PCゲームというと、最近はe-suportsタイトルばかりが取り沙汰されますが、それ以外にも膨大な数のゲームタイトルがあります。
そこで、Steamで遊べるおすすめのPCゲームを紹介しましょう。今回は、アクションゲームに絞って10タイトル紹介します。3Dアクションと2Dアクションの両方を紹介するので、アクションゲームが好きな人は参考にしてみてくださいね。
目次
Steamのおすすめアクションゲーム10選【前編】
Steamで遊べるアクションゲームは、かなり多いです。まずは、その中でも屈指のクオリティを誇る3Dアクションゲームを5タイトル紹介しましょう。
Red Dead Redemption2
タイトルは「レッド・デッド・リデンプション2」と呼びます。タイトルからも分かる通り、シリーズ物です。前作は2010年に登場しました。あらすじは以下の通りです。
ダッチギャングと呼ばれるギャング団に所属していたジョン・マーストンが、アウトローを引退し家族とともに牧場を平和に営んでいました。しかし、連邦捜査官に家族を人質に取られてしまい、かつての仲間を処刑しなければならなくなります。そうして、仲間たちを処刑するための旅が始まったのです。
上記は前作のあらすじで、続編となる2は時系列的には「前作の前日譚」となります。
要はエピソード0ですね。
前作を遊んだ後にプレイしても良いですし、前作より前にプレイしても楽しめます。
ストーリーがギャングものとして素晴らしいのはもちろんのことですが、ゲーム性も注目したいところです。
かなり広大なマップを徒歩や馬などを駆使して進める、オープンワールドになっています。リアルな世界観ではありますが、街も結構個性的で観光するのも楽しいです。
アクションは主に銃撃になりますが、この銃撃アクションのこだわりが凄いんですよ。実際に銃を撃つときは、撃鉄を起こして引き金を引く必要があります。このゲームの時代には自動銃は存在しません。
このゲームでは、撃鉄を起こして弾を撃つという動作が、再現されています。そのため爽快感は損なわれる印象があるものの、リアルな銃撃アクションが楽しめるのでリアリティを求めるゲーマーにはぴったりです。
ストアページ:レッド・デッド・リデンプション2
ヒットマンシリーズ
タイトルが複数出ている『HITMAN』シリーズも、おすすめです。
このゲームは、簡単に言えば「隠れる必要のないステルスゲーム」となっています。主人公は変装が得意で、さまざまな衣装に着替えることができるんです。潜入する場所に馴染む変装をすれば、ヘマをしない限りは隠れる必要もなくフリーパスで歩けます。
さまざまなタイトルが出ていますが、おすすめなのは『ヒットマン(2016)』と『ヒットマン2』『ヒットマン3』です。この3タイトルはそれぞれ繋がりがありますし、長い間混迷していたシリーズの中でかなり出来が良いタイトルになっています。
マップは基本的に箱庭型で、自由に探索可能。ターゲット一人あたりさまざまな暗殺方法があり、方法ごとに演出も異なります。詰まらないようにヒントを出してくれるモードもあり、遊びやすいです。
ストア内検索結果:ヒットマンシリーズ
Warframe
Warframeは、TPS視点のアクションゲームです。プレイヤーは強化外骨格(ウォーフレーム)を駆使して戦う「テンノ」になり、地球や土星などのさまざまな惑星を舞台にミッションに挑んでいきます。
ゲームはミッションクリア式で、PvEメインです。
アクション部分は、かなり楽しめます。壁に張り付いて銃を撃つ、バク転をするなどの基本アクション。ジャンプは空中2段ジャンプが可能で、どことなくロックマンXシリーズを彷彿とさせます。さらに、遠くに飛ぶことのできる「バレットジャンプ」というシステムもあり、爽快感が飛び抜けて高いです。
強化外骨格は43体用意されており、素材を集めて作成すれば切り替えができます。ハクスラ要素もあるので、モンハンなどが好きな人も楽しめるでしょう。
武器、フレーム、MODなどさまざまな装備品などをカスタマイズする楽しさもあります。
さらに、基本プレイ無料です。ハクスラが好きな人や、対人戦よりPvEのほうが好きな人、スタイリッシュアクションが好きな人には向いています。
ストアページ:Warframe
MAFIA:DEFENITIVE EDITION
日本語タイトルだと、「マフィア コンプリート・エディション」です。
その名前にもある通り、リメイク作品となっています。リメイク元は2002年に発売したゲームなんですが、それを新たなゲームエンジンを使って新要素も豊富に盛り込んで作り変えているんです。
作品の舞台は、禁酒法時代のギャング組織。オープンワールドの街を駆け巡り、自由に遊ぶことができます。メインストーリーを忠実にこなすのもよし、適当に暴れまわってもよし、ドライブを楽しんでもよし…。
