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EPOS GSP600レビュー・実際の使用感を徹底解説!

5 min

ゼンハイザーEPOS GSP600は、ハイエンドゲーミングヘッドセットの定番です。

定番だと言われるだけあり、そのクオリティは高く、プロゲーマーも好んで使っています。発売から数年が経っているものの、未だに新品・中古問わず購入者が多いんです。

ただ、本当に良いものなのか気になりますよね。

価格は定価は2万円近い価格帯ですが、現在は1万円台中盤で購入できる価格帯までこなれ購入を検討するユーザーも増えています。

そこで今回は、EPOS GSP600の良い評判とよく挙げられる不満点、実際の使用レビューを紹介しましょう。

EPOS GSP600の基本スペックを解説!

  • タイプ:オーバーヘッド
  • 装着タイプ:両耳
  • マイク指向性:単一指向性
  • マイク感度:-47dBV/PA
  • マイク周波数特性:10~18,000Hz
  • ピックアップパターン:Bi-Directional ECM
  • ヘッドホン感度:112db(1kHz,1Vrms)
  • ヘッドホン周波数特性:10~30,000Hz
  • インピーダンス:28Ω
  • 付属品:PCケーブル、コンソールケーブル
  • 本体重量:約395g

タイプは両耳装着のオーバーヘッドと、最も一般的な形です。誰もが想像するヘッドセット、といったところですね。ゲーミングヘッドセットはこの基本形が多いです。

マイクは単一指向性で、感度も良好。周波数特性も幅が広く、人間の声であれば全く逃さずに入力することができるでしょう。楽器なども使えそうですが、ゲーム中には不要ですね。

ヘッドホンも10Hzから30kHzまで対応しており、とても広いです。30kHzまでの音が出る場面はあまりありませんが、10kHzの重低音まで対応しているのはゲーミングヘッドセットにおいて、重要。ゲーム中は爆発音など低音が鳴ることが多いので、ここの性能が低いヘッドセットは使いにくいです。

よしぞー

よしぞー

基本スペックは値段相応って感じだね

ちょっと重いのだけが気になる感じなのかな

あや

あや

EPOS GSP600の良い評判を紹介!

基本スペックはそこそこありますが、スペックが高くても安心はできません。実際に使った感覚が、必ずしもスペックに表れるわけではありませんから。そこで、EPOS GSP600の良い評判を紹介しましょう。

本体の質感が良い

デザイン面に関して、あまり悪い評判を聞きません。

特に、質感を気に入っている人が多い印象があります。ベースとなっているのはプラスチック素材ですが、しっかりつや消し加工されているんです。プラスチック素材はおもちゃ感が出やすいのですが、その原因が「ツヤ」にあります。

そのツヤを消してマットな質感にしているので、高級感があるんです。

デザインはゲーミングらしくどこか近未来的ではありますが、よくある角張ったデザインではなく、丸みを帯びています。

女性でも気に入る人が多そうね

あや

あや

よしぞー

よしぞー

ゲーミングデバイスは無骨で男らしいのが多いし、このデザインは嬉しいね

さらに、オプションにプレートカバーが付いています。本体と異なる色なので、差し色として見た目の印象を変えられるんです。

ただし、ゲーミング用途では良いですが、テレワークなどで使用するにはゲーミングっぽさが出てしまうため、好き嫌い分かれるでしょう。

長時間使っても疲れにくい

EPOS GSP600のヘッドバンド部のクッションは、メッシュ素材です。ヘッドバンド上部には、側圧調整のためのアナログスライダーが付いています。スライダーを内側に寄せれば強まり、外側に寄せると弱まる仕組みです。

ヘッドホンを付けていて頭を痛める原因の多くは、側圧にあります。

強すぎても弱すぎても体に負担がかかるので、適切な側圧を探れるは嬉しいところです。

さらに、イヤークッションは肌に触れるところに関してはスポーツファブリックを採用しています。外側には高級感のある合皮、内側はメッシュです。これも装着時の負担を軽減する仕組みだと言えるでしょう。

音のバランスが良くて幅広い用途で使える

EPOS GSP600はバランスが良い音をしっかりと出す印象です。

フラットで味付けがない音質傾向になっています。高音はやわらかく耳に刺さるような感覚はなく、それでいてしっかりと主張してくれる印象です。低音は強すぎず弱すぎず、重低音もしっかり拾ってくれます。

ゲーミングデバイスだと珍しくない?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

そのとおり! だからこそリスニングにもゲームにも使いやすいんだ

一般的に、ゲーミングヘッドセットはドンシャリ傾向に仕上げられるんです。低音がドンドンと強くなり、高音がシャリシャリと主張することをドンシャリと呼びます。ゲーム中のSEを強調するため、そのような味付けにするんです。

ただ、それゆえにBGMとSEとのバランスが崩れることがあります。リスニングにも使いにくいです。

そのよくある音質傾向にせず、敢えてフラットにすることでBGMとSEとのバランスを改善し、幅広い用途で使えるようにしているのでしょう。

感覚としては、モニターヘッドホンに近いです。

音像定位と音の分離感が良い

音像定位というのは、簡単に言えば音の方向・位置関係がしっかり定まっている状態のことです。音の定位感が良いというのは、右から鳴った音がしっかり右から鳴ったように聞こえることだと考えると良いでしょう。

