ゲーミングデバイスで人気なSteelSeriesが、Stratus Duoというコントローラーを出しています。
有名ゲーミングデバイスブランドのゲームパッドは、1万円を超えるものが多いです。その中で、実売10,000円を切り比較的手に入れやすい価格帯なのが多くの人に受けています。
コントローラーは消耗品で、キーボードよりも買い換えサイクルが早い傾向があるので、コスパは大切ですよね。
ただ、SteelSeriesといえばキーボードやマウスなどのデバイスが有名でコントローラーについては、あまり語られていない印象があります。
今回は、そんなSteelSeries Stratus Duoの仕様や良い評判・不満点と、実際に使ってみた感想について紹介しましょう。
目次
SteelSeries Stratus Duoの仕様
- 接続方式:無線(2.4Ghz・Bluetooth)・有線両対応
- ケーブル:マイクロUSB
- 連続使用時間:約20時間
- スティック配置:PSタイプ
- 重量:245g
有線無線両対応で、無線はBluetoothと付属のUSBドングルで接続するタイプになっています。7000円程度の価格帯で、USBドングル式なのがありがたいところですね。USBドングルを付属しているデバイスは、比較的高い傾向がありますから。
有線ケーブルのコネクタは、マイクロUSBになっています。Type-Cではないことを残念に思う人もいるでしょう。特に、充電には不便ですよね。
ただ、SteelSeriesはマイクロUSBを使うことが多いので、このメーカーの製品を持っている人にっとてはさほどデメリットにもならないかもしれません。
無線の連続使用時間は約20時間と、必要十分です。長すぎず短すぎずで、仕事終わりにプレイする程度だと1週間以上は持ちます。忙しい曜日に充電しておいて、土日に思い切りゲームするというのも良いでしょう。
重量は245gと、これまた軽すぎず重すぎずです。持っていて手首や腕が疲れるということは、あまりないのではないでしょうか。
機能とかは全然無いのね

あや

よしぞー
このコントローラーに機能をたくさんつけたら、多分1万は超えちゃうから…
SteelSeries Stratus Duoによく挙げられる良い評判
SteelSeries Stratus Duoの仕様を見てきましたが、かなりシンプルですよね。目立った機能もなく、背面ボタンもありません。それなのに支持する声が大きいです。それはなぜか、Stratus Duoを使って感じた感想と、よく挙げられる良い評判について紹介しましょう。
正確に入力しやすい十字キー

SteelSeries Stratus Duoは、操作性を褒める声が大きいです。その中でも特に良い評判が多いのが、十字キー。
本機の十字キーは、先端に向かうにつれて幅が狭くなるタイプです。台形を4つつなげたような形になっています。十字キーの中心には軸があって、各方向のキーを押すと軸が傾いて認識されるような感覚です。
キーの押し心地はかなりしっかりとしており、「今押した」というのがわかりやすくなっています。そのうえ、十字キーがボディから突出しすぎていません。少し埋まっているような感じなので、押し間違えてしまうということもほとんどないでしょう。
左右と斜めとの打ち分けも、しっかりできます。
アクションゲームとかやりやすそう

あや

よしぞー
2Dゲームもすごく合うだろうね
フィット感のあるスティック

SteelSeries Stratus Duoのスティックは、平になっています。それでいて中心がくぼんでおり、カバー縁にギザギザとした溝があるんです。
中心をくぼませることで、指が吸い付くようなフィット感を出すことができます。カバーの縁に溝を作ることにより、滑り防止になるんです。つまり、徹底的に指がスティックにフィットするようにつくられているということ。
限界まで素早く傾けるような操作をたくさんしても、親指のポジションがブレることがありません。
そういえば、スティックの配置ってPSPなのよね?

