PowerA SPECTRA INFINITYは、Xbox向けに作られた本格的なゲーミングコントローラーです。
Xbox純正コントローラーを使っていた人が、PCで同じように使える製品が欲しいということで購入する人が多い傾向があります。
ただ、純正と比べてどういう機能があるのか、スペックはどうなのかなどが気になるところ。
そこで今回は、PowerA SPECTRA INFINITYのスペック・機能などの魅力・使用感についてレビューしていきます。
目次
PowerA SPECTRA INFINITYのスペックをレビュー
- 接続:有線
- ボタン配置:Xboxタイプ
- 背面ボタン搭載
- 音量ダイヤル搭載
- トリガーストップ機能有り
- キーマッピング変更可能
- LEDイルミネーション有り
接続は有線のみなので、無線コントローラーを好む人にはあまりおすすめできません。有線でも構わないという人や、むしろ有線の方が良いという人にはおすすめです。
ボタン配置は、Xboxと同じになっています。スティックも対角線上に並んでおり、ABXYボタンも右側にB、下側にAと海外形式です。洋ゲーをよくプレイする人であれば、「B」が決定ボタンという配置は馴染みがあるのではないでしょうか。
他にも、機能がモリモリです。
本当にXboxコントローラーって感じなのね
あや
よしぞー
機能で純正との差を付けてるんだ
PowerA SPECTRA INFINITYの魅力・おすすめポイントをレビュー
PowerA SPECTRA INFINITYの魅力は、やはり機能面です。Xboxのコントローラーは手堅い作りになっていますが、その分、目を引くような機能に乏しいところがあります。また上位モデルの「エリートコントローラー」は機能も盛られていますが、その分値段が高いです。
ここでは、PowerA SPECTRA INFINITYの機能を中心に本機の魅力・おすすめポイントについてレビューしていきます。
トリガーストップ機能がある
PowerA SPECTRA INFINITYには、便利なトリガーストップ機能があります。
トリガーストップって何?
あや
よしぞー
トリガーボタンを押し込むときの「遊び」を減らせる機能だね
通常、トリガーボタンには押し込む際の遊びがあります。レースゲームなど微調整が必要な場面で使うことの多いボタンなので、遊びを入れて微調整をしやすくしているんです。
ただ、このせいで「浅く押し込むと反応しないことがある」という不都合があります。
特にFPS/TPSにおいて、素早く押して弾を撃ちたいときに反応しなくて弾が出ないということになりがちです。かと言って深く押し込むようにしていると疲れますし、若干遅くもなります。
遊びを減らすことで、浅く押し込んでもトリガーを押すことが可能。トリガーストップ機能は、シューターゲームを好むゲーマーにはとても嬉しい機能です。
カスタム可能な背面ボタンを2つ搭載している
PowerA SPECTRA INFINITYには、背面ボタンが2つあります。
これは、カスタマイズすることでさまざまな機能を呼び出すことが可能なボタンです。たとえば、マクロを組んでキャラコンを楽にすることができます。
FPSゲーマーだと、片方をジャンプに使う人が多いです。キーボードのスペースキーのように常に指を当てられる部分なので、頻繁に使うジャンプ機能を割り当てることで快適になります。キーボードだと、スペースキーにジャンプを割り当てる人も多いです。
背面ボタンが2つあり、単機能もマクロも設定できるので、設定の幅が広がります。
イヤホンジャックを搭載している
PowerA SPECTRA INFINITYには、イヤホンジャックがあります。
ここに端子を差し込むことで、イヤホンでゲーム音を出力可能です。ゲーム機やPCから離れてプレイしたい人にとって、イヤホンのケーブルの長さを気にしなくても良いため便利。
PS4コントローラーなど、コンシューマーの純正品に搭載されることが多い機能です。非純正コントローラーでは、少し珍しい機能がしっかり搭載しているのは嬉しいことですね。
付属のコードが長い
付属のコードが長いのも、PowerA SPECTRA INFINITYの良いところです。
え、他のおすすめポイントに比べて地味すぎない?
