BTOパソコンショップには、面白い特徴を持ったところもあります。そのうちのひとつが、STORMです。他にはなかなか見られない特徴があり、もちろんBTOの基本となる部分の評判も上々な良店ですよ。
今回はそんなSTORM(ストーム)というBTOパソコンショップについて、詳しく紹介しましょう。
BTOパソコン、BTO PC、ゲーミングPC通販のSTORM(ストーム)目次
BTOパソコンのSTORMの3つの特徴
BTOパソコンショップのSTORMには、面白い特徴があります。まずは、どこがどう面白いのかということと、どのようなショップなのかということを簡単に説明しましょう。これが、STORMというショップの基本です。
2システム搭載パソコン
STORMには、2システム搭載パソコンがあります。男心をくすぐる言葉ですよね。ダブルエントリーシステムとか、デュアルディスクとか…。
2システム搭載パソコンとは、一台のパソコンの中に2台分のパーツが搭載されているパソコンのことです。ここで言う2台分のパーツとは、CPU、マザーボード、メモリ、グラボ、ストレージのこと。とてもクセが強いです。
使い方のイメージとしては、こんな感じでしょうか。
1システム目でゲームを起動し、2システム目で配信ツールを起動して快適にゲーム配信を行えます。友達が遊びに来たとき、重いPCゲームをオフラインで遊ぶのにも役立つでしょう。1台で2台PCがあるようなものですから。
基本的には、重い作業を並行したい人や、予備PCを使いたい人向けです。クリエイターや配信者がメインターゲットでしょうね。
「こんなの買う人いるの?」と思うかもしれませんが、意外と売れ行きは好調なようです。
様々な法人への販売実績がある
STORMは、法人向けに強い印象があります。さまざまな法人への納入実績があるんです。例えば、マイクロソフト、スクウェア・エエニックス、松下電器産業、味の素などが挙げられます。コンピュータ業界、ゲーム業界等以外にも幅広い業界にPCを納入しているんです。
世界トップクラスの企業への納入実績があるので、安心感があります。
創業20年の老舗メーカー
STORMが設立されえたのは、1998年です。2021年で創業23年になります。PCショップの中では、かなりの古参だと言えるでしょう。実店舗がないので不安を覚える人もいるかもしれませんが、長く続く老舗メーカーなので安心して購入できます。
BTOパソコンのSTORMを選ぶ5つのメリット
BTOパソコンのSTORMには2システム搭載パソコンがある、と語りました。これもゲーム配信者などにとってはメリットになるかもしれませんが、それ以外にもメリットがあります。そこで、STORMを選ぶメリットを5つ紹介しましょう。
バリエーションが豊富
STORMは、製品バリエーションが豊富です。スタンダードなデスクトップPC、ゲーミングPC、静音PC、リナックスPC、省スペースPC、クリエイターPC、2システム搭載PC…。種類がかなり豊富なので、選ぶのが楽しいですよ。
ゲーミングPCもフロントメッシュ仕様、ファン4基搭載などさまざまな種類があります。豊富なバリエーションから選ぶ楽しさが、メリットのひとつです。
ラインナップがわかりやすい
STORMは、販売しているパソコンのラインナップがとてもわかりやすいです。先程紹介した「スタンダードPC」「ゲーミングPC」「省スペースPC」「静音PC」「クリエイターPC」が、それぞれカテゴリ化されています。ページ上部に並べられており、探しやすいです。カテゴリ名もニーズがわかりやすく、直感的に選べるのがいいですね。
さらに、各カテゴリーページにはPCの一覧があります。そして、それぞれのPCの特徴が簡単に書かれているんです。
わかりやすさと選びやすさに特化しているので、選び方がまだよくわからないという初心者でも安心できるのではないでしょうか。
カスタマイズの自由度が高い
STORMは、カスタマイズの自由度が高いです。CPU、マザーボード、メモリ、SSD・HDDなども複数の選択肢の中からしっかりと選ぶことができます。そのうえ、初期構成のクオリティも高いです。
特徴的なのは、ケースも複数選べることがあることでしょうか。一覧に掲載されていないPCケースのお取り寄せもできますし、モデルによっては一覧に複数のケースが表示されていることもあります。ケースを選べるBTOパソコンショップは、意外と少ないんですよ。
STORMは選べるパーツの種類が特に多いわけではありませんが、かゆい所に手が届くカスタマイズができる印象があります。選べるパーツ数を少なくする代わりに、大手と同じくらい安価に抑えているところも好印象です。