あや

よしぞー
そうだね、手前側に横並びになってるよ

これにより、モンハン持ちなどがしやすくなっています。ボタン数が多い3Dゲームで、少し特殊な持ち方をする人にも扱いやすいですよ。
握りやすい形で操作性が良い

SteelSeries Stratus Duoは、グリップ部分の突起が長めにつくられています。そのため、手のひらで包み込むというよりは、がっしりと握り込む形です。とても握りやすく、激しく操作してもブレることがありません。少し厚めに作られているため、手が大きい人でも安心して操作できます。
ボタン配置は比較的コンパクトですが、手が大きくても指が干渉することも無いでしょう。
操作性も、とても良好です。ボタンはコンパクトながらに押しやすく、確かな感触があるため操作ミスもしにくいです。

LRボタンは柔らかめではあるものの反発もあり、押しやすさと確かな入力感とを両立してくれています。
対応デバイスが多い
SteelSeries Stratus Duoは、対応デバイスが多いです。
Windowsでは、接続するだけで認識してくれます。ドライバーインストールは一切不要です。Steamにも対応しているため、Steamアカウント側で色々設定する必要もありません。
さらに、Androidにも対応しています。スマホやChromebook、Androidを搭載しているタブレットでも使えるんです。筐体にスマホホルダーを取り付けることができるので、スマホでの操作も快適になります。
他には?

あや

よしぞー
Oculus GoやSamsung Gear VRとペアリングできるから、VRゲーでも使えるよ
SteelSeries Stratus Duoの不満・注意点
SteelSeries Stratus Duoの魅力は、操作性が高く正確な入力が可能な点にあると語ってきました。ただし、一方で不満点が挙げられることもあります。そこで今度は、SteelSeries Stratus Duoを使って感じた不満点・注意点について紹介しましょう。
SteelSeriesの設定ソフトに対応していない
SteelSeriesのデバイスというと、Engineアプリで統合管理できるのが売りです。全ての製品を同じアプリで管理できるため、設定などが楽なんですよね。しかも、結構詳細に設定できるため、重宝します。
当然Stratus Duoも対応していると思うかもしれませんが、実は非対応です。
これは公式ページなどにも書かれていないため、結構誤解してしまう人もいます。
ボタン配置を変更する機能、スティック感度調整機能などもありません。スティックにエイムリングを付けるなどの物理的な方法以外では、調整できないようになっているので注意が必要です。
ただ、ホームボタンを押すだけでSteamが起動するなど便利に作られてはいます。

よしぞー
設定はできないけど、もともとの作りが良いって感じだね
電源ボタンなどのスイッチ類の視認性が悪い

SteelSeries Stratus Duoの筐体上部には、電源ボタンや無線のボタンなどが4つ付いています。それらの中心にマイクロUSB端子があるという配置なんですが、このスイッチ類がとても小さいんです。
目が悪い人だと、かなり注意深く見ないとどれがどのボタンだかわかりにくいので注意が必要。小さいボタンに小さくアイコンが描かれていますから。
また、2.4GhzとBluetoothは切り替えが必要です。
なお、有線に関しては切り替える必要がありません。ケーブルでPCに繋げると、有線接続が優先されるようになっています。
説明書は?

あや

よしぞー
多言語仕様で、日本語のページは見開きで2ページちょっとのみ。少しわかりにくいところがあるかな
これらのボタン周りは慣れでカバーできる部分なので特別気にする必要はありませんが、最初に感じたこととして記載させていただきました。
SteelSeries Stratus Duoはシンプルイズベストなコントローラー!
SteelSeries Stratus Duoは、とてもシンプルなコントローラーです。多種多様な機能や、目を引く変わった機能などは一切ありません。Engineアプリによる設定もできないので、自分好みにあとからカスタムしたいという人にはあまり向かないでしょう。
ただ、コントローラーとして基本のつくりが良いです。ボタンが押しやすく入力感もしっかりあり、正確な入力ができます。無線有線といろいろな接続方法があり、対応デバイスも多いです。
どんな環境でも使いやすいコントローラーを探している人には、おすすめですよ。