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Final A4000 イヤホンレビュー・良い評判と不満点・使用感を紹介!

5 min

Finalのイヤホンは、各モデルごとに個性がハッキリしているのが魅力です。複数シリーズが同じメーカーからあり、しかも名前が似ていると選びにくいですよね。

ただ、Finalは選びやすいと定評があります。

Final A4000は、Aシリーズの中では比較的価格帯が低いモデルです。入門機とも言える価格帯ですが、「この価格ではありえない高音質」「高級感がある」という評判が多数挙げられています。

今回はそんなFinal A4000のスペック、ネット上の良い評判と不満点、実際に使ってみた感想を紹介しましょう!

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Final A4000のスペック

Final A4000
  • 筐体:ABS樹脂
  • ドライバー:ダイナミック型
  • コネクター:2Pin
  • ケーブル:OFCケーブル
  • 感度:100dB
  • インピーダンス:18Ω
  • 重量:18g
  • カラー:ダークネイビーのみ

ドライバーは、ダイナミック型を使っています。最も多く出回っているドライバーユニットですね。スペック表などに特に記載がない場合は、ダイナミック型を使っていることがほとんどです。

ダイナミック型ってなんだっけ?

あや

あや

信号を振動板に伝えて音を出すという、比較的想像しやすい仕組みが特徴です。再生周波数の範囲が広い事が多く、低域が比較的得意となっています。そのため、高解像度でフラットというよりも、ダイナミックで楽しい音を聞かせてくれる製品が多いです。

Final A4000には、2pinコネクターが採用されています。これは、2つの細いピンで接続する方式です。規格は最も汎用性が高いものが使われているので、互換性のあるケーブルが多いのが特徴となっています。

そしてケーブルは柔らかくしなやかな素材が使われており、タッチノイズが軽減されているのが特徴です。

よしぞー

よしぞー

タッチノイズというのは、ケーブルが服や手などに触れたときに出るノイズだね

あれ鬱陶しいから、軽減されるのは嬉しいわね!

あや

あや

タッチノイズ軽減だけでなく、ケーブルがしなやかに動くため取り回しがしやすいのも魅力です。たとえばカバンからケーブルを伸ばして使いたいとき、付属のイヤーフックを使いたいときにケーブルに負荷をかけず取り回せます。

また、インピーダンスは18Ωと、若干小さめではあるものの、どんなデバイスでも聞けるというメリットもあります。初心者でも扱いやすいでしょう。

Final A4000によく挙げられる良い評判

Final A4000のスペックを通して、ケーブルなどの魅力を語ってきました。ただ、それだけでは語り尽くせないのがFinal A4000の魅力です。そこで、Final A4000によく挙げられる良い評判を4つ紹介しましょう。 

装着感が安定して耳が痛くならない

Final A4000は、装着感がとても安定して抜けにくく、なおかつ耳が痛くならないと評判です。

その理由は、2つあります。

まず、筐体の形です。

一般的なイヤホンは、曲線を描いています。どこかが耳に接すれば保持できる、という考え方です。

ただし、この方法だと若干耳を圧迫することがあります。もちろん、そういうイヤホンでも耳を圧迫しないタイプの製品は少なくありません。

一方Final A4000は、角張った形状にしています。この形状により、耳との接点が3点になりました。2点でしっかり保持しつつ、もう1点で支える程度に保持するという形です。これにより、圧迫せずに安定感を得ることを実現しています。

続いて、イヤーフックです。

一般的なイヤーフックより細くスリムで、ワイヤーや樹脂が入っていません。ワイヤー・樹脂は形を変えるのに役立ったり、イヤーフックをより強固にするために役立ったりします。

ただ、固くなってしまったり異物感があったりして、疲労の原因になることもあるんです。

疲労の原因を取り除きつつ、多くの人の耳にフィットする形状でデザインされています。そのため、疲れにくいんです。

よしぞー

よしぞー

イヤーフックは使わないこともできるよ

マットな質感が良い

角張った形状に関しては好き嫌いが分かれる印象があるものの、質感に関して悪い意見はほとんど聞きません。

というのも、Final A4000はマットな仕上げになっています。カラーリングはダークネイビーで、暗すぎず明るすぎず比較的万人受けする色です。この色とマットな仕上げがあいまって、良い質感だと感じるのでしょう。

ガジェット好き・オーディオ好きはつや消し加工が好きな人が多いので、評価が高いのかもしれません。

正直、好みによるとは思う

あや

あや

よしぞー

よしぞー

そうだね、ギラギラした感じのデザインが好みな人には合わないと思う

華やかでメリヘリがあり楽しい音

Final A4000で最も高く評価されているのは、前述の装着感と音です。

音に関してはジャンルによって印象が異なるのですが、ポップスやロックを聞いたときは華やかでメリハリのある楽しい音になる傾向があります。

バスドラなどの低音はとてもタイトな感じで、この音があるおかげで曲が引き締まって聞こえるんです。ベースはスムースな音の連なりを感じることができ、こちらもハッキリとして聞こえます。

