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メタバースでできること7選! メタバースや仮想空間はどのように楽しむのか

5 min

近年、メタバース・仮想空間が注目を集めています。

テレビでも、たとえば「マツコの知らない世界」で取り上げられ、マツコ・デラックスがVRChatを体験したと話題です。同番組では、以前Vtuberも取り上げたことがありましたね。

ただ、メタバースや仮想空間で何ができるか、詳しく知っている人はまだまだ多くはないでしょう。

そこで今回は、メタバースと仮想空間の違い、メタバースや仮想空間でできる7つの楽しみ方について紹介します。

メタバース(仮想空間)とは?

メタバースと仮想空間はよく混同されがちですが、実際には定義が異なります。そこで、より正確にメタバースと仮想空間について知るため、まずはその違いについてわかりやすく説明しましょう。

仮想空間の定義について

仮想空間を辞書で調べると、バーチャルスペースと出てきます。もう少し踏み込んだ内容を語っている辞書では、「ネットワーク上で人々が現実世界のように交流を持ったりする場所を物理的な空間にたとえた言葉」としているんです。

まだちょっとわかりにくくない?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

じゃあ、もっと噛み砕いてみよう

仮想空間を簡単に言えば、インターネット上にある3Dの空間のことです。

主にVRゴーグル、PCなどを使ってアクセスします。そこは3DCGで構成された空間で、そこにアバターという自分の分身を使ってアクセスできるんです。そこには現実の街を模した空間であったり、異世界的な空間であったり、アニメの再現だったりさまざまな世界があります。

インターネット上に広がるバーチャルな空間全体を指して、仮想空間と呼ぶということです。

メタバースの定義について

メタバースの定義は、すごく噛み砕けば「インターネット上でアバターを通して交流したり社会活動をしたりできる空間のこと」です。

あれ? 仮想空間と同じじゃない?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

それが少し違うんだ

メタバースに明確な定義・条件付をしたのは、米ベンチャー投資家のマシュー・ボール氏という人です。その人が示したメタバースの条件は、以下の7つとなっています。

  • リセットされないこと
  • 現実社会と同じく同期的な特徴を持つこと
  • 同時接続ユーザーが無限でそれぞれ存在感を持つこと
  • 個人や企業が価値を生み出して何らかの報酬が得られること
  • 実社会と仮想空間との垣根を超えた体験ができること
  • プラットフォームの垣根を超えた体験ができること
  • 個人や企業などが大量のコンテンツや体験を提供できること

一方で、仮想空間には明確な条件がありません。ネット上のバーチャル空間全体のことであり、明確な定義・条件付が無いのが特徴です。

簡単に言えば、メタバースというのはより現実に近い特徴を持つ仮想空間だということですね。

メタバースと仮想空間は厳密には同じじゃない

ここまで説明してきたとおり、メタバースと仮想空間というのは現実には同じではありません。

正確に言えば、仮想空間という大きな枠組みの中に、メタバースという種類の仮想空間があるということです。当然、メタバースに分類されない仮想空間もあります。

たとえばVR上で自分ひとりで楽しむコンテンツが、たくさんありますよね。バーチャル映画館アプリなどが、わかりやすいでしょう。これは紛れもない仮想空間ですが、一人で楽しむものなのでメタバースの条件には当てはまりません。

こういうものは、メタバースではない仮想空間ということになります。

よしぞー

よしぞー

メタバースは仮想空間だけど、仮想空間はメタバースとは限らないってことだね

仮想空間で何ができるのか? 楽しみ方を7つ紹介!

メタバースと仮想空間との違いを説明したところで、仮想空間で何ができるのかについて紹介していきます。中にはメタバースではない仮想空間でできることもあるので、参考にしていただけると幸いです。

世界中の人とコミュニケーションをとる

メタバースに分類される仮想空間は、世界中の人とコミュニケーションをとることを基本の楽しみ方としています。そのためにさまざまなワールドが最初から用意されており、ユーザーも企業も自由にワールドを作って公開できるんです。

世界中から、VRゴーグルやPCを使って仮想空間にアクセスし、さまざまなワールドで交流を楽しんでいます。

元々の知り合いや友人と仮想空間で集まることもありますし、全く知らない人とその場限りで集まって交流することもありますよ。

VRイベントに参加する

VRChat Quest専用のイベントカレンダー

メタバースに限らず、仮想空間を使ってVRイベントを開催する例が増えています。元々はVtuberのイベントで主に使われていたのですが、コロナ禍によるイベント業界自粛の影響もあってか、Vtuber関係のイベント以外も仮想空間で行う例があるんです。

このようなイベントは、VRゴーグルをかけて参加することができます。もちろん、PCからでもアクセスできる場合もありますよ。

仮想空間では、このようなイベントに参加できます。

また、メタバースに分類される仮想空間では、日々イベントが行われているのも面白いところです。SNSなどで情報を探せば、さまざまなイベントの情報が見つかります。それに自由に参加できるのも、仮想空間やメタバースの楽しみのひとつです。