それだけではありません。
カスタマイズ画面も、わかりやすいです。
多くのBTOパソコンショップがプルダウン形式を取っている中、STORMは一覧になっています。選択肢があまりにも多いとプルダウンの方が良いかもしれませんが、3~5程度なら一覧の方が直感的でわかりやすいでしょう。
STORMはとことんユーザーファーストという言葉が似合います。
パーツへのこだわりが強い
STORMは、パーツへのこだわりが強いです。メモリ・SSDはファーストベンダー製品が採用され、電源はGOLDを基準として高めの容量のみを採用しています。もちろん、電源は製品のスペックによって異なるんですが、ゲーミングPCなら低くても750W、それ以外は1000W以上です。
しかも、どれも80Plus認証GOLDのみ。
コストカットだけを考えて安い製品でお茶を濁すのではなく、安定性と信頼性そして品質の高いパーツをガンガン使うというのが良いところです。それでいて、価格も決して高すぎません。利益は少ないでしょうね。
サポートが比較的手厚い
STORMはすべて、国内のスタッフが製造しています。自社製品しか扱わないため、万が一のトラブルの際の対応が早いです。
さらに、365日24時間の電話・メールサポートはもちろん、訪問対応も休まずしてくれています。訪問対応が365日24時間対応なのは、おそらくBTOパソコン業界で唯一ではないでしょうか。
訪問は最短で翌日です。文面や口頭だと伝えづらいトラブルも、すぐ解決してくれますよ。
BTOパソコンのSTORMを選ぶ3つのデメリット
BTOパソコンのSTORMを選ぶメリットを5つ紹介してきました。もちろん、メリットがあればデメリットもあります。そこで今度は、STORMを選ぶ3つのデメリットを紹介しましょう。
ラインナップ数は多くはない
STORMは製品カテゴリの幅が、かなり広いです。一方で、各カテゴリ内のラインナップ数は控えめになっています。クリエイターPCは3つ、静音PCは販売終了モデルがひとつ、省スペースPCは6つです。
一方、ゲーミングPCは2021年4月6日時点で、一覧表示で16件あるんです。ただ、そのほとんどが品切れ状態となっています。
ゲーミングPCは力を入れているためか、まだラインナップが豊富です。品切れとはいえ、ラインナップされていますから。
ただ、それ以外はかなり少数です。
ゲーミングPCを選ぶ人には良いかもしれませんが、それ以外の人には不向きかもしれません。品切れPCに関しては予約等はできないというところにも、注意が必要です。
即納対応と土日発送は無し
大手BTOパソコンショップは、即納や翌日出荷が当たり前になってきています。一方STORMは、即納対応がありません。納期は最短4営業日です。土日祝日は出荷業務をしないので、1週間程度はかかると思ったほうが良いでしょう。
品切れになることも多いショップですし、そもそも急ぎでPCを買う人には向かないのかもしれません。
スマホ専用サイトが無い
STORMのサイトはかなりレイアウトが見やすく作られています。シンプルで、必要な情報がどこにあるのかがひと目でわかる親切設計です。視線誘導や動線もしっかりとしており、誰でも使いやすくなっています。
ただ、それはPCで閲覧する際の話です。
STORMには、スマホ専用サイトがありません。近年はたいていのサイトが「スマホ用」と「PC用」とでレイアウトを変えています。横長で見ることを前提とするPCと、小さめの液晶で縦長で見ることを前提とするスマホとでは、最適なレイアウトが異なりますから。
STORMはスマホでPC用サイトを見ることになるため、詳細を見るときはわざわざ拡大しないといけません。
せっかくユーザビリティ溢れたサイトづくりをしているのに、もったいないんですよね。
STORMはこだわり派の初心者におすすめ!
総合的に見ると、STORMは「惜しいBTOパソコンショップ」という感じがします。「4営業日かかるのは良いとして土日対応していればなあ」と思ったり、「幅が広いのは良いけど実質的にモデルをあまり選べないのはなあ」と思ったり、どこか抜けている印象です。
ただ、それでも良いショップであることは確かでしょう。
大手とほぼ同等の価格帯で、高品質なパーツを使ったPCが購入できます。ラインナップもわかりやすく、初心者でも選ぶのに迷いません。カスタマイズの幅も広く、満足度をより高めることも可能です。
よくわからないけどこだわりたいという初心者には、もってこいのショップではないでしょうか。
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