GameSir G4Proは、PC/Switchだけでなくスマホでも使える本格的なコントローラーです。
スマホ対応コントローラーは、玉石混交。ピンからキリまでさまざまな商品がありますが、スペックは良くても値段もかなり高かったり、安いけど作りがイマイチだったり「中間」の商品は少ないです。
GameSir G4Proも性能が良いのか、コスパは良いのか、使用感はどうか…気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回は、GameSir G4Proのスペック、魅力、使用感についてレビューしていきます。
目次
GameSir G4Proのスペックをレビュー
- 接続形式:有線・無線両対応
- 無線方式:2.4GHz無線ドングル/Bluetooth
- PC接続方式:X-input
- バッテリー容量:800mAh
- バッテリー持続時間:公称値8時間
- 重量:259g
スペック面の良いところは、接続形式の種類の豊富さです。
有線でつなげるだけでなく、PCでは2.4GHz無線USBドングル接続が使えます。2.4GHz無線は、Bluetoothに比べて遅延が少ないので、PCでガッツリとFPSなどをプレイするには快適です。
スマホに接続するときやSwitchで一人用ゲームをプレイするときは、接続がお手軽なBluetoothも使えます。
さらに、バッテリー容量もそれなりです。持続時間は他のコントローラーに比べてとても長いわけではありませんが、価格と比べると若干長め。公称値は8時間となっていますが、使い方によっては9時間程度使うこともできます。
少なくとも、1日に2回充電したりしなくていいね
あや
よしぞー
平日のあまり時間が無いときに充電しておくのがおすすめ!
GameSir G4Proの魅力・おすすめポイントをレビュー
GameSir G4Proのスペックを紹介しました。ただ、スペックから語れる魅力はほんのわずかです。そこで、スペックに表れないGameSir G4Proの魅力・おすすめポイントについて、レビューしていきます。
対応機器が豊富
GameSir G4Proは、対応機器がとても豊富です。
具体的にはどれくらいあるの?
あや
よしぞー
PC、ゲーム機、スマホ!
まず、PCはWindowsでもマックでも使えます。ゲーム機はUSB接続ができるもの、Bluetoothに対応しているものなら問題ありません。公式ではSwitchでの使用を推奨しており、他のゲーム機はボタン設定などが異なる可能性もあるので、そこは注意が必要です。
スマホもAndroid,iOS問わず使えます。
これひとつあれば、さまざまな機器で使えるのは大きな強みです。
質感が高い
GameSir G4Proは、本体の質感が高いです。
デザインはサイバーチックでかっこよく、部屋に置いていて映えます。本体の作りもチープな部分が無く、全体的にがっしりとした安定感のある作りです。
さらに、グリップはラバーになっています。しっかり滑り止めとして機能するうえに、手触りも良いです。
今まで安いコントローラーを使っていて、チープさに不満があった人には特におすすめ。
ただゴツくて可愛らしさはないわね
あや
よしぞー
女性好みのデザインではないね^^;
内蔵式スマホホルダーで便利に使える
GameSir G4Proは、スマホホルダーを内臓しています。
スマホ対応のコントローラーはたくさんありますが、ホルダーが別売りになっていることが多いです。ホルダー自体にコントローラーを付けたような製品はありますが、使いにくさを感じることもあります。
GameSir G4Proのスマホホルダーは、本体中心部に格納しているのがポイントです。脱着の手間も無く、別売りのものを買う出費も必要がありません。それでいて、おまけ程度の性能ではなくしっかりとした作りなのが良いところです。
ボタンの配置入れ替えができる
GameSir G4Proは、ボタンの配置入れ替えができます。
ABXYボタンがマグネット式になっており、簡単に付け替え可能です。デフォルトだと、海外仕様で「Aボタン」と「Bボタン」の位置が、任天堂のハードで親しんだ配置と逆になっています。
海外のゲームだとこのまま使うのが便利ではあるのですが、日本のゲームでは不便です。
配置を入れ替えながら使えば、さまざまなゲームを快適にプレイできます。
なお、実際にボタンを取り外そうとすると、それなりに強めの磁石で固定されていることと、ツルツル滑ってしまい簡単には取り外せません。
ボタンの左側に取り外しようのくぼみがあるので、ここに手を引っ掛けて取り外すと簡単に取り外せることができます。
簡単に取れたら、それはそれで問題だもんね
あや
機能が充実している
GameSir G4Proには、他にもさまざまな機能が充実しています。
まず、お馴染みのターボボタンはもちろん搭載。特定ボタンを同時押しすることで、連射機能を付与します。ターボボタンを2回押せば、連射機能を解除。
さらに、Gボタンと上下ボタンを押すことで連射速度を変更できます。Sボタンと左右ボタンを押すと、振動の強度を変更可能です。
振動って何段階で変えられるの?