あや
よしぞー
確かに地味だけど、結構ありがたいんだよ
コントローラーを買って、付属のコードが短すぎるという経験をしたことがある人も少なくないでしょう。そういうコントローラーに限って、ケーブルの着脱ができない仕様になっていることも多いです。
本機は、しっかり長く作られています。椅子のすぐ近くにPCを置いている人には長すぎるくらいですが、邪魔なら結束バンドなどで縛れば解決可能です。短すぎると使えなくなることもあるので、長いほうが良いでしょう。
また、着脱可能なので規格が合えば他のケーブルを使うこともできます。
細かくカスタムできるLEDを搭載している
PowerA SPECTRA INFINITYは、昨今のゲーミングデバイスらしくLED搭載です。
ボタンが付いているところと、本体のラインのみ光ります。ボタンは透過しません。光るものの、光りすぎて視界で邪魔になることがない絶妙な光り方です。
さらに、細かくカスタマイズできます。
色を変えたり明るさを変えたりして、自分好みにすることが可能。さらに、背面のLEDSボタンを押すだけで変更できるので、いつでもそのときの気分に応じてカスタマイズできます。
イルミネーションは気持ちを盛り上げる役目があるので、気分によって変えられる仕様は理にかなっているとも言えるでしょう。
PowerA SPECTRA INFINITYの使用感をレビュー
PowerA SPECTRA INFINITYは、機能がたくさん付いていてカスタマイズもできる非純正のXboxコントローラーです。魅力はたくさんありますが、実際に使ってみてどうなのかも気になるところですよね。そこで今度は、PowerA SPECTRA INFINITYの使用感についてレビューしていきます。
トリガーストップでFPS/TPSがかなり快適になる
トリガーストップ機能ですが、とても快適です。
優秀なのは、3段階で調整できること。トリガーストップはオンオフの2段階のみという製品が多い中、3段階なのはとても優秀です。自分に合った押し込み具合を模索することができます。
この機能により、FPS/TPSで俊敏に弾を撃つことが可能です。至近距離で撃ち合うような場面では、特に活躍してくれます。
手元でミュート・音量アップダウンができるのが便利
PowerA SPECTRA INFINITYには、音量ダイヤルが搭載されています。
これは、少し珍しいです。イヤホンを挿せるけど音量調整はPC側・本体側でやってね、というコントローラーがほとんど。
PowerA SPECTRA INFINITYは手元で音量のアップダウンができますし、ミュートにもできます。音量の設定幅がとても広いわけではありませんが、必要十分です。
マイクミュートとか便利そうだね
あや
よしぞー
中央レバーを押し込むとミュートできるから、急に家族が部屋に来たりしても安心!
背面ボタンが押しやすい
PowerA SPECTRA INFINITYの背面ボタンは、とても押しやすいです。
位置としては、コントローラーを持ったときに自然と中指が振れる位置にあります。無理な力を入れずに自然に押すことができるうえ、常に指を待機させられる位置なので、ジャンプなどをするのがとても快適です。
そのうえ、誤爆もしにくくなっています。
機能モリモリなのにバランスの良い価格感
PowerA SPECTRA INFINITYは、2022年7月現在Amazonでは7000〜8000円くらいで販売されています。6000円台の純正Xboxコントローラーよりも機能がたくさんあり、純正と同じく手堅い作りであるところを踏まえると価格的には釣り合っています。
定価近くで買えれば、コストパフォーマンスが非常に高くなります。
PowerA SPECTRA INFINITYのレビューまとめ
PowerA SPECTRA INFINITYの魅力、使い心地についてレビューしてきました。
操作性はもちろん、高い機能性と堅牢性を考えると、とてもバランスの取れたコントローラーです。
普段、Xboxコントローラーを使っていて馴染みがある人にとてもおすすめですよ。