PS4のコントローラーでおなじみの、SONY DUALSHOCK4。
実は、PCで愛用しているという人も少なくありません。充電用の端子からUSBケーブルでPCと繋げば、自動認識されます。無線でもBluetoothや純正ワイヤレスアダプターなどで、簡単に接続可能です。
ただ、このような純正コントローラーは今更特徴やメリットを語る人があまりいませんよね。
そこで今回は、DUALSHOCK4の使い心地を、仕様やネットで挙げられる評判、実際に使ってみた感想などから紹介していきます!
目次
DUALSHOCK4の仕様を簡単に解説!
- ボタン数:14ボタン+タッチパッド
- タッチパッド:2点検出式、クリック機構有り。静電容量方式
- モーションセンサー:6軸検出(3軸ジャイロ、3軸加速度)
- ライトバー
- 振動機能
- スピーカー内蔵
- 無線規格:Bluetooth Ver2.1+EDR準拠
- バッテリー容量:1000mAh
- サイズ:幅×高さ×奥行き=約162mm×52mm×98mm
- 重量:210g
ボタン数は、方向キーを1つのボタンとして捉えた際の数です。当たり前ですが、スティック押し込みなど現在最低限求められるボタンは、全て搭載していますね。
タッチパッドはクリック機能があり、2点検出でしっかりと動きを感知してくれます。
他にも上部にライトバーがあったりと、どことなく高級感があるのも魅力です。
あまり意味がない感じもするけど、見た目がいいよねこれ
あや
よしぞー
他にも振動・スピーカーなどなど普通に機能性がいいよね
純正コントローラーなので変わった機能などは特にないものの、一般的に求められるものをしっかり全て搭載しているというイメージでしょうか。PSのコントローラーはいつもそうですが、とても無難なつくりになっています。
過不足なく、仕様だけで見ても良いコントローラーだと言えるのではないでしょうか。
DUALSHOCK4によく挙げられる良い評判
DUALSHOCK4の仕様を見てきましたが、それだけではわからないことがたくさんあります。具体的にどこが使いやすいのか…。そこで今度は、DUALSHOCK4によく挙げられる良い評判について、5つ紹介しましょう。
トリガーが柔らかくて押しやすい
DUALSHOCK4のトリガーは、とても柔らかいです。引っかかる感じも全く無く、嫌な重みを感じることなくスッと押し込むことができます。トリガーストップが無くても、普通に疲れにくいトリガーなのでFPSなどのトリガーを酷使するゲームも快適に遊べるでしょう。
トリガー以外のボタンに関しても、バネ抵抗とストロークがちょうどよいという声が大きいです。特にストロークに関してはしなやかで、押しやすくなっています。安価な非純正のものを使っていた人も、DUALSHOCK4に戻ってくることがあるほどです。
結局、ボタンが押しやすいかが大事よね
あや
よしぞー
コントローラーの命だからね
ボタン配置が使いやすい
DUALSHOCK4は、ボタン配置の完成度が高いです。同じ機能を持たせるうえで、これより上の配置はないのではないかと思わせてくれます。特に使うことも多いオプションボタンが○□△×のフロントボタンのすぐ横にあるのが、良いですね。
それでいて、フロントボタンより少し下の位置にあるので、よほど激しく操作していない限り押し間違えにくくなっています。
PSボタンというプレイ中はあまり押さないボタンが、スティックとの間にあるのも良いところです。
なんでその位置だといいの?
あや
よしぞー
意識しないとあまり触らない場所だからね
スティック操作がしやすい
DUALSHOCK4は、スティック操作がしやすいです。指にしっかりフィットするうえ、中心と縁の間に若干段差があるため、グリップ感があります。感触もサラサラしすぎておらず、操作中に指が滑ってしまうこともないでしょう。
PS4でもシューター系のゲームがたくさん遊べるので、スティックに関してはSONYもこだわったのかもしれませんね。
スティック配置はPCのコントローラーとして出回っているものの多くと異なりますが、長年PSで遊んできた人はXboxタイプの配置より使いやすいと感じる人もいるでしょう。新しく練習や慣れを必要としないというのは、大きな強みです。
しかも、このスティック配置は長年変わっていないため、PS4を持っていない人でもPS2などに触れていれば違和感なく馴染めます。
よしぞー
日本で流行らなかったXboxとPSとの違いだよね
Xboxタイプは新しく慣れる必要がある人も多いけど…ってことかあ
あや
握りやすいグリップ部
DUALSHOCK4は、これまでのPS純正コントローラーに比べてグリップ部が細くなっています。グリップ部が長めなのは昔から似た特徴があるものの、細めになったことで握りやすさは格段にアップしているんです。
手で持っただけで、ぴったりハマるような握り心地を体感できます。しかも、手の大きさに関わらず握りやすい形状になっているんです。
さらに、ラバーが巻いてあったり特別な加工がされていたりするわけではありませんが、不思議と手汗をかいても滑りにくくなっています。
子供から大人まで幅広い人が遊ぶもんね
あや
よしぞー
なるべく万人に受けようとするのが、すごくSONYっぽいよね
別売りの背面ボタンなどの拡張性
PS4も発売からかなりの年月が経ち、2021年にはPS5が登場しました。これだけ長い間経っているためか、公式から周辺機器が出ています。
たとえば、背面ボタンアタッチメントです。これを背面に付けると、PC用ゲームパッドによくある背面ボタンをDUALSHOCK4にも搭載させることができます。PS4発売当時はそこまで一般的ではなかった背面ボタンですが、ここ数年でかなり一般化しましたからね。
こういうアタッチメントによる拡張性があると、使いやすさもアップするというものでしょう。
しかも、ボタンの割当も簡単です。装着も背面のイヤホンジャックに差し込むだけですし、装着しても握り心地が悪くなるということがありません。
背面ボタンの位置もグリップを握ったまま中指で押せるため、快適です。
デメリットは?
