大切な貴重品を紛失から守る手段として、近年は紛失防止タグが人気です。AppleのAirTagが、特に有名。
ただ、AirTagはApple製品にしか使えないなど不満点も多い製品でした。
iOSでもAndroidでも使えて、AirTag並みかそれ以上に使いやすい紛失防止タグがあれば…と考えている方も少なくはないでしょう。
そんななかで登場したのが、Seinxon Finder Cardという紛失防止タグです。
AirTagの上位互換とも言えるほどの性能を持った紛失防止タグですが、2023年6月現在はMakuakeで応援購入を募っている最中。
色々不安に思う人も多いでしょう。
そこで今回は、Seinxon Finder Cardの基本情報を紹介し、使用して感想と合わせてメリットとデメリットについてレビューしていきます。
本レビューは、Seinxon様より製品を提供いただきレビューしてます。
目次
Seinxon Finder Cardの基本情報まとめ
Seinxon Finder Cardの基本仕様と価格、外観について簡単に紹介します。2023年6月時点での購入方法についても紹介していくので、どこでどう買えばいいかわからないという方はぜひご参考ください。
基本仕様・価格
Seinxon Finder Card
- サイズ:85mm×54mm×1.6mm
- 接続方式:Bluetooth5.0
- 接続範囲:最大60m
- 防水等級:IP68
- バッテリー駆動時間:最大6か月
- 対応OS:iOS/Android
- 価格:一般販売5100円/Makuake価格4380円〜
Seinxon Finder Mini
- サイズ:54mm×39mm×2.7mm
- 接続方式:Bluetooth5.0
- 接続範囲:最大60m
- 防水等級:IP68
- バッテリー駆動時間:最大6か月
- 対応OS:iOS/Android
- 価格:一般販売5100円/Makuake価格4380円〜
以上が、Seinxon Finder Cardの基本的な仕様です。
本製品は、厚さ1.6mmのカード型なのが特徴。財布にほかのカードと一緒に入れておくことができます。
ちなみに、本製品の小型版である「Finder Mini」の本体には穴があり、ここからチェーンや紐を通してキーホルダーやストラップにすることもできます。
さらに、接続方式はBluetooth5.0なので、安定性は高いです。
お、バッテリー式なんだね
あや
よしぞー
最大半年くらい使えるから充電のわずらわしさもないよ
また、価格は一般販売でも5100円とあまり高くはありません。Makuakeなら早割り14%オフで4380円から購入できます。
Finder CardとFinder Miniの同時購入の場合は、一般販売9,800円/Makuake価格8,600円で購入することが可能です。
外観
外観は、カードそのものといったところ。財布に違和感なく馴染むシンプルなデザインです。
この手の製品は持ち運ぶことになるので、派手なデザインよりはシンプルなデザインのほうが好印象。派手めな製品もそれなりに多いなかで、この何も主張しないデザインは嬉しいところです。
なお、Finder Miniはサイズが小さい分、厚みがあります。
購入方法【2023年6月時点】
2023年6月現時点では、Seinxon Finder CardはMakuakeでの応援購入を募集しています。
まだAmazonなどでは購入できません。購入するには、Makuakeの利用が必須です。
Makuakeでの応援購入は、以下の手順で行えます。
- プロジェクトページにアクセスする
- 右側のリターン一覧から購入したい内容を選択
- 「応援購入する」ボタンをクリック
- 「次へ」をクリック
- 新規登録またはログインを行う
- 申込ページに戻る
- 住所などを入力
- 決済方法を選択
- 支払い期日までに入金をして完了
基本的には、Seinxon Finder Cardのページから購入したいリターンを選んで、後は画面の指示に従うだけで購入できます。登録をしていない場合でも、5分程度で購入手続きは完了するので、楽です。
