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PSVR2専用の度付きレンズレビュー|メガネユーザーには必須クラス! 近視・乱視にも対応

6 min
PSVR2度付きレンズ

ゲームに特化したVRゴーグル「PSVR2」が話題ですが、メガネユーザーにとってVRゴーグルをどのように使うかは大きな課題です。

ほかのVRゴーグルでもそうですが、メガネのフレームが干渉してしまったりメガネが中でズレて酔ったりすることがよくあります。

かといって、裸眼では見えません。

そこでメガネの代わりにVR機器用の度付きレンズを使う人も、増えています。

今回は、PSVR2用の度付きレンズがなぜ必要かどうかを解説したうえで、ROOXのPSVR2用度付きレンズをレビューしていくので、ぜひご参考ください。

PSVR2用度付きレンズはなぜ必要?

メガネでPSVR2を使っている、という方は多いです。通常のメガネでも、PSVR2は使えます。ではなぜ度付きレンズが必要なのかについて解説していくので、メガネでのPSVR2使用に少しでも違和感を覚えたことのある方はぜひご参考ください。

目が悪いと裸眼では楽しめない

目が悪い方が裸眼でPSVR2を装着しても、全く楽しめません。

現実世界では裸眼である程度見えるという人でも、VRになるとほとんど見えず何が起こっているかわからないというケースが多いです。特に乱視が入っている場合は、文字がブレブレで視界も歪むので酔うだけの映像になってしまうことがあります。

目が悪い方がPSVR2を楽しむためには、以下の選択肢から選ぶことになる状況です。

  • メガネをかけて使う
  • コンタクトレンズで使う
  • 専用の度付きレンズで楽しむ

このなかで、最も楽なのが度付きレンズです。楽な理由について、これから解説していきます。

メガネは圧迫感があり痛い

メガネでVRゴーグルをかけると、どうしても圧迫感があります。ノーズパッドが普段よりも押し付けられて圧迫感があったり、フレームが締め付けられてこめかみ付近に圧迫感を感じたりすることが多いです。

さらに、メガネと顔とが干渉して当たってしまい、痛くなることもあります。

このような干渉を避ける場合は、コンタクトレンズまたは専用の度付きレンズが必要です。

コンタクトを目に入れるのにためらいがあるという方は、度付きレンズ一択になります。

メガネのサイズが合わないことがある

メガネのフレームのサイズによっては、PSVR2の中に入れられない可能性があります。

難しいのは、大きすぎても小さすぎてもぴったりすぎても使い心地が悪くなる可能性があることです。

大きすぎると入らずに使えません。

小さすぎても、中でズレることが多くなります。

じゃあ完全にぴったりならどうかというと、フレームが少し干渉して圧迫感が出てしまうことが多いです。

また、メガネの大きさとPSVR2のレンズの大きさが合わず、良く見える部分とあまり見えない部分も生まれます。

現実でもそうなのでリアルと言えばリアルですが、全体をしっかり見通したいという方にはやはりメガネは不向きです。

メガネは中でズレやすい

メガネは、度付きレンズよりも中でズレやすいです。VRゲームは、体を動かして楽しむのが基本になります。腕を動かすゲームが非常に多く、熱中すると動きが激しくなりがち。当然、ゴーグルも多少は揺れます。

その際にメガネが中でズレてしまうのが、難点です。

ズレたら何が困るの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

見えにくくなったり没入感が削がれたり色々だね

見えにくいからといちいちゴーグルを外すと、没入感が削がれます。そのうえ、面倒です。

さらに、ズレたままプレイしていると目の位置が合わず視界が歪んで見え、VR酔いしやすくなるケースもあります。

度付きレンズならズレることなく使えるので、メガネユーザーには度付きレンズがおすすめです。

コンタクトレンズは遊んだ後の取り外しが面倒

コンタクトレンズでPSVR2にアクセスする方法があります。

メガネと比べて中でズレることもないため、ストレスなくPSVR2を楽しむことができますが、寝室でゲームを楽しんで、楽しんだ後はゴーグルを取り外してすぐに寝たいというケースもあります。

コンタクトレンズの場合、ゲームを楽しんだ後でコンタクトレンズを取り外さなければならないという作業が発生するため、ワンクッション手間が生じてしまいます。

ROOXのPSVR2用度付きレンズをレビュー!

PSVR2に度付きレンズが必要な理由について解説してきましたが、実際にどのように注文するのか、どのように使うのかを知らないと購入に踏み切れない方も多いでしょう。そこで今度は、ROOXのオーダーメイド式PSVR2用度付きレンズについてレビューしていきます。

注文方法が簡単

ROOXのPSVR2用度付きレンズの注文から商品が届くまでの流れは、以下の通りです。

  • メガネ処方箋などをもとにROOXショップサイトから発注
  • 製作情報確定メールが届く
  • レンズ製作が行われる
  • 商品の発送メールが届く
  • 商品が届く

まず、眼科で貰えるメガネ処方箋やメガネ店で貰えるメガネの度数情報などを参考にして、情報を送ります。度数情報などが手元にない場合は、眼科などで貰ってきましょう。ネットでレンズを買うので、度数を教えてくださいと言えば教えてもらえます。