低音が得意なダイナミック型ドライバーらしさがあるといえるでしょう。

じゃあ中域と高域はというと、こちらもしっかりと華やかに聞こえます。特にボーカスは美しく聞こえるんです。明るい曲では綺羅びやかに、バラードでは穏やかで包み込むように…。情感までもがしっかりと伝わってきます。

高音も特別強いわけではありませんが、決して弱くはありません。

音の残響感、余韻もしっかり伝わってきます。そのためか、一つ一つの音を感じやすいです。

引き締める低音、前に出て華やかさや艶やかさを生む中音、クリアな高音。これらの組み合わせがとてもバランスが良く、メリハリの良さにつながっています。

あたたかみがありつつ、華やかなのね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

女性ボーカルを聴くのが楽しい音かもしれない

楽器数が多い曲の解像度がバツグン

ポップスやロックなどではメリハリと華やかさが感じられるという評判がありますが、クラシックなど楽器数が多い曲になると感じ方がまるで変わるようです。

前述のしっかりとした余韻やメリハリの良さのおかげか、一音一音をしっかり聞き取りやすくなっています。音のつながりが良いのにもかかわらず、分離感もあるという絶妙なチューニングです。

この音質傾向のため、楽器数が多い曲を聞くと、とても高解像度に聞こえるという評判があります。

音の分離が良いだけでなく、繊細な表現もしっかり捉えてくれるんです。繊細な表現の多い曲になればなるほどに、魅力を感じやすいと言えるかもしれませんね。

よしぞー

よしぞー

空間表現も良いから、案外オーケストラサウンド向きだよ

ポップスやロックも得意みたいだし…結構万能選手ね

あや

あや

Final A4000によく挙げられる不満点

Final A4000の良い評判を挙げてきましたが、もちろん不満点が挙げられることもあります。誰からも全く不満点を挙げられない製品は、恐らくこの世にありません。合う・合わないがあるので、不満点になりがちな部分もしっかり知ったうえで、選びましょう。

カラバリが複数欲しい

これは購入を断念するほどの不満点というよりも、「欲を言えば」というレベルの不満点として挙げられがちなことです。

Final A4000には、カラバリがダークネイビーの1種類しかありません。

というよりも、Finalのイヤホンは基本的に1モデル1カラーです。他のモデルの製品情報を見てみても、1色のみとなっています。しかも、全体的に暗めなカラーが多いです。

白が好きという人もガジェット好きやオーディオ好きには結構いる印象があるので、そういう人にはあまり合わないのかもしれません。

最低でも2つくらいは選択肢欲しいわね

あや

あや

特別な機能がなにもない

Final A4000には、特別な機能がありません。製品自体のつくり、内部機構などに関しては特殊だと言えます。

ただ、他のメーカーにあるような音質改善機能やアクティブノイズキャンセリングなどは、一切ありません。装着感と音質の良さに予算を振り切ったような製品で、とても硬派な印象があります。

色々な機能が欲しい、という人にとっては大きな不満点になるかもしれませんね。

よしぞー

よしぞー

機能よりつけ心地の良さと音の良さ! という人には合うと思うよ

エイジング前は高音が刺さる

オーディオ機器には、エイジングという概念があります。これは、ある程度使用し続けることにより、音が変化する現象のことです。そう聞くと劣化だと思うかもしれませんが、多くはエイジング前より良くなります。

イヤホン内部には振動板があるんですが、接着部分が振動板の動きに影響を与えているという考え方があるんです。一定時間使用してこなれていくことで、振動板が動きやすくなり、設計意図本来の音に近づくと言われています。

Finalは100時間以上のエイジングを推奨しているんです。

ただ、Final A4000のエイジング前後の音質の変化について、少し不満を抱いている人がいます。

エイジング前は、高音が刺さるように感じてしまい、痛みや疲労を感じることがあるんです。エイジング後には痛みの原因は綺麗に無くなって、良い部分だけが残ります。

それでも、エイジングにかかる時間はかなり長いので、後によくなることがわかっていても若干の不満点になっているのでしょう。

エイジングさえ終われば、問題ないのよね?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

そうだね。それにエイジングは他のイヤホンでもある問題だから、楽しむくらいの気持ちでいるのが良いよ

Final A4000は繊細で綺羅びやかな音を長時間楽しめる!

Final A4000はダイナミック型ドライバーを採用していますが、音質傾向はバランスド・アーマチュア型にも若干近いです。それぞれを足して二で割ったような感じでしょうか。繊細な表現が得意で、綺羅びやかで華やかさもあるという、曲のジャンルによって色々楽しめるイヤホンです。

1万5000円程度の価格帯で、これだけの音質を備えているイヤホンはなかなかないでしょう。お値段以上の性能があり、それでいて長時間装着していても疲れないという点がA4000最大の魅力だと言えるのではないでしょうか。

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