決済方法はカード払い、コンビニ決済、銀行振込(Pay-easy)、銀行振込(あおぞらネット銀行)の4種類です。
カードは、VISA・MasterCard・JCB・AMEX・DinersClubが使えます。
Seinxon Finder Cardのメリットをレビュー
ここまで、Seinxon Finder Cardの基本情報などについて紹介してきました。薄いカード型で、性能も高いという印象。デザインも使いやすくて好印象です。
今度は、そんなSeinxon Finder Cardのメリットについて、それぞれ簡単にレビューしていきます。
iOSだけでなくAndroidにも対応
Seinxon Finder Cardは、iOSとAndroidの両方に対応しているのが大きなメリットです。
iOSとAndroidの両方に対応している紛失防止タグは、それほど多くはありません。最も売れているAirTagはApple製品専用で、アプリはiOS端末のみ。ほかのタグもどちらか一方のみに対応という形になっています。
なんで両対応が少ないんだろう
あや
よしぞー
どっちかしか使わない人が多いからかな
ただ、結局どちらか一方しか使わないとしても、ユーザーの間口が広いのは良いことです。良さそうなのに自分が使っている端末では使えないという残念な気持ちにはならないだけでも、大きな価値があります。
また、今後機種変更などで異なるOSの機種にしたとしても使い続けられるのも、大きなメリットです。
カードタイプで財布に入れやすい
紛失防止タグには、さまざまなタイプの製品があります。
特に多いのは、キーホルダータイプです。リングやストラップなどを取り付ける穴が付いており、位置情報が知りたい物にキーホルダーとして付ける仕組み。
これも便利なのですが、財布に入れたりスマホケースに差し込んだりすることはできないのが不便な点です。
Seinxon Finder Cardはカードタイプなので、財布やスマホケースとの相性が抜群。より違和感なく、かさばることなく使えます。
Finder Miniは穴が空いているので、リングに装着することも可能ですよ!
充電して何度も使える!
Seinxon Finder Cardは、充電して何度でも使えます。
ん?それって当たり前じゃないの?
あや
よしぞー
スマートタグでは当たり前じゃないんだよ
スマートタグは、電池式または使い捨ての製品が多いです。AirTagは電池式で、交換が面倒だという不満点がありました。1年は持つので頻繁ではないものの、必要なときに電池が切れると面倒です。
使い捨ての製品の場合は、何度も購入しなおさなければなりません。
一方Seinxon Finder Cardは半年に1度の充電で、何度も使えます。少し早めに充電しておけば、必要なときに充電が切れてしまう心配もありません。
ただ、充電式は故障する前にバッテリーが先に寿命を迎えるということもあるので、より長期の使用を考えると電池式にもメリットがあります。
どちらがいいかは好みによるので、自分の好みはどちらかしっかり考えて選ぶのがおすすめです。
カードタイプのため嵩張らない
AppleのAir Tagは厚みのある形状であるため、嵩張るというデメリットがありました。
財布やカードケースに入れることがなかなか難しい形状です。
また、穴も空いていないため、リングやストラップなどに通すことも難しいといった課題がありました。
その点に対して、Finder Cardはカードタイプ形状のため嵩張ることがなく財布やカードケースに収納が可能、Finder Miniは穴が空いているため、リングなどを通して様々なものに取り付けられるという利点があります。
Androidでは逆探知ができる(カードからスマホを探す)
専用アプリ「Seinxon Android APP」に接続されている状態で、Seinxonカードのボタンを長押しすると、スマホが音を鳴らしてくれる逆探知の機能がついています。
カードは手元にあるけど、スマホが見当たらないといったケースでは大変便利な機能です。
防水性能が高くて安心
Seinxon Finder Cardの防水等級は、IP68です。
それってどれくらいの性能なの?