GTAシリーズと似ていますが、このゲームのリメイク元がGTAなどの「一つの街を舞台にしたオープンワールドゲーム」の走りなんです。
現在は少しオールドスクールなジャンルになっていますが、『龍が如く』や『GTA』が好きな人なら間違いなく楽しめるでしょう。
ストーリーはかなり現実味があり、重厚。新ゲームエンジンのおかげか、「遊べる映画」とも言える出来になっています。アクション部分もリアリティがありながらに爽快です。GTAのように軽いノリで楽しめるものというよりは、龍が如くをより渋くした感じでしょうか。
間違いなく、傑作です。
[ストアページ]:マフィア コンプリート・エディション
ダークソウル3
アクションゲーム界隈では言わずとしれた名作シリーズですね。かなり難易度が高い骨太なアクションRPGとして有名で、人を選ぶところはありますが、難しいゲームにやりがいを感じる人にはおすすめです。
ダークソウルシリーズは、広大な世界を思うように駆け回れます。アクションも軽すぎず重すぎず、自分で操作しているという感覚が非常に強いんですよ。そのため、負ければ自分の操作のせいであり、勝てば自分の操作のおかげであるという意識が強まります。
それが、悔しさと喜びというカタルシスに繋がっているんです。
ボスはどれも手強く、しっかり攻略法を編み出して挑まないと負けます。死ねば経験値やお金に変えられるポイントをその場所に落としてしまい、回収できないで死ぬと失ってしまうんです。
そういった緊張感が、ダークソウルの最大の魅力となっています。
2021年現在でシリーズ内のおすすめタイトルをひとつ挙げるとすれば、『ダークソウル3』です。
シリーズの集大成とも言える完成度を誇る作品なので、シリーズ未プレイはとりあえず3から始めることをおすすめします。
ストアページ:ダークソウル3
Steamのおすすめアクションゲーム10選【後編】
アクションゲームと言えば、2Dゲームも外せません。Steamでは、往年の名作からインディーまでさまざまな2Dアクションゲームを購入・プレイできます。そこで、Steamのおすすめ2Dアクションゲームを5つ紹介しましょう。
ロックマンシリーズ
ロックマンシリーズが、Steamを通じてPCでプレイできます。
- 初代ロックマンシリーズ
- ロックマンXシリーズ
- ロックマンゼロシリーズ
- ロックマンゼクスシリーズ
上記4シリーズが揃っており、ゼロとゼクスは全てひとつのパッケージになった『ゼロ&ゼクスコレクション』で一通りプレイできるようになっています。
ロックマンシリーズの魅力は、難易度の高さと幅広い武器です。
初代ロックマンシリーズはダッシュや壁キックなどが無く、単純なアクション。それでいて高難易度なので、かなり骨太感があります。
ロックマンXシリーズはダッシュや壁キックなどのシステムが採用され、スピード感がアップしました。各地にあるパーツを集めて強化するというのも、特徴的。ストーリー設定も初代より重厚で、大人でも考えさせられる場面が多いです。
さらに、初代ロックマンとロックマンXには、倒したボスの武器を使えるという特徴があります。ボスごとに弱点武器があり、周回する度に効率良くプレイできるのも魅力的です。
ゼロとゼクスにはボスの武器を奪うというシステムはありませんが、その代わりバスター以外にもさまざまな基本武器が用意されています。
ロックマンに興味はあったけどあまりプレイしたことがないという人は、Steamで購入してみてはいかがでしょうか。
ストア検索ページ:ロックマンシリーズ
Hollow Knight
ホロウナイトは、2Dアクション版ダークソウルといったイメージの作品です。滅びに向かう「ハロウネスト」というムシ達の王国を舞台に、主人公が戦っていきます。世界観とストーリーはかなりダークです。ダークファンタジーが好きな人にぴったりでしょう。
ゲーム部分は、探索型2Dスクロールアクションとなっています。いわゆるメトロイドヴァニアというジャンルですね。
※メトロイドヴァニアとは、往年の名作『メトロイド』『キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)』と似たシステムのゲームのことを指します。
ただ、ホロウナイトには他のメトロイドヴァニア作品とは異なる特徴があるんです。それは、初見のエリアではマップが参照できないということ。他のメトロイドヴァニアは「参照できるけどマップは埋まっていない」状態ですが、ホロウナイトはNPCからマップを購入しないと見ることすらできません。