あや
よしぞー
5段階だね
Sボタンと上下ボタンを押すと、PC・Androidで音量変更可能。
本体だけで色々な設定ができるようになっています。
スクリーンショットボタンもあり、非常に便利。
他にもキーマッピング機能、6軸ジャイロ機能などが用意されています。
GameSir G4Proの使用感をレビュー
GameSir G4Proは、ボタン配置を物理的に変えられたり本体だけで様々な設定ができたりと、機能が豊富なコントローラーです。魅力もたくさんあります。ただ、客観的な性能などだけでなく、使用感も気になりますよね。そこで、GameSir G4Proの使用感についてレビューしていきます。
操作性は至って良好
コントローラーで最も大事な操作感ですが、これはとても良好です。
重量もSwitchやXboxの純正コントローラーとあまり変わらず、コンシューマー機で違和感が無く使うことができます。
手汗をかいてもグリップがかなり効いており、滑って操作がブレることがありません。激しめのアクションゲームでも、安心して使うことができます。
ボタンの押し心地も良好。クリック感が程よくあるので、押し間違えや押し損じがありません。
L1/R1のクリック感は好みが分かれそう
ボタンの押し心地は全体的に良いのですが、L1/R1に関しては好みが分かれそうな特徴があります。
どういうところが好みが分かれるの?
あや
よしぞー
L1,R1ボタンにまでカチカチっとしたクリック感があるんだよ
コンシューマー機の純正コントローラーなど、多くのコントローラーはL1/R1にクリック感が無いボタンを採用しています。人によっては、L1/R1にクリック感があると違和感を抱くかもしれません。
ただ、押したことがハッキリ指に伝わる感覚は気持ちが良く、この感覚を好む人もいるでしょう。
良し悪しではありませんが、好みは分かれる部分です。
トリガーボタンの押下感が良好
GameSir G4Proは、トリガーボタンの押し心地が良いです。
トリガーボタンは、リニアな押し心地になっています。「スッ」と押せる一般的なタイプです。たまにタクタイル感のあるトリガーボタンを採用するコントローラーもありますが、GameSir G4Proは「コッ」という重さが無いソフトリニア。
押下圧は程よく強めで、ストロークが深くバランスが取れているのが好印象です。
一般的には、ストロークが深いほどに押下圧は強いほうが押しやすく疲れにくいとされています。このバランスがしっかり取れているということは、非常に重要です。
内蔵式のホルダーは必要十分に使える
GameSir G4Proは、本体にスマホホルダーを格納しています。
このタイプだと、「折れやすいのでは」「保持が弱いのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
ただ、このホルダーは必要十分に使える程度にはクオリティが高いです。
まず、角度を2段階で調整できるようになっています。
ガッチリと固定してくれるので、保持力も高いです。激しめのゲームでコントローラーをかなり揺らしてしまっても、問題なく保持してくれます。
そのうえ、案外頑丈な作りです。本来調整できる角度よりも深く倒そうとしない限りは、問題ないでしょう。
重量は重めだがグリップ感は高い
GameSir G4Proは259gとゲーミングパッドの中では重たい部類に入りますが、グリップ部分にラバー素材が使われており、高いグリップ性能を誇ります。
その為、グリップした時の重さはあまり感じられず良いフィット感の中でゲームをプレイすることが可能です。
控えめのイルミネーションがかっこいい
GameSir G4Proは、少しだけ光る箇所があります。
ゲームガジェットらしいデザインも相まって、光るのが当然のように感じられるのが良いところです。
そのうえ、イルミネーションは他の光るコントローラーに比べると控えめになっています。手元の光が気になって集中力を削ぐことがなく、それでいて見た目のかっこよさと楽しさはある程よい強さの光です。
GameSir G4Proのレビューまとめ
GameSir G4Proについて、レビューしてきました。
本機は6000円程度で購入できるコントローラーの中では、とても高機能で作りも良い製品です。コストパフォーマンスが非常に優れています。
家ではPCゲームやSwitchに使えるうえ、出先ではいつでもスマホコントローラーとして使える利便性が大きな魅力です。
便利に使えるコントローラー、低価格でクオリティの高いコントローラーを探している人にはとてもおすすめですよ。