメリット

ゲーミングPCのメリットはさまざまですが、今回はノート型と比較した際のデスクトップ型ゲーミングPCのメリットを紹介します。デスクトップ型の良さが気になる人は参考にしていただけると幸いです。

ノート型より拡張性が高い

デスクトップ型は、ノート型に比べて拡張性が高いです。ケース内の余白が大きいので、ファンなど大きめのパーツを追加することもできます。もちろん、メモリ拡張やGPUの変更なども後から可能です。

さらに、BTOメーカーで購入する場合、ノート型よりもデスクトップ型の方がカスタマイズの幅が広い傾向があります。カスタマイズを楽しみたい人、後から自分好みのパーツを追加したり差し替えたりしたい人はデスクトップ型の方が良いでしょう。

ノート型より安い

同等の性能で比較した場合、デスクトップ型ゲーミングPCは、ゲーミングノートよりも安いです。ゲーミングノートは、薄型化・軽量化などでコストがかかります。キーボードとモニターが一体となっているのも、コストがかかる要因です。

そのため、構成は似ていたとしても値段はデスクトップ型の方が安くなります。

ノート型より性能が高くなりがち

同じ高性能モデルでも、デスクトップ型の方が性能が高い傾向があります。

CPU・GPU共に、ノートよりデスクトップの方が性能が高いパーツが使われる事が多いためです。ただ、単にパーツ性能の問題だけではありません。詳しくは後述しますが、構造上、デスクトップの方が熱がこもりにくく、性能を引き出しやすくなっています。

環境を自由に構築しやすい

デスクトップ型ゲーミングPCは、環境を自由に構築しやすいのも魅力のひとつです。デスクトップPCは、本体以外は自分で揃えます。モニター、キーボード、マウス等を自由に選ぶ楽しさがあるんです。

ノートPCでもその楽しさは味わえますが、どうしても本体が邪魔をします。デスクトップは本体を床などに置いておき、デスク上で環境を構築することができるんですが、ノートは本体をデスク上に置いたうえで外部モニターやマウスなどを接続しないといけませんから。

好きなメーカーのもので統一したり、性能にとことんこだわったり発想は自由です。

排熱しやすい

先程ノート型よりデスクトップ型の方が、同じ高性能モデルでも性能は高くなりがちだと説明しました。

その要因のひとつが、排熱性能です。デスクトップPCは精度の高いファンを設置したり、水冷式という性能の高いクーラーを搭載したりできます。後から自分でカスタマイズして性能を上げることも、最初から水冷式クーラー搭載モデルを購入することも可能です。

さらに、ケース内に余白があるなど、構造上熱が逃げやすくなっているため、デフォルトの状態でもデスクトップPCの排熱性能は高いと言えます。

熱がよく逃げるということは、パーツに負荷がかかりにくいということです。そのため、デスクトップの方が性能を引き出しやすくなります。

デスクトップ型ゲーミングPCのデメリット

デスクトップ型ゲーミングPCのメリットを5つ紹介してきました。ただ、デスクトップ型ゲーミングPCにはデメリットもあります。今度はデスクトップ型ゲーミングPCのデメリットを、2点紹介しましょう。

場所が取られる

デスクトップ型最大のデメリットは、場所を取ることです。省スペースモデルもありますが、通常モデルに比べて種類は少ない傾向があります。さらに、省スペースにすることで拡張性が若干下がるんです。

部屋に空間的余裕が無いと、置き場所に困ることになります。

周辺機器を自前で揃える必要がある

デスクトップ型ゲーミングPCのメリットとして、環境を自由に構築できるということを語りました。これは、裏返せばデメリットでもあります。

「こういうキーボードを買って、マウスはこっちで合わせて…」と、快適な環境を妄想して楽しめる人にはメリットに感じられるでしょう。一方、そういった楽しみを見いだせない人や、予算が少ない人にはデメリットになる可能性があります。

ゲーミングPCの周辺機器は、こだわるとかなりの金額がかかりますからね。だいたい、5万円くらいは見ておきたいところです。

ノート型ゲーミングPCのメリット

デスクトップ型ゲーミングPCは性能が高く、コスパが良いということを説明してきました。それでは、ノート型にはどのようなメリットがあるのでしょうか。今度は、ノート型ゲーミングPCのメリットを3つ紹介します。

持ち運んでオフラインプレイしやすい

ノート型ゲーミングPC最大のメリットは、持ち運びやすさです。デスクトップ型を持ち運ぶとなると、大変ですよ。とんでもなく重いですし、大きいです。入れられるカバンも限られてきます。そもそも、持ち運びを想定して作られていません。

一方ノート型は、軽いです。カバンもPC用バッグが多数売られており、それを使えば問題ありません。

持ち運びしやすいことによる恩恵は、オフラインプレイがしやすくなるということです。

PCゲームはオンラインプレイ可能なものがほとんどですが、中にはオフラインプレイが盛り上がるゲームもたくさんあります。友達と家で一緒にゲームを遊ぶという楽しみは、オンラインプレイでは味わえません。

オフラインプレイも考慮したい人、旅先などでもゲームで遊びたい人にとっては大きなメリットになるでしょう。

周辺機器を買わなくてもいい

ノート型PCは、とりあえずは周辺機器を買う必要がありません。キーボードとモニターが一体となっていますからね。しかも、ゲーミングノートのキーボードとモニターはゲーム用に作られています。外付けのものを買わなくても、満足できる出来です。

