ゲーミングデバイスブランドGameSirの、多デバイス対応コントローラーT4 Proについて紹介していきます。
GameSirは高機能でありつつ、また対応している機器がとても多く、しかも値段が5000円 アンダーと安いです。
コスパに特化したコントローラーだと言われているんですが、T4 Proの魅力はコストの低さだけではありません。そこで、GameSir T4 Proの基本的な仕様、よく挙げられる良い評判と不満点、実際に使ってみた感想について紹介していきましょう。
目次
GameSir T4 Proの基本的な仕様
- 接続方法:無線・有線両対応
- バッテリー容量:600mAh
- 充電方式:USB-TypeC(DC5V)
- 対応機種:任天堂Switch、iOS10.0以降、Android7.0以降、Windows7以降
- 振動機能搭載
- ターボ機能搭載
- ライティング機能あり
- モバイルブラケット付属
GameSir T4には有線・無線両用モデルである GameSir T4 Proと、有線接続のみに対応したGameSir T4wが販売されています。
有線・無線両用モデルは4500円程度、有線タイプは3000円弱ですから予算的な問題が無ければ無線モデルと選ぶと良いですよ。
バッテリー容量は600mAhと、コントローラーにしては必要十分といったところです。数日間は、充電せず無線で使えるほどの余裕があります。
充電はTypeCです。充電端子を使ってPCと接続すると、充電しながら有線接続でコントローラーを使うこともできます。
さらに、振動機能もターボ機能もあり、ライティング機能まであるんです。近年のコントローラーにつけられがちな機能は、だいたい揃っていると言っても良いでしょう。
ちなみに無線接続は、PCとは付属のUSBドングルで、スマホやswitchとはBluetoothで接続します。
これでこの価格帯なら、たしかにコスパが良いわね
あや
よしぞー
圧倒的コストパフォーマンス!
GameSir T4 Proを使ってみた感想とよく挙げられる良い評判
GameSir T4 Proには、良い評判も不満点も多数挙げられています。T4 Proが自分に合うかどうか見極めてもらうために、まずはT4 Proによく挙げられている良い評判について紹介しましょう。
ジャイロ・振動機能がある
GameSir T4 Proには、ジャイロ機能と振動機能があります。
T4 ProはPCだけでなくNintendo Switchにも対応しているので、Switchのゲーム用にジャイロを搭載しているんです。Switch対応のコントローラーの中にも、ジャイロは非搭載というものがたくさんあります。
確かに、ジャイロって当たり前の機能じゃないよね
あや
さらに、振動機能も搭載。
振動機能は必須ではないものの、たとえば釣りのあるゲームだと魚がかかったときに振動で知らせてくれるのでとても便利です。そのうえ、ゲームの臨場感もアップしてくれます。利便性・楽しさ両面から、とても有用な機能です。
これだけ機能豊富で5000円アンダーは凄いね!
