ゲーミングヘッドセットは、ピンからキリまでさまざまな製品が販売されています。
とはいえ、有名メーカーのものは1万円を超えることも多く、特にマイク音質にこだわる場合は1万円以上の金額を出さないといけないことが多いです。1万円未満で、マイクがクリアな製品は貴重。
本記事で紹介するのは、6000円前後の価格帯のゲーミングヘッドセット・FIFINE AmpliGame H9です。
この価格帯で、ヘッドホン・マイク共に音質が良好なのが特徴。
そんなFIFINE AmpliGame H9の基本仕様を解説したうえで、本機の良いとことろ気になるところについてレビューしていきます。
メーカー様より協賛いただきレビューしております
目次
FIFINE AmpliGame H9の基本仕様
まずは、FIFINE AmpliGame H9の基本スペックや外観などの、基本的な仕様について紹介していきます。スピーカーやマイクのスペック、デザイン、付属品について簡単に解説するので、気になる方はぜひご参考ください。
基本スペック
- 接続端子：3.5mm/USB
- インピーダンス：32Ω
- マイク種類：コンデンサー
- マイク感度：-42±3dB
- 重さ：260g
- マイク装着時：320g
- 3.5mmケーブル：108cm
- USBケーブル：207cm
- 7.1chサラウンド
以上が、FIFINE AmpliGame H9の基本スペックです。
スペックだけを書き出すと、非常にシンプルな印象があります。それでも、接続端子が3.5mmとUSBの両方に対応しているなどの特徴があるのが、いいところです。
ただ、3.5mmプラグは、PCとのUSB接続時はコントロールパッドに差し込みます。あくまでもPCでコントロールパッドを利用して接続することを考えて作られているためか、3.5mmプラグだけだとケーブルは短めになる点は注意が必要です。
重量軽くない？
あや
よしぞー
実際軽いよ
ヘッドホンのみで使用する場合は、260gです。マイクを装着しても、320gと比較的軽くなっています。少なくとも、装着時に重く感じて首が辛いということにはなりにくい重量です。
さらに、7.1chサラウンドに対応しているのも魅力的。50mmドライバーをしっかりと生かして、臨場感のある音が楽しめます。
外観
FIFINE AmpliGame H9は、安価なヘッドセットにありがちなパッケージの安っぽさがないのがいいところです。ブリスターではなく、しっかりとした化粧箱に入れられています。化粧箱のデザインが、おしゃれなのもポイント。
さらに、本体デザインは比較的シンプルです。
ゲーミングヘッドセットにありがちな派手なカラーバリエーションはなく、差し色もほとんど使われていません。ホワイトカラーならグレーが使われていますが、ブラックカラーなら黒一色の配色です。
いずれにしても、シンプル。
そして、イヤーカップに顔が描かれているのが特徴的です。
あらかわいい
あや
よしぞー
ずっと見てると笑えてくるタイプのかわいさだよね
付属品
- 本体
- 脱着式マイク
- コントロールパッド
- 取扱説明書
FIFINE AmpliGame H9の付属品は、以上の4点です。本体を除けば3点で、必要十分にまとまっています。持ち運び用の巾着やケースがありませんが、6000円前後という価格を考えれば納得のパッケージングです。
さらに、取扱説明書は日本語で書かれています。説明内容もわかりやすいので、ゲーミングヘッドセットを初めて買う人でも安心です。
FIFINE AmpliGame H9の良いところをレビュー
ここまで、FIFINE AmpliGame H9の基本仕様について紹介してきました。今度は、FIFINE AmpliGame H9の良いところをレビューしていきます。本機のヘッドホン音質、マイク音質などが気になる方は、ぜひご参考ください。
コントロールパッドが便利
FIFINE AmpliGame H9には、コントロールパッドが付属しています。USB接続用の延長ケーブルも兼ねており、これが非常に便利です。
コントロールパッドでは、ヘッドホンの音量調節、マイクの音量調節、マイクミュート、7.1chサラウンドのオンオフ切り替えができます。手元で行いたい操作がたいてい手元で完結できるので、非常に使いやすいです。
さらに、サイズ感も大きすぎず小さすぎず、操作がしやすいようになっています。
ヘッドホンのコントローラー、たいてい小さいのよね
あや
よしぞー
小さくて操作しにくいということはないから安心だよ！
そして、USB接続時のケーブル長が約2mもあるのも便利なところです。室内でデスクの前から少し歩きたいときも、ある程度なら着けたまま歩けます。
クリアで粒が立っている音
FIFINE AmpliGame H9の音質傾向は、低音がやや強め、中高音も若干強い「弱ドンシャリ」です。
ドンシャリサウンドに重点を置いたヘッドホンと比べると、若干弱めの味付けではありますが、その分、好みが分かれにくい音だと言えます。
さらに、音がクリアなのがいいところです。どの帯域の音も、比較的クリアに聞こえるため、聞き疲れしにくいのがポイント。長時間ゲームをする場合や、作業用BGMを流す場合にも使いやすいです。
そして、音の粒立ちも価格帯を考えると良好だと言えます。この価格帯だと、音があまりクリアでなかったり、音の粒立ちが弱かったりする製品もありますが、本機はどちらも優秀です。
それぞれの音をしっかりと聞き分けられます。
定位感がよくゲームに使いやすい
FIFINE AmpliGame H9は、定位感も比較的良好です。