そのうえマップも広く、マップ埋めだけでもかなりのボリュームになっています。アクションは序盤はジャンプと攻撃しかできませんが、進めていくと新しいアクションを覚えて面白さがどんどん増していくんです。
ストーリーには分岐もあり、何周でも楽しめます。
また、クリア後DLCがあり、更にボリュームを拡張することも可能です。普通にプレイすると、トゥルーエンドに到達するまでに50時間くらいはかかります。
これだけの大ボリュームで1500円と、コスパも抜群ですよ。
ストアページ:ホロウナイト
シャンティシリーズ
シャンティは、海外では何年も前から高く評価されている横スクロールアクションゲームです。1作めはゲームボーイカラーで登場しました。現在は5作品あります。ソニック然り、アクションゲームは海外人気が強いんですよね。
人間と精霊のハーフという属性を持つシャンティという女の子が、この作品の主人公です。長い髪で敵を攻撃したり、魔法を使ったりして戦います。先程ソニックを引き合いに出しましたが、ステージギミックの豊富さなどはドンキーコングシリーズに近いところがあるでしょう。
さらに、ステージ中で「ダンス」という物を獲得することがあります。これを得ると、さまざまな動物に変身できるんです。
モンキーダンスで猿に変身すれば、高いジャンプ力を発揮できます。これがないと届かないところに収拾アイテムがあったりするので、ステージ探索にぴったりです。
キャンサーダンスでカニに変身すると、水中で動けるようになります。多彩なステージギミックと変身とが、シャンティシリーズの面白いところです。
ストアページ:シャンティシリーズ
Katana ZERO
Katana ZEROは、美麗なドット絵(ピクセルアート)が堪能できるアクションゲームです。ストーリーはネタバレを食らうと一気に面白くなってしまうためあまり勝たれませんが、かなりのめり込みます。考察も捗るので、アニメを見ると考察をしたくなる人にもおすすめです。
このゲームの主人公は、記憶喪失で薬物中毒の殺し屋です。カウンセラーに薬を打たれ、記憶喪失のカウンセリングを受け、依頼書を貰い、ステージに挑みます。察しの良い方はここで「薬」がキーアイテムになることがわかるかもしれませんが、予想より遥かにストーリーは重くぶっ飛んでいるんです。
おそらく、どれだけ予想してもストーリーの根幹を当てることはできないでしょう。
肝心のゲーム部分は、一風変わっています。
敵は一撃で倒すことができますが、自分も一撃で死ぬんです。ステージは複数のエリアに分割されており、リトライは各エリアの最初からということになります。
主人公が死ぬとノイズと共にビデオの巻き戻し演出が挟まり、戻るんです。これは、死んだのは主人公が脳内シミュレーションをした結果のイメージであり、実際の主人公はノーミスで進んでいるということになります。
ゲームにありがちな「何度も死ぬ」というストーリー上の違和感を、殺し屋のシミュレーションによって説得力を持たせると同時に高いゲーム性に昇華しているんです。
さらに、薬の影響で主人公は体感時間を伸ばすことができます。時折スローにして的確に敵を倒し、スタイリッシュに進むのが楽しいゲームです。
ストアページ:Katana ZERO
Celeste
Celesteは、どこか懐かしいドットで描かれたステージをクリアしていく2Dアクションゲームです。舞台はセレステという山。主人公は心の問題と向き合いながら、山を登っていきます。
深層心理などの「心」をテーマとしているので、ストーリーは結構重く切ないです。
セレステは登山者の心を投影する場所で、楽しく美しかった風景が急に恐ろしいものに変わるということがあります。さらに、「お前の心トゲばっかりだな」というツッコミも発生するのも面白い部分です。
世界観・設定と遊び部分がマッチしていることも魅力ではありますが、やはりアクションゲームとしてのゲーム性も魅力的ですよ。
このCelesteというゲーム、難易度がかなり高いです。初見殺しがたっぷりと詰め込まれています。一昔前に流行った『I Wanna Be The Guy』に近いです。
ただ、リトライはかなり快適にできます。復帰ポイントが細かく設置されているので、ほとんどストレスがありません。何度も失敗しながらも夢中になって楽しめます。
死んで覚えるゲームが好きな人や、切ない世界観が好きな人にはぴったりです。
ストアページ:Celeste
PCでアクションゲームをやりこもう!
PCゲームには、一人でじっくりと向き合えるアクションゲームがたくさんあります。Steamを経由すれば往年の名作から、新進気鋭のインディーゲームまで幅広い作品から選べるので、Steamを利用しましょう。
e-sportsでの競争に疲れたとき、一人でじっくりやり込みたいとき、アクションゲームをいくつか持っておくと楽しいですよ。