あや
背面キーを搭載している
GameSir T4 Proには、背面キーが4つあります。この背面キーには、マクロを組んで割り当てることもできるんです。もちろん、他のボタンの機能をそのまま割り当てることもできます。自由度が高いボタンが背面についているんです。
さらに、同時押しと順番入力の2つのモードにも対応しています。
たとえばAPEXでトリガーを同時押しせずアルティメットを使えますし、モンハンでもボタン同時押し系のコマンドを1発ですぐ再現できるのが魅力です。さまざまなゲームで、ちょっと面倒な作業を全てボタンひとつで完結させられます。
しかも、押しやすそうな位置にあるね
あや
よしぞー
グリップに沿うように配置されてるから、すぐ押せるよ
スケルトンカラーなどのデザイン
GameSir T4 Proに関して、特に褒めている人が多いのがデザインです。
まず、スケルトンカラーになっています。完全にスケスケというわけではありませんが、半透明な黒色になっているのが格好良いと評判なんです。そのうえ、電源を入れるとABXYボタンとRスティック周辺が光ります。
全体が光るのではなく、一部だけ光るのが気に入っているという人が多いですよ。光の強弱を調整することもできますし、もちろん不要なら消すこともできます。
あまり安っぽさが無いよね
あや
よしぞー
ゲーミングデバイスのおもちゃ感はあるけど、チープじゃないのが良いところだね
対応機器が多い
GameSir T4 Proは、対応機器が多いです。
PCとSwitchに対応しているだけでなく、スマホでも使えます。しかも、WindowsとMac両方に難なく繋ぐことができるんです。PC向けのコントローラーだと、Windows前提でMacだと特別な手順を踏まないといけなかったり、そもそも対応していなかったりすることも珍しくありません。
スマホもAndroidとiOS両方に対応しています。
さらに、スマホで楽しむためにあれば嬉しいスマホホルダーも付属しているんです。コントローラーにスマホを固定できるので、スマホの小さい画面でもゲームに集中できます。
よしぞー
確かに、手元で見られるスマホの利点がうまく活きる形ね
スマホの画面が遠いと集中しにくいから、ありがたいよね
あや
価格が安い
GameSir T4 Proは、価格が安いのも良いところです。5000円アンダーというのは冷静に考えるとそこまで安い金額でもありませんが、機能・クオリティとコストとを比較すると安いです。同程度の機能を搭載したコントローラーなら、6000円以上してもおかしくはありませんから。
しかも、有線モデルなら3000円あれば買えるというのが高く評価されています。
有線無線の両方に対応したモデルがあると、有線モデルはつくらないメーカーもあるんですよ。両方対応しているから無くても良いというのは納得できるのですが、実際は「有線でいいからもう少し安くならないかな」という需要もあるんです。
特にゲーミングデバイスにおいては、入力遅延が無い有線こそが正義だと考える人も大勢います。そういう人にとって有線モデルは、安く良いものを買うための良い選択肢でもあるんですよね。
価格が安く選択肢もあるから人気なのかもね
あや
よしぞー
もちろん機能がポジティブに評価されてるのが前提だけどね
ボタンの押し心地・グリップ感が平均的
T4 Proのスティックのは位置は、左右非対称のXbox・Switchタイプです。SwitchとPCとに対応したコントローラーなので、PCユーザーにとって親しみがありSwitchにも採用されている配置にしているのは最適解と言えるでしょう。
さらに、よく使うボタンほど上にある方が快適だという意見が大きいですから。
押し心地に関しては、Switchの純正コントローラーとあまり変わらない柔らかさです。硬すぎることも柔らかすぎることもなく、いたって平均的。
グリップ感もしっかりしていて、これまた平均的です。特別高いわけでも、特別グリップ感が悪すぎるわけでもありません。
平均的と言うと否定的意見に思われることがありますが、むしろ2500円から4000円程度の安価なコントローラーで価格差が出やすいボタンの入力感覚という部分で平均が叩き出せているのは、凄いことです。
GameSir T4 Proを使って感じた&よく挙げられる不満・注意点
GameSir T4 Proの良い評判について紹介してきました。ただし、決して良いところばかりではありません。T4 Proには不満点が挙げられることも多いですし、実際にもうちょっとと感じる事もありました。今度は、そんなT4 Proによく挙げられる不満・注意点について紹介していきます。
十字キーの操作性があまり良くない
GameSir T4 Proの十字キーの操作性ですが、あまり良くありません。著しく悪いわけではないのですが、微妙という意見が大きいです。