あや
よしぞー
防水性能は常時水没でも大丈夫なくらいだよ
水の中に入っても故障しないので、安心して使えます。紛失した挙句どこかの水辺に落ちたり雨が降ったりして塗れることも無いとは言えないので、これだけの防水性能があるのは非常に大きなメリットです。
さらに、防塵性能もあります。
IP68の「6」が防塵、「8」が防水性能を表す等級です。
防塵性能の6は、粉塵が内部に入らない程度となります。
具体的には、「直径75マイクロメートルの塵埃が入った装置に電話機を8時間入れ、かくはんさせても塵埃が侵入しない」という基準です。
AirTagはIP67なので、AirTagよりも一段階防水性能が上ということになります。
サイズが2種類あり使い分けが可能
今回はSeinxon Finder Cardをレビューしていますが、本製品にはサイズ違いの姉妹品があります。
「Seinxon Finder Mini」というものです。
名前の通り、少し小さいのが特徴。
サイズは54mm×39mm×2.7mmです。
小型にした分厚みが増していますが、キーホルダーとして使えるのが大きなメリット。厚みは気にならないけど、サイズが大きいのが気になるような場面で活用できます。
片方だけでも十分活用しやすいですが、両方持っておくと活用の幅がより広がるのが魅力的です。
価格があまり高くない
Seinxon Finder Cardは、価格があまり高くありません。
クラウドファンディングからスタートするアイデア商品は、魅力的な機能や性能があるものの相場より少し高い金額であることも多いです。
ただ、本製品は相場通りの価格帯。
もちろん、ここで言う相場とは「スマートタグ全体」のものです。本製品の性能と機能性の高さを考えると、むしろ安いとも言えます。
実際に比較してみましょう。
AirTagは1個入りが4780円です。
一方Finder CardはMakuakeで4330円、一般販売で5100円となっています。価格帯は変わりません。
AirTagのほうが少し安くない?
あや
よしぞー
でもランニングコストは高いよ。電池式だし
また、AirTagよりも高い防水性能やiOS/Android両対応なことなどを考えると、やはりAirTagよりも安く感じられます。
コスパが非常にいいです。
Seinxon Finder Cardのデメリットをレビュー
Seinxon Finder Cardのメリットについてレビューしてきましたが、メリットもあればデメリットもあるというもの。そこで今回は、Seinxon Finder Cardのデメリットについても簡単にレビューしていくので、ぜひご参考ください。
アプリの使い方に癖があるのと日本語に違和感がある
2023年6月現時点では、アプリが若干使いにくいです。
タグの音を鳴らした際の音の変更ができなかったり、なぜか通知が頻繁に出てきたりと細かい仕様が気になります。特に音の変更機能に関しては、欲しいところです。
また、Android版アプリは日本語に違和感を感じます。
ただ、アプリに関しては、今後アップデートで機能の追加や修正が行われる可能性が十分にあります。まだMakuakeでの応援購入の段階なので、アプリに関しては今後に期待したいところです。
クリップでの充電がうまくいかないことがある
Seinxon Finder Cardは、充電クリップをカードに挟んでケーブルを接続すると充電される仕組みです。省スペースで充電ができ、非常に便利。
ただ、慣れが必要です。最初のうちは、充電がうまくできないことがあります。何度か挟んで戻してを繰り返せば充電できますが、一発でできないのは難点。
とはいえ、慣れさえすれば簡単に充電できます。
Seixon Finder Cardはこんな方におすすめ!
- カード型の紛失防止タグが欲しい方(Finder Card)
- リングを通じて鍵などに取り付けたい方(Finder Mini)
- iOS/Android両方で使える紛失防止タグが欲しい方
- 高性能な紛失防止タグが欲しい方
- コスパが高い紛失防止タグが欲しい方
Seixon Finder Card・Finder Miniは、以上のような方々におすすめです。
カード型の紛失防止タグのなかでは、群を抜いて完成度が高いと言えます。カード型の製品が欲しいというだけでも、おすすめです。
そのうえ、iOS/Android両方対応なので、対応OSを気にしなくていいのも良いところ。スマホはiOSでタブレットはAndroidという方でも、安心です。
さらに、全体的に高性能。防塵防水性能が高く、バッテリー持ちも良く使いやすいです。
それでいて価格帯が相場通りなので、非常に高コスパ。コスパを求める方にも、おすすめです。
まとめ|生活を効率化できる最強紛失タグ
ここまで、Seinxon Finder Card・Finder Miniのメリットとデメリットをレビューしてきました。
本製品は、生活を効率化するためのものです。スマホや財布、鍵など「どこに置いたっけ」と部屋を探し回る時間が無くなります。紛失したときも位置情報が把握できるので、紛失したままになる可能性も低くなり便利です。
薄いカードタイプで生活により馴染むからこそ、生活をより効率化しやすいのが本製品の大きな魅力。
まだ紛失防止タグを使ったことがない方にも、これまでも色々な製品を使ったことがある方にもおすすめですよ。