あや
よしぞー
別売りってところと、こういうパーツは次世代機が普及したら手に入りにくいところかな
2021年12月現時点では、Amazonなどで普通に手に入ります。むしろ、本体よりも手に入れやすいです。
ただ、今後は状況が変わる可能性があります。公式サイトでも出荷完了のアナウンスが出ている為、気になる方は早めに入手しておいた方が良いでしょう。
また、PS5用のDualSenseにも標準で背面ボタンが無いので、今度はDual Sense用の背面ボタンアタッチメントが登場する可能性が高いです。そうなると、必然的に旧来品は手に入れにくくなり、価格も上がるでしょう。
DUALSHOCK4によく挙げられる不満・注意点
DUALSHOCK4の良い評判について語ってきました。ただ、これだけ長い間多くの人に使われているコントローラーなので、当然不満を語る声もあります。自分に合うか見極めるには、良いところと不満点両方知ることが肝心! そこで今度は、DUALSHOCK3によく挙げられる不満や注意点について紹介します。
充電端子がmicroUSB
これは発売当時のことを考えれば仕方がない部分がありますが、充電端子がmicroUSBになっています。当時からType-Cはあったものの、まだまだ少なかったんですよね。
一度リニューアルされているのにType-Cにならなかった、ということで不満をつのらせている印象があります。
ガジェオタとかはよくこだわってるけど、Type-Cじゃないと何が困るの?
あや
よしぞー
充電ケーブルとか、規格を統一した方が便利だしスッキリするんだよ
たとえば全てType-Cで統一していれば、PCに接続するデバイスを変えるときケーブルをそのまま使えます。使い回しができるため、手元に置いてあるケーブル類の数を減らせるというメリットがあるんです。
また、microUSBよりType-Cの方が充電速度が早くなる傾向があります。
よしぞー
僕はmicroUSBとType-C両方をPCにつないで、どちらでも接続できるようにしているのであまり困る事は無いんだけどね
スッキリを捨てて効率化を図ってるのね
あや
SHAREボタンを押し間違えるときがある
便利なところとして、オプションボタンが押しやすい位置にあるということを述べました。オプションボタンの方は押し間違えても重大なミスに繋がりにくかったり、プレイへの影響が少なかったりします。
一方、同じように十字キーのすぐ近くに配置されているSHAREボタンは、プレイへの影響が大きいです。
SHARE用のメニューが出たり、スクリーンショットを撮るために若干止まったりすることがありますから。
そんなに押し間違えるかな?
あや
よしぞー
実際、ゲーム配信とかを見てると勢い余って押しちゃってる人が結構いるよ
入手難易度が少し高くなっている
DUALSHOCK4は、入手難易度が少し高くなっています。
その背景には、「販売中止」という噂がネット上で流れていたことがあるでしょう。
2021年12月現在、生産終了・販売中止というアナウンスはありません。PS5が出たことと、実際に供給不足であることからこのような噂が流れたのだと考えられます。
実際には、供給不足の原因は世界的な半導体不足です。半導体はさまざまな機器に使われていますが、ゲーム業界は特に大きな打撃を食らっています。
それでいて在宅時間が増えたことによるゲーム人口の増加で、需要は高くなっていました。そのため、より入手難易度が上がっていたんです。
需要の方は、一時期に比べると落ち着いてきています。
しかし、半導体不足による影響はまだまだあるので、需要が落ち着いてきても供給が安定しないままです。流通が正常になるまでには、半年か1年ほどの時間がかかるでしょう。
案外、根深い問題だったのね
あや
よしぞー
これでも結構マシにはなってきてるんだけどね。半導体に関連する製品を扱っている業界は大打撃を受けてるよ
値段が高め
「DUALSHOCK4は値段以外完璧」と語る人も、結構います。
実際、コンシューマー機純正のコントローラーとしては高い部類です。上にはエリコン2という2万近くするコントローラーもありますが、一般的にはコントローラーに6000円以上出すのは躊躇うという人が多いでしょう。
Amazonなどでは、2021年現時点で9000円近くになっています。ソニーストアは定価販売ですが、人気色が入荷待ちになっていることが多いです。
一時期は、先述の需要増加と供給不足との兼ね合いによって、今より高い値段が設定されることもありました。
ただ、純正コントローラーの平均価格は近年どれも高くなっている傾向があります。
たとえばNintendoのジョイコンですが、片方だけで4000円近くするんです。両方セットだと8000円程度します。プロコンも6000~7000円程度です。
PS4もSwitchも、どちらも公認ライセンス品で比較的安い製品が出回っています。
DUALSHOCK4は高いという意見が多いですが、実際のところは「純正コントローラーは高い」というのが正しいでしょう。
よしぞー
Amazonや楽天は特に小売の都合で値段が上がり下がりするから、高い印象があるよね
公式から普通に買えるようになったら値段の印象も少しマシになりそうなのかな?
あや
SONY DUALSHOCK4は安定して無難なコントローラー
SONYのDUALSHOCK4は、PS4という人気ハードの純正コントローラーということもあり、非常に安定感があります。耐久性が低いという声もあるものの、用途によっては何年ももつことがあるので一概には言えません。
特筆すべき機能が盛りだくさんというわけでもないのですが、コントローラーの基本的な部分の作りがとても良いです。特にトリガーやボタンの押しやすさ、反発のちょうど良さは随一。
良いとわかりきっているコントローラーが欲しい、失敗したくないという人にはとても良い選択肢なのではないでしょうか。