肌と接する時間が長いものにはお金をかけなさい。
そんな話を聞いたことがありますが、ゲームが趣味な人間がきちんとお金をかけるべきは1日の大半座ることになる椅子です。
体に合わない椅子に長時間座っていれば腰は痛くなるし、ゲームのパフォーマンスだって落ちかねません。
我が家で愛用しているゲーミングチェアは「noblechairs(ノーブルチェアーズ)」というドイツブランドのEPICというもの。
EPICはゲーミングチェアの中で高級な部類で、長時間座った際の疲れづらさが一般的な椅子と比べて全く異なります。
実際に使い始めて椅子でここまで変わるんだ!レベルの感動を味わっています。
この記事ではnoblechairs EPICをレビューしていきますので、ゲーム用途はもちろん普段の作業用チェアとして、良い椅子を購入したいと悩んでいる方はぜひ読み進めてください。
目次
なぜゲーミングチェアが良いの?
プロのゲーマーともなれば、練習も合わせて1日10時間以上もゲームに没頭します。
1日の大半、また1年の大半を椅子に座って過ごすゲーマーに必要なのは、長時間座っていてもできるだけ体に負担やストレスが少なく疲れずに座っていられる椅子です。
合わせてリラックスできる椅子であることも求められます。
ゲーミングチェアは、ゲーマーが長時間座っても体に負担やストレスがかからず、またリラックスして休憩を取ることができる椅子。
もちろんゲーミングだけでなく、最近はテレワークで自宅の椅子に座り続けているユーザーも多く、仕事用途としても「ゲーミングチェア」は最適です。
ゲーミングチェアと一般的なオフィスチェアとの違い
一般的な「オフィスチェア」と「ゲーミングチェア」は何が違うの?と疑問を持つ方も多いです。オフィスチェアとの違い簡単に解説していきましょう。
頭の先まで包み込むチェアシート
ゲーミングチェアは座り続けることを前提にデザインされています。チェアシートは頭の先まで包み込むハイバックシートで、体全体がしっかり固定されるホールド感のある形状をしています。
一般的なオフィスチェアは、オフィスでの機動力も考慮されてデザインされていますので、ホールド感が低く、正しい座り姿勢を長時間キープしにくい形状です。
アームレストのポジショニング性能が高い
ゲーミングチェアのアームレストは前後、左右、上下に動く可動型。一般的なチェアと比較して自由に可動させることが可能です。
キーボードの入力しやすい場所・書きやすい場所にアームレストをポジショニングすることで、疲れづらくミスも減らせ、圧倒的に仕事の効率化を図ることが可能です。
キーボードを打つことの多い仕事や、絵師や設計士など一定のポジショニングが必要な方にはアームレストの可動性が大きく問われるんです。
リクライニング
オフィスチェアでもシートの角度を変えることは出来ますが、リクライニングまで配慮した設計のものは少ないです。
ゲーミングチェアはしっかりとしたリクライニング機構を採用しているものが一般的で、休憩したいときにしっかりと休憩できるのも魅力の一つです。
noblechairs EPICを選んだ理由
ゲーミングチェアの魅力をお伝えしましたが、ゲーミングチェアを購入するにあたって一つ悩みがありました。
ゲーミングチェアは派手なデザインがとにかく多いです。
こちら楽天のゲーミングチェアランキング。赤、青、白、紫など派手なゲーミングチェアが並びます。
ゲームだけであれば良いものの、仕事用途にも使うのであれば、落ち着いたデザインの椅子が欲しくなります。
Web会議で赤い椅子が登場するのはちょっと恥ずかしいね
あや
そこで見つけたのがnoblechairs EPICで、一般的なゲーミングチェアとは異なる落ち着いたシックな高級感が第一印象でした。
実際に販売店で見て座って検討したのですが、
- 落ち着いた高級感のあるデザイン
- スポーツカーの椅子を彷彿させるような堅めだけどしっかりと包み込まれる座り心地
- 一切音のしない静かなレスポンス
座れば分かる「これは良い椅子だ」感に一目惚れしつつも、正直高い。
元々は予算3万円以内でと考えてましたが、EPICを知ってしまったらそれが基準になってしまい、EPIC以外の選択を持てなくなった次第です。
とは言いつつ5万円程度なので、良いものを長く使いたいのであればちょうど良い値段なのかもしれません。
結構な大きさなので開封の儀を見てください
さて、noblechairs EPICは自宅で組み立てるタイプのゲーミングチェアです。ゲーミングチェア全体に言えることかもしれませんが、とにかく大きくて重たいです。