イベントを主催する

メタバースでは、イベントを個人が簡単に主催できるケースが多いです。

最たる例が、VRChatでしょう。VRChatでは、日々さまざまなイベントが主催されています。たとえばクラブのワールドを作ってDJイベントをしたり、キャンプ場のワールドを作ってバーチャルキャンプをしたりですね。

面白いものだと、クラシック音楽界や格闘技イベント、チョロQのイベントまであります。

同じ趣味を持つ者同士の交流会が特に盛んです。世界中から同じ趣味を持つ人が集まるので、現実世界のそれより幅が広く面白いですよ。

こういうイベントを誰でも主催できるのも、メタバースの楽しみ方のひとつです。

以下に、より詳しいVRChatのイベント例を箇条書きで紹介します。

  • イラストレーターの個展
  • バーチャル美術館
  • 日産アリアとめぐる環境ツアー(企業開催)
  • Vket(企業開催)
  • ダンス集会
  • ワールド散策ツアー
  • ○○アバター集会(例:メカ×少女アバター集会)
  • 飲み会イベント
  • お茶会

Twitter見たけど、VRChat上のオフ会もあるみたいね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

オンラインでオフ会をやる時代(矛盾)

PCの映像を出力して作業などを行う

PCの映像を出して、仮想空間上で作業を行うことができます。Oculus Quest2なら、PC出力専用のアプリが用意されていますよ。さまざまなデスク環境が仮想空間として用意されており、高層ビルや書斎など好きな雰囲気の空間で作業できます。

しかも現実のキーボードの位置と仮想のキーボードの位置とを同期させたり、簡単に複数モニターを並べられたりするので面白いです。

他にも、VRChatなどにPCの映像をオーバーレイさせるアプリがあったりと、楽しみ方の幅は広いです。

自分の好きや部屋や世界を作る

仮想空間上では、誰でも好きな自分になれます。アバターを使うので、おじさんが美少女になることも女性がイケメン男子になることも可能です。獣にもロボットにもなれます。

さらに、自分の好きな部屋や世界すら作れるんです。

作るには3D技術が必要ですが、技術さえ身につければ仮想空間を自分で生み出せます。

VRChatなどの仮想空間のためだけに、3D技術を身につける人すらいるんです。

現実世界で理想の部屋を作るのは、お金がかかります。部屋選びからこだわらなければならず、理想を追求すると引っ越ししないといけないこともあるでしょう。家具などもなかなか自分が思い描く理想のデザインが無かったりして、難しいんですよね。

ところが仮想空間なら、技術さえあれば理想の部屋を作れます。その部屋でまったり過ごす人もいますし、好きな世界を作って人を呼んで楽しんでもらう人も大勢いるんです。

インテリアなどが好きな人は、仮想空間にもハマるかもしれませんね。

理想の世界…ワクワクするわね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

昭和の街並みの再現、和風、西洋ファンタジー風、宇宙…なんでもありだよ

さまざまなバーチャルの世界を探検する

仮想空間では、多種多様なバーチャルの世界を探検できます。人と交流せず、これだけやっていても十分すぎるほど楽しいですよ。

仮想空間には、ほぼ無限と言えるほどの世界があります。こうしている間も、誰かが世界を創造しているんです。

特に数が多いのは、VRChatでしょう。他のメタバースに比べて歴も長いですし、人口も多く人気も安定していますからね。現実の街を再現したり、アニメの街並みを再現したり、その他にもさまざまな世界があります。

入場制限がかけられているところでなければ、誰でも、いつでも自由に訪れられるんです。

部屋にいながら現実には無い空間に旅に出られるのが、仮想空間最大の魅力だと言えるかもしれませんね。

よしぞー

よしぞー

しかもVRなら実在感はすごく高いよ!

収集したNFTアイテムの展示・鑑賞

メタバースでは、集めたNFTアイテムを展示・鑑賞することができます。

NFTについて詳しくは別に紹介している記事があるので、そちらをご覧いただけるとわかりやすいです。ここでは、メタバースにも持ち込めるデジタルアイテムだと考えておくと良いでしょう。現実世界のように所有証明のようなものもあり、コレクション資産として活用できます。

これをメタバース上に持ち込んで、部屋に飾って楽しむことができるんです。

たくさん集めて飾れば、それを公開して美術館のようにもできますし、展示会も開けます。

メタバースや仮想空間の可能性は無限大! 色んな世界を楽しもう

メタバースと仮想空間の定義の違い、楽しみ方について説明してきました。

ここで紹介した仮想空間およびメタバースの楽しみ方は、ほんの一部です。他にも、各プラットフォームごとに違う楽しみ方があるケースもあります。たとえば、ゲームを作って公開できたり土地を購入できたりですね。

仮想空間とメタバースの楽しみ方の可能性は、無限大です。

色んな世界をこの目で体感しましょう!

よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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