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BIGBIG WON GALE Hallレビュー! 前作との比較や操作性・機能を解説

6 min

BIGBIG WONから、「GALE Hall」という新作コントローラーが発売されました。

BIGBIG WON GALEからセンサーがアップグレードされ、各部も変更が加えられてパワーアップしているのが特徴です。前作にあたる無印GALEの改良版、機能追加版といった立ち位置ですが、別物とも言えるほどの進化を遂げています。

本記事では、そんなBIGBIG WON GALE Hallの基本仕様と前作との違いを紹介したうえで、良いところを気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

BIGBIG WONG GALE Hallの基本仕様

まずは、BIGBIG WON GALE Hallの基本仕様について紹介していきます。スペックや付属品、外観などについてそれぞれ簡潔かつ詳しく解説していくので、本機の基本的な情報が気になる方は、ぜひご参考ください。

スペック

  • 接続方法:有線/無線(Bluetooth/2.4GHz USBドングル式)
  • ポーリングレート:1000Hz(有線利用時)
  • ホールエフェクトセンサー搭載
  • 6軸ジャイロセンサー搭載
  • 50ステップマクロ機能搭載
  • キーボードリマッピング対応
  • 振動機能搭載
  • 背面ボタン:4つ
  • Switch、PC(Windows 10/11)、Android、iOS

以上が、BIGBIG WON GALE Hallの基本的な仕様です。

接続方法は、有線と無線の両方に対応しています。無線は、Bluetoothだけでなく、USBドングルを使った2.4GHz接続に対応。

2.4GHzは、Bluetoothよりも遅延が圧倒的に少ないのが魅力です。ゲームをプレイする際に、気になるほどの遅延は発生しません。FPSやTPSなど、遅延が気になるゲームでも問題なく使えます。

さらに、Switch使用時のジャイロセンサーなど各種機能も搭載。

キーボードリマッピングにも対応しており、キーボードのさまざまな機能をコントローラーに割り当てられます。これによって、コントローラーのボタン配置の自由度が格段に上がるのがいいところです。

付属品

  • GALE Hall本体
  • 充電ドッグ
  • USBケーブル
  • 無線ドングル
  • 取扱説明書
  • 交換用サムスティック

BIGBIG WON GALE Hallは、付属品が豪華です。

充電ドッグは、別売りにしている製品が多い傾向があります。コントローラー本体が数千円または1万円程度で、ドッグも数千円かかり、揃えると結構な額になるのがネックです。

一方本機は、充電ドッグを最初から付属しています。置くだけで充電でき、持ち上げるだけで使えるようになる便利なドッグです。

そのうえ、充電ドッグをPCに接続すれば、ドッキングステーションとして機能します。USBドングルをドッグに設置することにより、干渉を最小限に抑えて遅延もチャタリングもなく無線接続できるのがいいところです。

さらに、交換用のサムスティックも付属しています。

1万円未満の価格帯で、これだけ付属品が豪華なコントローラーはなかなかありません。これだけでも、本機は非常に高コスパなコントローラーだと言えます。

外観

BIGBIG WON GALE Hallのボタン配置は、一般的なXboxタイプです。スティックが横並びではなく、FPSやTPSのようなスティックを二本同時に使う機会が頻繁にあるゲームでは非常に便利。

一方、2Dアクションゲームのような十字キーをメインで使いたいゲームの場合、指が少し窮屈に感じられる場合もあります。

ただ、多くの方がPCゲームをプレイする際に慣れている配置なのが、いいところです。

さらに、デザインはシンプルかつBIGBIG WONらしさのあるメカメカしい雰囲気になっています。ロゴ周りのモールドのような演出など、メーカーのこだわりが見えるデザインです。

そして、持ち手の部分にはしっかりとした滑り止め加工がされています。

別素材を貼り付けるのではなく、本体の素材そのものに加工しているため、剥がれる心配もなく、デザイン面の邪魔にもなっていません。

全体的に、よくまとまった外観だと言えます。

BIGBIG WON GALE Hallと前作との違い

左:BIGBIG WON GALE、右:BIGBIG WON GALE Hall
  • ホールエフェクト磁気誘導式トリガー搭載
  • デッドゾーン補正の追加
  • スティック多重曲線調整の追加
  • スティックの耐久性アップ
  • アナログスティックの交換に対応
  • 振動機能の強化

BIGBIG WON GALE Hallと前作との違いは、主にセンサー周りです。

ホールエフェクトセンサーというものを新たに搭載し、スティックやトリガーなどの精度がさらに良くなりました。

スティックやトリガーの精度に関しては、前作から高く評価されていた部分です。それをより強化し、さらに使いやすくなっています。

そして、スティックの耐久性が向上しています。改良されたホールセンサー構造は、パーツとセンサーが接触しません。そのため、物理的な摩耗がなくセンサーの精度を長く維持できるという仕組みです。

また、振動機能も強化されています。

より強弱のメリハリが付き、振動のクオリティが向上しました。振動を演出のひとつに使っているアドベンチャーゲームなどとは、非常に相性がいいです。

まとめると、機能面では大幅な追加や変更はないものの、センサーが改良されたことによる基礎部分の性能向上が魅力的だということになります。

BIGBIG WON GALE Hallの良いところをレビュー

BIGBIG WON GALE Hallの基本仕様などについて、解説してきました。前作からセンサーなどの性能が上がりましたが、具体的にどのような良いところがあるのかが気になるところです。