もちろん、より快適な環境を追求するとなると外付けモニターなどの購入を視野に入れる必要はあります。それでも、導入時に色々買い足さなくて良いのは大きなメリットです。

本体はデスクトップの方が安くとも、周辺機器を含めれば高くなることもありますしね。

ただ、ゲーミングノートでも、マウスだけは別途購入しましょう。タッチパッドでゲームをするのは、無謀です。

性能は年々上がってる

ゲーミングノートはデスクトップに比べて性能を引き出しにくいと語りましたが、PCの性能自体は年々上がってきています。昔はデスクトップと同等の性能を理論値で叩き出すモデルすら、あまりありませんでした。現在は理論値であれば、デスクトップと同等の性能を出すモデルが複数あります。

ここで言う同等の性能とは、「同じクラスで比較した場合」の話です。

向上しているのは、搭載されるCPUやGPUなどだけではありません。一体となっているモニターの性能も、高くなっています。

120Hz、140Hz以上の高リフレッシュレートに対応しているディスプレイを搭載しているモデルが多くなっているんですよ。ノングレア加工などもされていたりして、以前より快適にゲームが遊べるようになっています。

キーボードも年々こだわりが増しているんですよ。一体型なのにメカニカルキーボードを採用したり複数キー同時押しに対応したり、人気ゲーミングキーボードの要素や機能をしっかり取り入れています。

そして、キーボードが光るモデルも多いです。

ノート型ゲーミングPCのデメリット

ゲーミングノートPCも年々クオリティが向上しており、性能的デメリットは感じにくくなりました。それでいて持ち運びに便利など、独自のメリットもあります。一方でデメリットもあるので、今度はゲーミングノートPCのデメリットを3点紹介しましょう。

デスクトップよりコスパが悪い

同クラスにおける性能差は年々埋められてきています。一方、その分ゲーミングノートの価格は高いです。ゲーミングノートの価格が高くなるのは、単純にデスクトップにはかからないコストがかかるため。薄型化、軽量化、モニターとキーボード一体などなど…。このようなコストがかかった結果、コスパが悪くなっています。

ただ、デスクトップで周辺機器を全て自前で揃えることを考えれば、ゲーミングノートだけコスパが悪いとも言いにくいかもしれません。

排熱性が低いので熱対策が必要になる

ゲーミングノートで最も気になる点は、排熱性能です。構造上熱が自然に逃げにくく、なおかつ大規模なファンなどを付けるのは難しいですからね。どうしても、PCに熱がこもりやすくなります。性能が引き出しにくいのも、そのせいです。

熱対策が、必要になります。

主な対策方法は、以下の通りです。

  • ファンの近くに物を置かないようにする
  • 冷却パッドを使う
  • 外付けの冷却ファンを使う

まず、基本的なところから対策しましょう。ゲーミングノートPCの冷却ファンの給気口は、側面や底面にあります。底面にはデスクが接地しますが、側面の給気口の近くには物を置かないようにしましょう。物を置くと空気の流れが悪くなりますから。

さらに、冷却パッドを使うのも手です。表面または裏面に貼ることで熱を吸収・逃してくれる製品もあれば、下に敷いて使う製品もあります。

そして、一番効果的だと考えられるのは外付け冷却ファンです。内部に入れられないなら、外部から冷やしましょう。

たとえば、ノートPCスタンドと冷却ファン、または冷却パッドを一体化しているものがあります。ノートPCに角度を付けられるだけでなく、しっかり冷やしてくれるんです。

USB給電式の冷却ファンもあります。タイプはさまざまなので、自分に合うものを選びましょう。

値段は2000円程度から万単位と、ピンキリです。

拡張性が低い

メーカーによって、ゲーミングノートの拡張性は異なります。たとえば、Lenovoのゲーミングノートはツールレス設計になっていて、特殊な工具を使わなくても自力でカスタマイズできるようになっているんです。その分、購入時のカスタマイズはできません。

一方、自力でカスタマイズするのは難しいものの、購入時のカスタマイズの選択肢は豊富というメーカーもあります。

拡張性が無いとは一概に言えません。

ただ、デスクトップ型と比べた場合、ノート型の方が拡張性が低いのは共通の事実です。

よりカスタマイズにこだわりたい人、自力でいじりたい人にはあまり向いていません。

ノート型ゲーミングPCをデスクトップ型と同じように使うことも可能

この環境で右奥に立てかけて映っているのがゲーミングノートPCです。

ノートPCをデスクトップPCのような感覚にて使用しており、ノートPCのモニターやキーボードは使用せずに、外部のモニター、キーボード、マウスと接続して使用しています。

モニター・キーボード・マウスなどの外部デバイスは、自分の好みのものを使いたくなりますし、それはデスクトップ型であってもノート型であってもと同じような使い方が可能です。

結論:持ち運びを優先するならノート! そうじゃないならデスクトップ

ここまで、デスクトップ型ゲーミングPCとゲーミングノートPCのそれぞれの良し悪しを語りながら、2つの違いについて解説してきました。

ゲーミングノートは、持ち運びがしやすく、導入時に購入する必要のある周辺機器が少ないのが魅力です。一方、デスクトップ型よりも排熱性能が低かったり、カスタマイズしにくかったりといったデメリットもあります。

デスクトップ型ゲーミングPCは、持ち運びは苦労しますが、排熱性能が高くPC自体の性能を引き出しやすいです。価格も本体だけならノートより安いです。

そのため、持ち運びを重視する人には、ゲーミングノートの購入をおすすめします。

持ち運びを重視しない人には、デスクトップがおすすめです。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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