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Anker 711 Charger(Nano II 30W)を徹底レビュー!小型充電器の実力と実際の充電時間

5 min
Anker 711 Charger(Nano II 30W)

昔は充電器と言えばアダプターにケーブルが付いているものが主流でしたが、今ではアダプターとケーブルを分けるのが主流です。

アダプターは安価なものだと1000円以下からありますが、アダプターにも性能の差があります。

Anker 711 Chargerは、比較的性能が高いアダプターとして人気の製品です。

今回は、そんな人気小型充電器のAnker 711 Chargerのスペックやデザイン、良いところと使っていて気になる点について紹介していきます。

Anker 711 Chargerのスペックと外観レビュー

Anker 711 Chargerは、人気の小型充電器です。充電器といえども、製品ごとにさまざまなスペックがあります。デザインもさまざまです。そこでまずは、Anker 711 Chargerのスペックを簡単に紹介し、外観についてレビューしていきます。

スペック

  • サイズ:約32×28×27mm(プラグ部を含まず)
  • 重量:約34g
  • 入力:100-240V~1.0A 50~60Hz
  • 出力:5.0V=3.0A/9.0V=3.0A/15.0V=2.0A/20.0V=1.5A(最大30W)
  • PPS出力:3.3-11.0V=3.0A/3.3~16.0V=2.0A(最大30W)
  • Anker GaN II採用
  • IEC 62368-1準拠
  • ショート防止回路
  • 温度管理機能
  • Anker独自の多重保護システム

IEC 62368-1というのは、国際的な安全規格です。これに準拠しているため、安全性に関しては全く心配ありません。ショート防止の回路保護はもちろん、温度管理などを用い多重に保護されています。

さらに、PPS出力にも対応。

PPSって何?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

USB Power Deliveryの拡張規格のことだね

通常の高速充電は、PDと呼ばれます。この高速充電よりもさらに効率的に、速く充電できる規格がPPSです。つまり、超高速充電が可能ということ。

もちろん、充電する機器もPPSに対応している必要があります。

外観レビュー

Anker 711 Chargerの外観は、非常にスタイリッシュです。充電ポートがある部分には、メタリック調の仕上げが施されています。

充電ポートがある面以外は全て、マット調です。一部分だけがメタリックで光沢感がある仕様は、高級感が演出されており所有していて満足感があります。

ブラックの場合、マット調の樹脂素材の部分はグレーです。

カラバリは?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

ブラックとホワイトの二色だね

ホワイトでも、ポートがある面はメタリック調です。パールホワイトと言えるようなまぶしいばかりの白に、光沢感のあるメタリック調がよく映えます。どちらもおしゃれなデザインです。

ガジェットやデバイスだけでなく、充電器もデザイン的にこだわりたいという方には非常におすすめですよ。

Anker 711 Chargerの良いところをレビュー

Anker 711 Chargerのスペックと外観について、紹介してきました。今度は、Anker 711 Chargerの良いところについてレビューしていきます。充電器はスペックだけではわからないことが多いので、参考にしていてだければ幸いです。

とにかく小さくて便利

Anker 711 Chargerは、とにかく小さくて便利です。スペックでもサイズが小さいであろうことはわかりますが、実際に手に取ってみると想像以上に小型なのがわかります。出力が高い充電器は、性質上どうしても大型にならざるを得ません。

実際、似たようなスペックの製品はどれも本機より一回りかそれ以上は大きいです。

本機は非常に小さいため、カバンのポケットなどに気軽に収納できます。ガジェットポーチもメインのガジェットを入れた後の隙間にでも入れられるため、持ち運びがしやすいです。コートのポケットに入れても、あまり目立ちません。

30W出力でMacBook Airも急速充電できる

Anker 711 Chargerは、出力が30Wと小型の充電器としては比較的高めです。

出力が高いと何が違うの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

急速充電できる機器の幅が広くなるよ

たとえばスマホやワイヤレスイヤホン・電子タバコなどの場合は、出力がそこまで高くなくても問題なく急速充電できます。

ところが、スペックが高いノートPCやタブレットになると出力が低いと急速充電するには足りません。出力が高いほどに、対応機種が増えていきます。

30Wもあれば、MacBook Airでも急速充電可能です。流石に最大速度よりは少し落ちるものの、しっかり充電できるのは魅力的。スマホやタブレットであれば、充電しながら使えるほどの出力があります。速度も早いです。

iPadなどにも使えますし、デバイスやガジェットにこだわる方には非常におすすめですよ。

PPSの充電性能が非常に高い

Anker 711 Chargerは、PPSに対応しています。PPSは電力供給時に、電圧・電流の出力を細かく調整してより効率的に素早く充電できるのがメリットです。そのうえ、端末の負荷も最小限に抑えられます。

対応機器はまだまだ少ないですが、徐々に対応端末が増えているのがポイントです。今は対応機種を持っていなくても、たとえば1年後などにPPS対応機器を手に入れたときなどにも使えます。

