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final E2000レビュー・ボーカルを近くに感じ臨場感ある音を楽しめる!E3000との比較も

4 min

有線イヤホンは1000円程度で購入できるものから、1万・3万・5万そして10万オーバーととにかく幅の広いアイテムで、上を見ていくときりがありません。

私自身、高価なイヤホンを購入できる立場になく、高価格帯イヤホンの良さは体感できませんが、1万円アンダーのイヤホンでもそれぞれに特徴があり楽しませてくれます。

そんな風に感じさせてくれるイヤホンの一つがfinal E2000。

実売5000円を下回る価格であるにかかわらずE2000ならではの特徴があり、このジャンル・この曲はE2000で聴いてみたいと感じさせるイヤホンでもあります。

よしぞー

よしぞー

E2000をレビューしつつ、兄弟分のE3000との比較もしていくよ!

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まずは音質・感じたことを赤裸々にレビュー!

E2000を聴いてまず感じたのがボーカルの近さです。

歌い手が目の前で歌っているのを聴いている感覚といえば良いでしょうか。

全体バランスの中でボーカルが浮き立って聞こえます。

全体的に見ると、音が籠らず透き通った音色で心地よくリスニングが出来ます。高音は透き通って美しく、低音は控えめだけどキレが有ります。

よしぞー

よしぞー

ポップスやアニソンなどボーカル中心の曲をリスニングするのにちょうど良いイヤホンだと感じたよ!

ただしオーケストラなど大人数での合唱や迫力を求めるような曲を聴くには、物足りなさを感じます。

音がフロント寄りに集中し縦に伝わってくるような感覚。横への広がりが薄い為か全体の定位は掴みづらいです。

また低音に関しても、脳内からぶっ叩かれるような迫力はありません。

あくまでもボーカルメインの楽曲を楽しむシーンに適しており、好きなボーカルの曲を聴くためのイヤホンだと受け取りました。

オールマイティに楽しめる訳ではないけど、歌をメインに聴くならE2000!そんな印象のイヤホンね!

あや

あや

同梱品と外観レビュー

こちらがfinal E2000の同梱品。イヤホン本体の他に、イヤーピース5サイズ(本体装着済みを含む)、イヤーフック、ポーチが同梱されています。

本体ケーブルは1.2mの長さで、タッチノイズを考慮した柔らかい被覆素材が採用されています。
イヤーフックを使用する際にも柔軟に曲がりますので使いやすさとしては申し分ありませんが、ケーブルが細い事もあって絡まりやすいのも事実です。

ポーチは素材はビニール製で、見た目にも質感も安っぽく耐久性も低そうです。

E2000の装着感

続いて装着感。

E2000は私が購入したブラックの筐体とシルバーの筐体の2種類が発売されていますが、ブラックの筐体はLRの文字が見やすく瞬時に判断が出来るのがまず良いですね。

合わせてE2000はfinal独自のスウィングフィット機構によって耳道の傾きにフィットしてくれます。

個人的には気になりませんでしたが、そのまま付けてタッチノイズが気になるようでしたら付属のイヤーフックで耳掛けで使うのが良いかもしれません。

またイヤーピースも5サイズ用意されているので、ジャストフィットするサイズが見つかるはずです。

ちなみにイヤーピースの裏側を見るとそれぞれ色違いの対になっています。

右に赤(ピンク)、左にグレーをはめ込む形で左右確認にも役立ちますね。

E2000の特徴である心理学の研究成果を踏まえた音質設計

final Eシリーズの特徴は最新の音響工学、心理学の研究成果を踏まえ、音質設計を行っている事です。

最新の音響工学、心理学の研究成果を踏まえ、音質設計を行いました。

高音の一部を強調するという一般的な音作りの手法を使うと、一聴して音の鮮やかさを感じさせるのですが、そのことによって、他の音域が埋もれて聴こえにくくなってしまいます。E2000では、強調した音域を作らないことで、クリアな音質を実現しています。

さらに、高音にわずかな特徴をもたせることで、目の前で演奏しているかのような臨場感を体感していただけます。

一聴したときのアピールよりも、長く使うほどに良さを感じる「定番」と呼ばれることを目指した、音楽を楽しく響かせる音質を追求した製品です。

final E2000の公式ページからの引用

最初にお伝えしましたが、公式にも 高音にわずかな特徴をもたせることで、目の前で演奏しているかのような臨場感とあるように、あえてボーカルを浮き立たせるような音質設計がなされています。

E3000との比較

さて、E2000を購入検討する上で兄弟モデルであるE3000とどちらを購入するか悩まれる方も多いはずです。

私は迷った挙句、それぞれの音の方向性の違いに興味を持って両方購入しました。

スペックやサイズの比較

まずサイズ的なスペックを見ると、ぱっと見E3000の方が大きいように見えますが、多分膨張職だから大きく見えるだけであってサイズの違いはほぼなさそうです。

ただしE2000は筐体にアルミニウムが、E3000はステンレスが採用されており、その違いにて音も変わってきているように見受けられます。また、ステンレスの方が重たいので若干重量なども異なってきます。

以下はそれぞれのスペック表です。

E2000E3000
筐体アルミニウムステンレス
ドライバーダイナミック型ダイナミック型
インピーダンス16Ω16Ω
感度102dB/mW100dB/mW
重さ12g14g
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値段はE3000の方が高く上位モデルだけど音の方向性が違う

E2000とE3000の値段は、E2000が4,470円、E3000が5,580円(final ダイレクトショップ)と、E3000の方が値段も高く型番的にも上位モデルに値します。

だからといってE3000の方が良い音といえば決してそうではなく、聞く音楽の方向性によってE3000が良かったりE2000が良かったりするので甲乙つけられません。

ちなみにE2000はボーカルが前に来るように聞こえる為、ポップスやアニソンなどが合うでしょう。

E3000に関しては全体的にナチュラルで、どの音域もバランスよく聞けます。クラシックを楽しむときなどはE3000の方が相性が良いと感じました。

まとめ

final E2000をレビューをしつつ、兄弟分であるE3000との比較も行ってきました。

ボーカルを前に出すように設計することで、ライブ会場の最前列で歌を聴いているような臨場感を楽しめますし、無理な強調をしていないので、長く聞いてても聞き疲れすることもありません。

一方、音の定位は分かりづらいこと、低音は軽く迫力に欠ける部分もありますので、曲を選ぶという一面も。

実売3,000円程度と手軽に購入できる価格帯ではありつつも、そのパフォーマンスは素晴らしく、コスパという観点では素晴らしいイヤホンだと感じます。

まずは手に取ってみる事、おすすめしたいですね。

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