十字キーは真ん中に空間が無く、全て繋がっているタイプになっています。それでいて円形ではなく、左右・上下を狙って押さないと押せません。斜め入力は、たとえば上と右の同時押しという感じで行います。
それ自体は一般的なのですが、問題なのは真ん中を押したときに4方向全部が押されてしまうということです。
これにより、ちょっとした誤動作が起きやすくなっています。
トリガーの押し心地は好みが分かれる
ボタンの押し心地は平均的だと語ってきましたが、トリガーの押し心地に関しては好みが分かれています。
トリガーはストロークが深めで、感触が柔らかめになっているんです。DUALSHOCK4のトリガーに少し似ているのですが、それよりも少し作りが甘い印象があります。特に深く柔らかいというのは、多くのデバイスにおいては矛盾になりがちです。
ストロークが深いと硬めになっているのが常であり、深いのに柔らかいつくりには違和感を覚える人も多いでしょう。
付属スマホホルダーの角度調整ができない
GameSir T4 Proには、スマホホルダーが付属しています。
ただ、付属スマホホルダーは角度調整ができないんです。ここは不満点というよりも、少し残念な点として語られることが多くなっています。価格帯が価格帯ですし、そもそもスマホホルダーが付属すること自体珍しいので、多くを求められる部分ではないでしょう。
それでも、付属させるなら角度調整機能くらいはついていてほしかったというのが本音なようです。
実際にスマホで使うときには、別売りで角度調整できるホルダーを買って取り付けた方が良いかもしれませんね。他の部分に魅力を強く感じるのであれば、スマホホルダーに関しては一度試してみて合わなかったら別売りのものを買うくらいで考えておくことをおすすめします。
Switch対応だけどamiibo不対応
GameSir T4 ProはSwitch対応のコントローラーですが、NFCには対応していません。つまり、Switchの遊びの幅を広げてくれるamiiboは使えないということです。同様にして、amiiboカードも使えません。
ただ、純正以外のコントローラーだとNFC非対応は珍しいことではないんです。T4 Proより高いコントローラーでも、NFCに対応していないことはよくあります。ここは不満点というよりは、注意点といったところでしょうか。
不満に感じる人は少ないかもしれないけど、amiiboを使いたい人は意識しておいた方がよいかもね!
あや
ジャイロの精度はそこまで高くない
GameSir T4 Proは6軸ジャイロを搭載しています。このジャイロの性能ですが、公認ライセンス品のプロコンなどに比べると、反応が若干遅いです。そのうえ、少し動きも鈍くなっています。
T4 Proのジャイロが劣悪品というわけではありません。ライトな使い方であれば、しっかり使えます。ただ、スプラトゥーンのガチマッチなどには少し不向きです。ジャイロの精度に関しては、むしろ公認のプロコンが精度が高すぎると言えます。価格差もあるので、仕方がない部分もあるでしょう。
よしぞー
ジャイロに期待してる人は注意しておこう!
Switchだとマクロが組めない
T4 Proの良いところとして、背面ボタンについて触れてきました。背面についている2つのボタンにマクロを割り当てることができ、しかも同時押しと順番押しとの2モードを設定できます。これは大きなメリットですが、この機能が使えるのはPCとスマホだけです。
Switchで使う場合は、マクロを組むことができません。
ただ、背面ボタンに他のボタンの機能を単体で割り当てることはできます。たとえば使う頻度は少ないけどディフォルトのは位置だと押しにくくて困る、というようなボタンを背面ボタンで代用することも可能です。
付属のUSBケーブルが1.0mと短い
GameSir T4 Proに付属で付いてくるUSBケーブルは1.0mです。
ノートPCなどとの直接接続であれば1.0mの長さでも問題ありませんが、デスクトップ型のPCと有線で接続したいときには短いと感じます。
実際のところ無線で接続してしまえばケーブルの長さを気にする必要はありませんが、有線派の方は別のUSBケーブルを使用する形にならざるえません。
GameSir T4 ProはPCとスマホゲーにおすすめ!
GameSir T4 Proは、PCととスマホゲーとSwitchに使えます。特にPCとスマホゲーをするときには背面ボタンにマクロを組むこともできるので、とても便利です。スマホホルダーも付属しますし、有線無線両方対応しているのも親切ですよね。
コストパフォーマンスだけでなく、実力もかなり高いです。
PCゲームとスマホ両方に使いたいという人には、ぴったりなコントローラーだと言えるのではないでしょうか。