通常の充電器より素早く充電出来て、しかもスマホのバッテリー寿命も伸びるので良いことづくめです。

独自技術採用で発熱が抑えられている

Anker 711 Chargerには、Ankerの独自技術であるGaN IIが使われています。GaNというのは、窒化ガリウムのことです。第二世代の窒化ガリウム素材を電源ICと、回路設計に使っています。

電子部品の回路素材は、シリコンが一般的です。窒化ガリウムを使うメリットは、回路全体を小型化できること。

第二世代に進化したことにより、他社の窒化ガリウム採用モデルよりも小さく安定化しています。

安定化?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

ノイズを抑えたり発熱を抑えたりする効果があるんだ

従来のGaN充電器は、発熱しやすいのがネックでした。これが第二世代になって、発熱が抑えられているのが大きな魅力です。

窒化ガリウムのメリットである小型化を図りながら、ノイズと発熱を抑えてデメリットを消しています。

Anker 711 Chargerの気になる点をレビュー

Anker 711 Chargerの良いところについて、レビューしてきました。ここからは、本機の使っていて気になる点についてもレビューしていきます。良いところと気になる点の両方をチェックして、自分に合う製品かどうか見極めましょう。

ポートが一つだけ

Anker 711 Chargerは、充電ポートが一つしかありません。近年はポートが二つ・三つとある充電器が非常に多いですし、主流です。小型な製品でもポートを二つ搭載したものが標準であるなかで、単一ポートなのはやはり気になってしまいます。

ただ、その分充電速度は早いです。すぐ充電して、違う機器を接続してまた充電できます。急いでいて、なおかつ同時に複数端末を充電したいときでもない限りそこまで困りません。

プラグは折りたためない

Anker 711 Chargerは、プラグが折りたためません。常時プラグは出たままなので、そこは少し不便です。できれば折り畳み可能であってほしかったものの、折りたためるようにすると今より少し大きくなることが考えられます。

そうなの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

プラグを収納する分、全体的なサイズを大き目にしないといけないからね

小型化とプラグの折り畳み可否は、トレードオフです。

ただ、カバンのポケットに無造作に入れてもプラグが折れたりはしません。そこは安心して使えます。

価格は他社の類似製品より高め

Anker 711 Chargerは小型かつ高出力で、PSSにも対応しています。小型充電器としては、高性能な部類です。

そのため、他社の類似製品よりも価格は高くなっています。他社の小型充電器は、安いものだと1000円以下であることも少なくありません。

一方Anker 711 Chargerは約3000円なので、少々値が張ります。

ただ、第二世代窒化ガリウムを採用して発熱とノイズを抑えたり、高出力にしたりPSSに対応させたりとさまざまな工夫がある製品です。デザインにも高級感があります。

製品の仕様や性能と比べると、高すぎるというほどではなく、コスパは良い部類です。

実際の充電速度とApple製品との比較

Anker 711 Chargerについて良いところ気になるところを紹介してきましたが、実際の充電速度や他の製品と比べてどれくらいの差があるのか気になる方も多いでしょう。そこで実際の充電してみた結果とApple製品との比較(サイズとW数)を記載しますので参考にしてください。

20W程度の受け入れが確認でき、充電速度は大変早い

上の写真はiPhone13 ProMaxをAnker 711 Charger を使用して充電しているところを撮影したもの。

測定したiPhoneのバッテリー状態(最大容量)は87%と、購入時から少し劣化が進んでいる状態のものです。

iPhoneの充電能力として、iPhone12と13シリーズは20Wまで電力の受け入れが可能ですが、実際に20Wで充電ができていることが確認できました。

この測定時、バッテリー容量が10%になった状態から充電し始めたところ、下記結果となりました。

  • 10% → 80%までにかかった時間:36分
  • 10% → 90%までにかかった時間:63分
  • 10% → 95%までにかかった時間:76分
  • 10% → 100%までにかかった時間:100分

80%から急激に遅くなるのね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

80%より先の充電はバッテリーを保護するために強制的に電流を抑える仕組みになっているんだ
特に95%より先はとてもゆっくりな速度になるよ

Apple製品との比較(サイズとW数)

右下がAnker 711 Charger

上の写真はApple社の充電器とのサイズ感の比較、下のリストはそれぞれの充電能力です。Anker 711 Charger が非常に小ぶりであるに関わらず高い能力があることが伝わります。

  • 左上:MacBookPro 14インチ付属 96W
  • 右上:MacBookPri 13インチ付属 61W
  • 左下:iPhone 付属 USB-C電源アダプタ 18W
  • 中下:iPhone 付属電源アダプタ 5W
  • 右下:Anker 711 Charger 30W

Anker 711 Chargerレビューまとめ

Anker 711 Chargerは価格は他社製品より高めではあるものの、さまざまな工夫が施された製品です。

小型で高出力な充電器にありがちな発熱を抑える工夫があり、回路にも安全性を保証する工夫があります。出力が高くPSSにも対応しており、充電性能も高くなっています。そのうえ、超小型です。

小さくて性能がしっかりとした充電器が欲しいという方には、非常におすすめですよ。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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