EPICのサイズ感と組み立て
具体的なサイズ感は以下の感じ。
段ボールもしっかりとしたものが使われており、箱の重さだけで約30kgあります。(椅子本体の重さが27kgです)
段ボールを開けると、
EPICが綺麗に梱包されているのですが、段ボールからパーツを取り出すのに5分近くかかりました。一つ一つのパーツが重たくしっかりしています。
写真が箱から出した全てのパーツ。説明書を見ながら組み立てていきますが、組み立て自体は簡単で30分程度で終わりました。
できれば二人で組み立てることをお勧めしますが、一人でも頑張れば組み立てられるはずです。
EPICの各スペック・座り心地を紹介
改めてEPICというゲーミングチェアのスペックを解説いたします。
製品の仕様
- 本体サイズ :約1,270-1,330 x 670 x 565mm
- 本体重量 :約27kg
- 張り材:PUレザー
- 外枠フレーム:スチール
- 脚部:アルミニウム
- クッション材:モールドウレタン(コールドフォーム)
- アームレスト:ポリウレタン
- キャスター:ナイロン / ポリウレタン
商品仕様をピックアップしましたが、一つ一つのスペックが本当に素晴らしいです。特徴をお伝えします。
高級スポーツカーを彷彿する座り心地
まず推したいのが圧倒的な座り心地の良さ。
EPICの座り心地はスポーツカーの彷彿するような、硬くて安定感のある座り心地です。
noblechairsはメルセデスベンツとのコラボモデルも販売しており、高級チェアとして定評があるようです。
座面部分の厚みは最大10cm、クッションには55㎏/m3という高密度のモールドウレタンを採用し、体が沈み込むことなく、反発力のある安定した座り心地が味わえます。
合わせて頭や肩まで包み込むように体をサポートしてくれるのも良いです。
アームレストが良い感じ
アームレストは高さの調整、位置の調整、向きの調整が可能で、キーボードを打つ際や書き物をする際に、自分の好きなポジションにセッティングできます。
アームレストはこれまであまり意識していませんでしたが、快適な座り心地を味わう上では重要度高めなポイントなのかもしれません。
極厚のPUレザーで高級感と耐久性を担保
座椅子の張り材にはPUレザーが使用されています。一般的なオフィスチェアは0.8~1.2mmの厚みのPUレザーが使われているところ、EPICには1.5mmという極厚レザーが使用されています。
傷や擦れに強く耐久性がが担保されつつ、張りのあるレザーで、表面に力を入れてもシワが寄ることがなく、安定感のある座り心地です。
パンチングで蒸れにくくする配慮
長時間体が触れる座面・背もたれには、穴の貫通したパンチングレザー仕様です。
PUレザーは長時間座っているとお尻周りに汗をかいて特有のベタつき・蒸れが生じますが、パンチング加工をすることで、熱を逃がし通気性を高めています。
合わせて表面には牛革風のシボ加工を施し、本革に近い優しい肌触りを味わえるのも◎です。
135度までのリクライニングで休憩も最高!
EPICは135度までのリクライニングができます。ゲーミングチェアの中には180度までリクライニングができるモデルもありますが、この椅子でガチ寝したいわけではありませんので135度で十分です。
実際に寝てみるとこんな感じ。
とにかく静かで、揺れ感も絶妙。最高に心地よいです。
できれば180度まで倒れて欲しかった!
あや
よしぞー
寝る場所じゃないからね
キャスターが秀逸!動かしても音がしない
どうでも良いポイントかもしれませんがEPICのキャスターがずば抜けて秀逸です。
静音性のある直径60mmのPUキャスターが採用されていますが、椅子を動かす際に全く回転音がしません。本当に静かです。
椅子を動かすだけで「おおおっ」てなりますよ!
長期間使用での耐久性は?
EPICを購入してから約2年ほど愛用していますが、経年による機能の劣化やカバー素材のヨタレなどは感じられません。
椅子の隙間にほこりが溜まってしまうので、定期的に掃除機をかけたり汚れをとっていますが、全く問題なく使い続けられています。
よしぞー
毎日座ってるから気づかない劣化はあるかもだけど、問題になる箇所は一つもないよ!
まとめ
noblechairs EPICというゲーミングチェアをレビューしました。
長く良い椅子を使っていきたいのであれば間違いなく推し。
良いゲーミングチェアを求めている方、テレワーク用に疲れづらい椅子を探している方はぜひ検討してみてください。