音の分離感は、それぞれの音をはっきり聞き分けられることを言います。

つまり、足音や銃声の位置感覚を掴みやすく、それぞれの音を聞き分けやすいということですね。

Apexやフォートナイトのようなゲームをプレイするときには、音像定位と音の分離感はとても重要な要素だと言えます。

EPOS GPS600は音の定位感、音の分離感が良く、敵の位置を把握するゲームプレイに最適です。

マイクの音質がクリア

EPOS GSP600は、マイクの音質がクリアです。

野良でボイスチャットをする人は少ないので、人によってはほとんど気にしないかもしれませんね。

ただ、友達同士でプレイしたりする場合には、重要です。マイクの音質が悪ければ、仲間が指示を的確に把握できなくなります。何よりも、ノイズばかり入ってくるようでは不快です。

友達に不快感を与えないため、最低限の音質は無いと困ります。

その点、EPOS GSP600は及第点といったところでしょう。

ノイズが入りにくいように作られており、変に雑音や環境音を拾いすぎるということはありません。配信などで使うなら不十分ですが、クリアに聞こえるのでボイスチャットにおいては全く違和感がないでしょう。

安いヘッドセットを使っている人よりは、圧倒的に通りが良い声になります。

EPOS GSP600によく挙げられる不満点

EPOS GSP600の良い評判を取り上げてきましたが、もちろん不満点もいくつか挙げられることがあります。良い点と不満点を両方考慮して、自分に合うヘッドセットかどうか考えることが大切です。そこで、EPOS GSP600によく挙げられている不満点について紹介しましょう。

値段が高い

単純に、値段が高いという意見は少なからず目にします。

ピュアオーディオだと2万円は安いのですが、ゲーミングデバイスではかなり高級品の部類になるんです。

ゲーミングヘッドセットでは1万円もあれば良いものが手に入ります。安いものだと3000円くらいからあるので、2万円も出す人はそう多くはないでしょう。

値段相応の実力はあるのですが、それでも手を出せるかどうかは別の話です。

加えて、ゲーミングヘッドセットはEPOS GSX 1000やMixAmpなどのようなアンプに繋げることを前提に考えている人も、少なくありません。

ゲーミングアンプだけで1万5000円から3万円はするので、環境全体を整えることを考えれば、値段に不満が出るのも仕方がないでしょう。

アンプを通さないと音がよくないの?

あや

あや

よしぞー

よしぞー

アンプを通さなくても良い音ではあるけど、ゲーミングアンプを通すと全く別次元に定位が分かりやすくなる感じかな

イヤーパッドの耐久性に不安がある

イヤーパッドの耐久性に不安がある、という指摘があります。

半年の使用で破れた、1年で破れたという人も少なくないようです。この点は正直使い方にもよりますが、さまざまな素材をかけ合わせている都合上、縫い目のほつれなどが起きることがあるのでしょう。

ただ、EPOS GSP600はイヤーパッドを取り外し、交換することができる作りになっています。簡単な作業ではないものの、イヤーパッドに関しては破れたら交換するというくらいの気持ちで買う方が良いのかもしれませんね。

結構重い

基本スペックで気になった人もいるかもしれませんが、EPOS GSP600は結構重いです。ケーブル無しで約400gというのは、ゲーミングヘッドセットの中では重量級。300前後がボリュームゾーンで、軽いものだと200g以下というケースもありますから。

重いヘッドセットは、長時間使うと首あたりが凝ることがあります。頭痛に関しては側圧調整で緩和できますが、重量だけはどうしようもありません。ここは、大きなネックとなるでしょう。

密着性が高く、きつく感じる

EPOS GSP600は、しっかりと耳に密着するような作りになっています。

これが、きついと感じる人もいるようです。肌に当たる部分はクッション素材になっているとは言え、圧迫感がなくなるわけではありません。

側圧調整である程度緩和できるものの、快適なフィット感を求めるとどうしても肌に密着する形になります。密着性を弱めるにはフィット感を犠牲にしなければならないところが、悩みどころです。

ただ、しっかり密着するということは遮音性が高いということでもあります。

ヘッドホンの音が外に漏れにくいだけでなく、環境音などが耳に入りにくいという利点があるんです。

よしぞー

よしぞー

ゲームにより没頭できるように、こういうつくりにしたんだろうね

夏場は結構蒸れる

ヘッドバンドはクッション部にメッシュが使われているので若干蒸れにくいですが、耳に関しては夏場は結構蒸れます。

耳に当たる部分はスポーツファブリックというクッション性の高い素材で、内側はメッシュ、外側はPUレザーです。内側は通気性が高い素材なのですが、外側に通気性の低い素材を使っているので、結果的に通気性は悪くなっています。

そのうえ密着性が高いので、夏場は蒸れるんです。

夏場はイヤホンの方が良さそうね

あや

あや

EPOS GSP600は定番ハイエンド! より良い音を求める人におすすめ

EPOS GSP600は、ハイエンドゲーミングヘッドセットの定番です。定番というだけあり、基本スペックは高く、製品としての出来も良い印象があります。音もゲーミングヘッドセットとしては珍しいフラットな傾向があるので、幅広い用途で使えるのが良いですね。

高級なものなので、ゲームだけというのはもったいないですから。

より良い音を求める人、ゲーム以外にも使いたい人におすすめです。

さらに、ゲームに関して言えば、SEを強調させて気分を盛り上げたいというより、音をしっかり聞き分けて勝ちたいという人におすすめだと言えるのではないでしょうか。

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よしぞー

よしぞー

メタバース・ゲーム・音の世界で日々を暮らしています。このブログではゲーミング・VR、音楽鑑賞・オーディオについてデバイス等の情報発信やレビューをしています。

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