定位というのは、音がどの方向で鳴っているのかということ。定位感が良いというのは、音の方向の聞き分けがしやすいということです。
FPS・TPSなどで、足音の方向や銃声の方向から敵をサーチする場合に、有利になります。360度どの方向から音が鳴っているのかハッキリわかるので、ゲームに最適です。
そのうえ、臨場感があるため映画などの映像コンテンツ視聴にも向いています。
また、7.1chサラウンドを適用させると、より定位感が強調され臨場感が増すのがいいところです。
一方、7.1chサラウンドをオンにした場合、音が若干こもりがちになります。
音質を重視したいのか、定位感を重視したいのか、場面によって切り替えるのがおすすめです。
手元で切り替えられるしね
あや
よしぞー
音楽を聞くときはオフ、ゲーム時はオンがいいかも
脱着式マイクの音質がいい
FIFINE AmpliGame H9には、脱着式のマイクが付属しています。
無指向性のよくあるマイクですが、ゲーミングヘッドセットに付属するマイクとしては非常に優秀です。
まず、脱着式という点が優れています。同価格帯のヘッドセットの場合、脱着できないタイプが多いです。脱着できないと、使わないときは邪魔になります。
さらに、FIFINE AmpliGame H9はマイクの音質が比較的良好です。
音がクリアで、違和感なく聞こえます。ノイズが入りやすいということも特になく、ボイスチャットや通話で使う分には、必要十分以上の音質です。少なくとも、聞こえにくかったり相手を不快にさせたりすることはありません。
この価格帯のヘッドセットで、これほどマイクの音質が良好な製品は珍しいです。
1000円・2000円の安いマイクを買うなら、このマイクのほうがいいんじゃないかというレベル。これから配信をはじめてみたいという方でも、入門用としては十分な音質を備えています。
軽くて圧迫感が低い良好な装着感
FIFINE AmpliGame H9は、装着感が良好です。
まず、本体が軽いのがいいところ。スペック上でも、マイクを外せば260gと比較的軽いヘッドホンです。マイクを装着しても、320gと決して重くはありません。そのうえ、実際に装着するとスペック上の数値よりも軽く感じられます。
支えがしっかりとしており、かつ圧迫感がなく、頭頂部にかかる負担が低いのが理由です。
さらに、側圧も弱めになっています。メガネをかけていても、耳が痛くなりにくいのがいいところです。
PC作業中やゲーム中にメガネをかけたい方でも、安心して使えます。
FIFINE AmpliGame H9の気になる点をレビュー
ここまで、FIFINE AmpliGame H9の良いところをレビューしてきました。ヘッドホン音質、マイク音質、装着感などなど、この価格帯のヘッドセットとしては破格の性能です。それでも、一部に気になる点があります。
そこで今度は、FIFINE AmpliGame H9の気になる点を2点レビューしていくので、ぜひご参考ください。
顔のようなデザインは好みが分かれそう
FIFINE AmpliGame H9は、デザインが全体的にシンプルです。
派手な装飾もライティングもなければ、配色もシンプルにまとまっています。ゲーミングだと言われなければ、ゲーミングガジェットだと思われないだろう外観が魅力です。
ただ、顔のようなデザインがイヤーカップにある点は、好みが分かれるところ。
シンプルなデザインを好む方の場合、イヤーカップに絵が描かれているのを嫌う方もいます。
装着時は自分では見えない部分ではありますが、この可愛らしいデザインが気に入らない方には少しおすすめしにくいです。
しかし、初心者向けのヘッドセットとして、コスパが非常に高いので、そこに目を瞑ってでも購入する価値はあると言えます。
ソフトウェアでの細かい調整はできない
FIFINE AmpliGame H9は、ソフトウェアでの細かな調整には対応していません。
専用ソフトウェアがなく、調整は手元での音量調整と7.1chサラウンドの切り替えのみです。イコライザーなどで細かく調整して自分好みの音にしたい方には、少し不向きだと言えます。
だけど価格を考えると納得できる気がする
あや
よしぞー
この価格帯だとソフトウェアないのも普通だしね
FIFINE AmpliGame H9はこんな方におすすめ！
- マイク音質がいいヘッドセットが欲しい方
- ゲーム環境を安く揃えたい方
- コスパが高いゲーミングヘッドセットが欲しい方
- シンプルでかわいいデザインが好きな方
FIFINE AmpliGame H9は、以上のような方々におすすめです。
本機の最大の魅力は、やはり音質の良さにあります。この価格帯のヘッドセットとしては、ヘッドホンの音質もマイクの音質も破格の良さです。特にマイクに関しては、ある程度犠牲になりがちで、1万円程度のヘッドセットでも音がクリアに聞こえないケースもあります。
マイク音質がいいヘッドセットを安く買いたい、使いやすくて安い高コスパのゲーミングヘッドセットが欲しいという方には、最適な製品です。
まとめ｜とは思えない音質で使いやすい！
本記事では、FIFINE AmpliGame H9の良いところと気になる点についてレビューしてきました。
本機は、「値段からは考えられない」という特徴が詰まったゲーミングヘッドセットです。クリアで聞き疲れしにくく、定位感も良好なヘッドホン音質。クリアで使いやすいマイク音質などなど、基本的な性能が高いです。
6000円前後で購入できるヘッドセットのなかでは、間違いなくトップクラスのコスパだと言えます。
超高コスパの使いやすいゲーミングヘッドセットが欲しい方は、検討してみてはいかがでしょうか。