そこで今度は、BIGBIG WON GALE Hallの良いところについて、レビューしていきます。

高精度かつスムーズなスティック

BIGBIG WON GALE Hall独自のホールセンサースティックが、非常に優秀です。

前作もスティックの精度が高かったのですが、それがさらに向上しました。そのうえ、非常にスムーズに動かせます。滑らかに自分の狙いどおりに動くので、快適です。

出会い頭で接敵したときなどにも対応しやすく、撃ち負けにくくなるようなイメージです。

ボタンが押しやすくて快適

BIGBIG WON GALE Hallの各ボタンに関しては、押しやすいという印象があります。

ボタン配置が一般的なXBOXタイプなので、戸惑うことがありません。ボタン同士の間隔も一般的な範囲なので、押し間違いもしにくいです。ボタンの大きさも過不足なく、多くの方が適応しやすいようにつくられています。

さらに、押し心地はタクタイル感がある感じです。クリッキーではないものの、しっかりとした抵抗感があり、確実に押したということがわかります。

押下時の音はポクポクとした音が鳴りますが、うるさいということはありません。

そして、トリガーとLRボタンの誤爆がしにくいのもいいところです。

RB/LBとRT/LTの間に、段差があるような構造になっています。この段差のおかげで、誤爆がしにくいのが特徴です。

また、背面ボタンも横並びなので誤爆しにくくなっています。間隔も十分にあるので、間違えるようなことはありません。

ただ、この点に関しては横並びになっていることで、中指の負担が高くなっているという側面もあります。

誤爆のしにくさを重視する方にはおすすめですが、中指が忙しくなることは念頭に置いておきましょう。

カスタマイズ性が非常に高い

BIGBIG WON GALE Hallは、カスタマイズ性が非常に高いです。

まず、アナログスティックを交換できます。スティックが元から付いているものを合わせて4種類あるので、好みに合わせやすいです。

片方のスティックだけ長くしてもう片方をデフォルトのままにしたり、片方を短くしたり自由に楽しめます。

FNボタンが便利

BIGBIG WON GALE HallにはFNボタンがありますが、このFNボタンが非常に便利です。

FNボタンと対象のスティックを押し込むと、デッドゾーンの切り替えができます。FNボタンと対象のM1〜M4ボタンを押すと、既存のボタン機能のマッピングも可能です。

ハードウェアだけでもある程度のカスタマイズができます。これが、非常に便利です。

ジャイロの感度と精度が高い

BIGBIG WON GALE Hallにはジャイロセンサーが搭載されておりSwitchで使えますが、この感度と精度が非常に優秀です。

さまざまな方向に対し、手の動きを追従してくれます。ゆっくりと動かしても、素早く動かしても対応できるので非常に優秀です。

さらに、ジャイロの水平曲線やモーションエフェクトなどの設定を事細かに変更できます。基本性能が高いだけでなく、設定項目の幅の広さや調整幅の広さなども優秀です。

バッテリー持ちが良好

BIGBIG WON GALE Hallのバッテリー容量は、1000mAhです。ここは、前作から変わっていません。

問題のバッテリー持ちについてですが、一般的な使用状況では15時間前後持ちます。バッテリーを気にせずに、ゲームをプレイできるのが魅力的です。充電ドッグを使えば、さらにバッテリーを気にすることが減ります。

前作から機能や性能を強化しており、バッテリー容量が据え置きなのにもかかわらず前作からバッテリー持ちは劣っていません。

同社ヘッドセットHALO PROとの組み合わせで超低遅延のワイヤレス環境でゲームできる

同社からはBIGBIG WON HALO PROというゲーミングヘッドセットも発売されています。

このヘッドセットも2.4GHzのドングルで通信が出来るため、組み合わせて使うことで一切遅延を感じさせない低遅延環境でゲームプレイすることが可能です。

BIGBIG WON HALO PROは下記でレビュー記事を上げてますので、合わせてご確認下さい。

BIGBIG WON HALO PROレビュー! 性能・音質やHALO BUDSについても紹介

BIGBIG WON GALE Hallの気になる点をレビュー

ここまで、BIGBIG WON GALE Hallの良いところについて、簡単にレビューしてきました。今度は、本機の気になる点についてもレビューしていきます。良し悪しの両方から、自分に合う製品かどうか見極めたい方はぜひご参考ください。

トリガーストップ機能がない

BIGBIG WON GALE Hallには、トリガーストップ機能がありません。

トリガーストップというのは、トリガーの押し込みの深さを調整する機能のことです。オフにすると通常のストロークになりますが、オンにすることで段階的にストロークを浅くできます。

本機は、トリガーが非常に使いやすいです。レスポンスが良好で滑らかに動きます。

そのため、トリガーストップが付いていないのはもったいないと感じざるを得ません。物理ロックのトリガーストップがあったほうが、より快適になるのではないかという印象があります。

BIGBIG WON GALE Hallはこんな方におすすめ!

  • カスタマイズ機能豊富なコントローラーが欲しい
  • PCでもSwitchでも使えるコントローラーが欲しい
  • スティックやトリガーの精度を重視したい
  • コスパの高いコントローラーが欲しい

BIGBIG WON GALE Hallは、以上のような方々におすすめです。

カスタマイズ性が高く、スティックやトリガーの精度が高いのが本機の魅力です。

前作をも上回る性能とカスタマイズ性があり、前作から値段が上がったもののコスパは下がっていません。むしろ、よりコスパが高くなったとさえ言えます。

BIGBIG WON GALE Hallは、圧倒的高コスパなコントローラーが欲しい方には、特におすすめのコントローラーです。

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