JINSで購入したメガネは、会員画面で度数情報を閲覧することが可能

度数情報は写真に撮って送ることも可能です。

記載する情報は、「度数の範囲」「乱視軸」の大きく分けて二つ。

これらをサイト上で購入時に入力し、「カートに追加」をクリックして注文手続きに進みます。

選択式で簡単に入力して注文できるので、楽です。

レンズの種類が豊富

ROOXのPSVR2用度付きレンズは、購入時にレンズの種類を選べます。

  • UVカットレンズ
  • ブルーライトカットレンズ
  • 傷防止レンズ
  • ブルーライトカット傷防止レンズ

UVカットレンズが、基本のレンズになります。UVカットと汚れ防止コーティングがされている、シンプルなレンズです。

傷防止レンズは、布で拭き取る際に傷がつきにくいようにコーティングが施されています。VR用レンズは少し傷がつきやすいので、傷が気になる方におすすめです。

ブルーライトカット傷防止レンズは、ブルーライトをカットする機能に傷防止機能を付けたもの。

ただ、傷防止レンズよりもさらに傷に強くなるようにコーティングされています。ブルーライトが気になる方だけでなく、傷からしっかりとレンズを守りたい方にもおすすめのレンズです。

このようにレンズをしっかり選べるのが、いいところ。

近視・乱視にも対応している

ROOXのPSVR2用度付きレンズは、近視・乱視にも対応しています。

近視と乱視に対応しているVR機器用のレンズは、あまり多くありません。

VR機器は目の近くに液晶があるものの、ピントを合わせるには「遠くを見るためのレンズ度数」が必要になるのがポイントです。近視の方の場合、近視用のレンズでなければピントが合いにくくなります。

乱視も同様に、ピントが合いにくいです。

どれくらいの幅に対応してるの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

近視は0.00〜-13.00、乱視は0.00〜-4.00だね

近視度数が-8.00よりも強くなると、片眼で1,000円加算されます。

乱視が-2.00より強くなった場合も、片眼1,000円加算されるので注意しましょう。両目で2000円程度で近視・乱視にも対応できると考えると、高くはありません。

なお、近視度数が-10.00より強くなる場合は、加算額は2,500円です。

取付方法が簡単

ROOXのPSVR2用度付きレンズは、取付方法が非常に簡単です。

まず、土台部分をレンズに引っかけて固定します。この土台にマグネットでレンズを取り付けるだけで、使えるようになるのがいいところです。

固定がマグネット式でノーズパッドなどがないので、圧迫感もありません。

そのうえ、しっかり固定されるためVRゲーム中に外れることもなく、使いやすいです。

ただ、取付後はスコープ位置を調整するのを忘れないようにしましょう。

中でズレにくい

取付方法でも触れましたが、ROOXのPSVR2用度付きレンズはマグネットで土台部分に固定する仕組みです。これが結構強く、しっかりと保持してくれます。

多少激しめに動いたとしても外れることがなく、中でズレることもありません。

中でメガネやレンズがずれると、視界に違和感が生じてVR酔いの原因になることがあります。VR酔いや疲れが生じるのが早く、思う存分VRを楽しめなかった経験のあるメガネユーザーには非常におすすめです。

ROOXのPSVR2用度付きレンズの注意点

ここまで、ROOXのPSVR2についてレビューしてきました。主に良いところを紹介しましたが、注文時や取扱時に注意すべきことも本製品にはあります。そこで今度は、ROOXのPSVR2用度付きレンズの注意点について紹介していくので、ぜひご参考ください。

顔をしっかり近づけないとピントが合いづらい

本製品を使ってしっかりと見えるようにするには、顔をしっかり近づける必要があります。離れた位置に顔を置くと、ピントが合いにくいです。

本製品のレンズ表面と角膜との距離は、12mmになるように設計されています。つまり、12mmという距離が本製品を使ううえでの最適な距離です。

12mmって結構遠くない?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

そう思うでしょ?思ったより近いよ

顔に少し押し付けるようなイメージで、使いましょう。距離が遠いと、視界上下に色のにじみが発生してしまいます。

なお、顔をしっかり近づけないとピントが合いづらいのはレンズのせいではなく、PSVR2の仕様による要素が強いです。

必ず「for Distance」「遠用」の度数を確認する

注文時に度数を入力する必要がありますが、参照する度数の値に注意してください。

度数情報のシートには、さまざまな度数が記載されています。

必ず、「for Distance」「遠用」などと書かれている度数を参照してください。「for Reading」「近用」の度数では、ピントが合わなくなってしまいます。

乱視がある場合は「乱視軸」を確認する

乱視がある場合は、度数情報のシートに「乱視軸」が記載されます。記載がない場合は、乱視がないということです。

乱視軸も度数と同じで、左目と右目が別々に書かれているのでそれぞれチェックしましょう。

これまで乱視があると診断されてこなかった場合や自覚していない場合でも、乱視が入っている可能性があります。ないだろうと確認せずに判断することなく、しっかりと確認しておくのがおすすめです。

まとめ|メガネユーザーには必須の最強アイテム

ここまで、PSVR2用の度付きレンズについてレビューしてきました。

本体の土台に取り付けて使う度付きレンズは、メガネで不快感を覚えたことのあるメガネユーザーには必須クラスのアイテムです。今回紹介したのはオーダーメイドタイプでしたが、度数を選択するだけで購入できるものもいくつかあります。

ただ、自分の目の状態にしっかり合う製品でなければ、メガネ以上に不快になる可能性もあるので、注意が必要。

自分の目に合う度付きレンズを使い、PSVR2のゲームをより快適に楽しみましょう。

よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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