【クラシック音楽】どの演奏家のCDを聴けばいい?初心者向けの選び方のポイントを解説

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クラシック音楽で聴きたい曲を探していると、同じ曲でも様々な演奏家がCD(場合によってはレコードも!)を出している事が分かります。

そんなとき思うのが「どの音源を聴くのが良いのか?」という事。

特にクラシック音楽初心者さんは、試し聴きで判断しきれずに困ってしまうのではないでしょうか?

そこでこの記事では、幼少期よりクラシック音楽に親しみ、音大~指導の道へと進んだ私が「良い演奏の選び方」を伝授します!

選べない!有名な曲になるほどたくさんの音源がある

ショパンのピアノ曲、ベートーヴェンの交響曲などメジャーな曲は収録されているCDだけでも軽く100枚を超える事が珍しくありません。

中には同じ演奏家が10年、20年を経て再収録することもあって、ますますどれを選べばいいか分からなくなってしまいますよね。

さらに昔は「CDショップにあるもの」の中から選べば良かったのですが、今はインターネットで音源データを購入できる時代。

検索するとずらーっと結果が並ぶので、初心者が音源を選ぶのは難しくなったと言えます。

クラシック音楽初心者向け!音源の選び方のポイント

では、そんなクラシック初心者は音源をどのように選べば良いのでしょうか。

へみ

へみ

もちろん試し聴きで「これ好き!」となるのが一番なのですが、なかなか難しいですよね。

そこで私がCDを選ぶ際の基準の中でも、比較的選びやすいポイントを紹介します。

  • 試し聴きの”テンポ感”が好き
  • 世界的にメジャーなオーケストラの演奏
  • ソロプレーヤーは「日本人」贔屓で

それぞれ詳しく見ていきましょう!

心地いいテンポ感の演奏を選ぶ

短い「試し聴き」の中でも、初心者が分かりやすい違いと言えばテンポです。

例としてショパンの仔犬のワルツを上げてみますね。

こちらは「のだめカンタービレ」で主役の吹き替え演奏を担当したラン・ラン氏の演奏。

テクニカルですーっと流れるような演奏です。

こちらは言わずと知れたフジコ・ヘミング氏の演奏です。

緩急があり、じっくり聴かせる演奏ですよね。

どちらの演奏が良いという訳ではありませんが、これだけテンポが異なると「こちらが好き!」という演奏を選びやすいです。

オーケストラなら「都市名+フィル」を選んでみる

交響曲(オーケストラの演奏)も、たくさんの楽団があって選びづらいかと思います。

一つの指針になるのが「国立」「州立」のオーケストラです。

その国のトッププレーヤーたちと、そのプレーヤーたちをまとめる腕を持つ指揮者の演奏なので、外れが少ない音源だと言えるでしょう。

へみ

へみ

日本で言えば「NHK交響楽団」ですね。

欧米は国立・州立のオーケストラが少ないのですが、

  • ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ドイツ)
  • ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(オーストリア)
  • パリ管弦楽団(フランス)
  • ニューヨーク・フィルハーモニック(アメリカ)
  • ロンドン交響楽団(イギリス)

など「都市名+フィルハーモニー(交響楽団)」的な名前のオーケストラは世界各国で人気の楽団の可能性が高いです。

日本人ソロプレーヤーは耳に馴染む

では、ピアノソロやヴァイオリンソロなどはどんな人の演奏を選べば良いのでしょうか?

こちらは楽器や国籍、演奏する曲の作曲家の出身地によって様々なので、もっと解説が難しい・・・

もちろんCDを発売するくらいなので、どの演奏家も素晴らしいのですが、この記事ではあえて「日本人の演奏を選んでください」とおすすめしておきましょう。

聴かせどころやテンポ感が日本人の耳に馴染みやすい音源が比較的多く「買ってみたけどイマイチだった」と思う事が少ないように感じます。

プロはクラシックの音源をどう選ぶ?

続いては、クラシック音楽歴約30年の私が重視している「音源を選ぶ際のポイント」も紹介しておきます。

  • 聴きたいメロディやパートがよく聞こえる
  • 和音のバランスが好みの演奏
  • CD全体の構成が好き
  • 結局選べなくてどんどん買っちゃう

最後!とツッコまれそうですが(笑)

へみ

へみ

長年クラシック音楽を聴いていると、聴き比べのためにもどんどん音源が増えていってしまいます・・・

それぞれ詳しく見ていきましょう!

聴きたいメロディやパートが聴こえる演奏

オーケストラであれば「このあたりはチェロが聴きたい」「この部分は木管楽器の厚みがほしい」など、知っている曲であれば聴きたいポイントがあります。

ピアノソロや室内楽であっても「ここは右手も左手もメロディだけど、どちらかというと左手が強めの方が好み」など、好きなバランスがあります。

複数音源がある時は、そんな「聴きたいツボ」を押さえたものを選ぶようにしています。

和音のバランスが好みな演奏

多い時は100人以上が一度に奏でる事もあるオーケストラ。なので、楽団やメンバーによって和音の響きが異なります。

プロの演奏であれば「音程」はどの音源も正確なのですが、和音の中で強めな音と弱めな音のバランスが異なります。

自分にとって心地よく響く音源は、違和感やストレスなく集中して聴けます。作業用プレイリストには、特に和音重視で音源を加えていますね。

CD全体の収録曲の構成が好みなもの

デジタル音源が無かった時代は、複数のCDを比べた時に「アルバムの構成」で選ぶこともありました!

例えば「ブラームスの交響曲1番」のCDを調べてみると

  • 交響曲第1番のみ
  • 交響曲第1番+1曲
  • 交響曲第1番&第2番
  • ブラームス交響曲全集

など、様々な構成のCDが見つかります。

交響曲(オーケストラ)系は1曲が1時間近くあるものも多いので、まだ種類が少ない方です。

「ショパン名曲集」「モーツァルト・ベスト」など、膨大な曲数がある作曲家のCDはもっと選びにくい!

オムニバス盤など「複数の演奏家の抱き合わせCD」もあるので、こういう時はCD全体で好きな曲・聴きたい曲がどれだけ入っているかで選びます。

どれも好き!5つ以上同じ曲を持っている事もザラにある

とはいえ、色々なCDを集めているうちに同じ曲がどんどん増えていくのが音楽家の性・・・特に好きな作曲家は5つ以上音源がある事も少なくありません。

へみ

へみ

私はブラームス・ドビュッシーあたりで同じ曲がかぶりやすいです。

学生時代の教授のレッスンでは「次練習する曲のCD持って帰って聴く?」とCDをずらーっと並べられたのも良い思い出です(笑)

試し聴きだけだと物足りない人はAmazonミュージック

現在は1曲ずつ音源がダウンロードできる時代ですね。

CDで選んでいた時代と違い、さらに選択肢が増えて選ぶのに苦労する人も少なくないかもしれません。

そこでおすすめなのが「サブスク」でクラシック音楽を聴く事です。

サブスク(定額聴き放題サービス)ならどんどん音源を聴けるので、試し聴きで購入して「失敗したな・・・」となるリスクもありません。

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hemmi

hemmi

3歳からピアノ、12歳でクラリネットを始める。全国屈指の音楽高校に進学し、そのまま音大に進学。
音高音大では専攻のクラリネット演奏のほか、作曲編曲で作品を提供。
首席で音大を卒業後は演奏活動や指導をしつつ執筆活動を行っている。

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